V 入隊前最後の仕事 V ‘Winter Ahead (with PARK HYO SHIN)’ MV (Cinematic Still ver.) Shoot Sketch - BTS (방탄소년단)
この動画の最後の方に、スタッフが彼の入隊とお誕生日を祝うシーンがあります。
この動画を見る前に、Vさんの最愛なるヨンタンが亡くなったことを知りました。その後、インスタでのVさんのコメントも読みました。
最近Vさんは3日ほど休暇を取られたとご本人が写真や動画と共に投稿されていましたが、新曲のプロモーションと重なったのか、その前にヨンタンは虹の橋を渡ったのか。と、いづれにしてもあれだけ可愛がっていたヨンタンですから、Vさんの胸中は察してあまりあります。
以前、ヨンタンは呼吸器系に先天性の問題を抱えているとVさんもおしゃっていたし、なんとジョングクさんのバムにも先天性の問題があると言ってましたね。それぞれ事情があり覚悟はされていたかと思いますが、どうもこの「時期」ということに、私はさらに切なさを感じました。
兵役中は、自分の好きなタイミングで行動することはできません。例えばヨンタンの体調が不良と聞いてもそれだけのために休暇を取る訳にはいきませんよね。ましてやプロモーションのための日程も予定していたかもしれませんし。
昨日見たファンの投稿では、ヨンタンの訃報を聞いたときVさんは部隊で号泣されたと書かれてました。小動物の場合は、突然亡くなってしまうことも多々あるので、私ももう数十年前に愛猫が交通事故で突然失った時はその後もずーっと忘れられませんでした。ですので、彼のそのショックは計り知れません。
これが現役ツアー中であったとしても、同じように帰宅したりはできなかったかもしれませんが、やはり兵役の責任の重さを痛感せざる得ません。私は「個人」よりも「国家」が優先されるという意味での怖さを改めて感じました。
これが今日本でも自民・公明党、維新、国民民主党と泡沫政治集団とカルト集団、それを支持する国民たちが望む先にあるものです。
そして、ヨンタンを失ったVさんへの励ましの言葉を寄せる人々。その中には心からの共感と労わりを持つ人々と、自分を彼に投影しているだけの人びとがいて、非常に面白い様子となっています。
加えて、ヨンタンを失ったVさんに寄せるみなさんの気持ちは本物とは思いますが、毎日1年以上も続くいている悲劇にも関心を寄せて欲しいです。子供たちや家族、罪のない人々が虐殺されてなくなっていく差し迫った危険や悲しみ。
パレスチナの人びとの立場で見れば、アイドルのペットの犬が亡くなったら大量に流れるお悔みや励ましのツイートが流れる世界をどう受け取ればいいのでしょうか。パレスチナにもARMYがいて1年前のイスラエルのガザ爆撃直後、瓦礫の下からBTSやVさんのトレカが見つかりました。すでに亡くなったARMYも未だBTSのマグカップを持って逃げている人もいます。自分たちの命が犬よりも関心を持たれない現実をどう感じているのでしょうか。
自分や家族や親族、国連の職員、医者たちが虐殺されても知らん顔の世界中の人びとを、これからも彼らは愛していけるのでしょうか。