お米屋さんに、お米品薄について聞いてみました。
私は基本玄米を食べているのですが、友人からちょくちょく白米を頂くので、交互に食べています。
7月末ぐらいからお米品薄、というネット記事は読んでいました。今月中ごろ、玄米が無くなりそうで購入しようかな、と思うタイミングでお米がまだ品薄と知り、それでもあまり信じていなくて、明日にでも買いにゆくか、という時に、東北に帰省していた友人に白米を5キロぐらい頂いたのです。 買い物に行ったついでにお米売り場を見たら、本当にお米がなくて驚きました。でも、きっとお米屋さんにはあるだろう、と思っていたんですね。
それで玄米が欲しかったのでいつものお米屋さんに行ったら、店が閉まっていて、遅いお盆休みかしら、と思っていましたが、次の日もお休み。それで電話したら、お米が入荷しないので閉めてらしゃるとのこと。来週は開けますとのことだったので、昨日行ってきました。
無事、おすすめされていた玄米で食べるための玄米「金のいぶき」を購入できました。
でも、そのお店は「金のいぶき」しかお米がなかったんですね。来週には新米が入荷するだろうと店主さんはおしゃってました。
それで、今日、少し離れた以前から気にはなっていたお米屋さんの前を通りがかったら、新米がちょうど入荷されたばかり、お店の中には多種多様なお米があるのです。
ちょうど、店前にご主人がいらしたので「お米の在庫たくさんあるんですね。私がいつも買っているお米屋さん在庫なくて、お店閉めてらして。ぜんぜんお米の在庫なかったんですけど」とちょっとお話しを伺ってみたら
●そのお店は顧客さんにレストランや給食センターのような取引先もあり、そのために量を確保していた。
●在庫があったけど、その店も閉めざる得なかった。それはその店の顧客ではない、通常はスーパーで購入している層が買いに来たが、量制限をしたら「なぜ制限をするんだ」と怒る人が出てきたので、対応しきれずやむなく閉めた。
●この時期は新米が出る頃なので、一番お米の在庫が少ない時期なのでその影響も大きかったのでは、とのこと。
●スーパーと小売店の流通は異なっていて、問屋を通すのは一緒だが、スーパーは在庫が無くなったら都度注文するため、品薄になってしまったのだろう。
●小売店は必要量を1年間分、最初にまとめて注文する。
●お話しを伺った店は、農家さんと直に取引もされている、それで在庫がある程度確保できていた。
●価格も変えていない(スーパーなどは以前よりは割高)
とのことです。
これは東京の割と人の多い区域の話です。その地域によって事情は異なるとは思います。今回の品薄は、自民党農政の失策と言われています。減反政策や備蓄米の調整など、アメリカから輸入する為とも言われていますし。農産物でも畜産物でもいったん減らしてしまったら、簡単には戻せないし、その減らすプロセスにかかる生産者の物理的・心理的負担を考えたことがあるのだろうか。
高温多湿の日本で農業をすることがどれだけ大変か、というのははるか昔オーガニック・コンシェルジェという資格(もう今はないですw)を取る為に学んだ時に、知りました。
日本で農薬を使わないで作物を作るというのはとてもとても大変なことなのだそうです。
どうかすべての生産家・食に携わる方々がうるおい、負担少なくかつ日本国民も負担少なく入手できるように、政府は留意していただきたいものです。