
好きな神様(日本)いますか?② ミステリアスで孤独な神様といえば…
写真:阿佐ヶ谷 神明宮(あさがや しんめいぐう)
「好きな神様(日本)いますか?」を書いた後、そういえばもっとたくさん好きな神様いるなぁと思って、その時=書きなさい! というサイン(本当のところはよくわからないけど、なんとなく)が来たらと思ってました。
先週は例の記者会見があり、当事者もそうですけど、日本国内の彼らを擁護するような発言にかなりもやもや、としていました。
それは被害を受けた方たちは、あきらかに自分たちが被害者であるのに「被害者」としてふるまえず、むしろ自分を責めてきたわけです。それが性加害の卑劣な面です。それがどれだけ心の負担になるか、をおもんば(ぱ)かってあげられないのかなと。
こんなビッグサイズの「もやもや」の時は、神様のお話しがよろしいかと思いまして。そもそも、今回紹介する神様は月の満ち欠けの時に書きたかったのですが……
その前に前回書いた「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」をあまり知られていない、と書きましたが、それは神様事にあまり興味をもっていられない人、お祀りされている神社少ないという基準でした。天之御中主神様は、あの実業家として有名な斎藤一人さんをはじめ、スピリチュアル系の話題を発信されている層には、もう大推しの神様です。念のため。
今回はお名前は知られているかもですが、こちらもお祀りされている神社が少ない神様です。
「月読命(つくよみのみこと)」様です。
King&Prince「ツキヨミ」をイメージされる方も多いかもですね。
一般的には伊邪那岐命イザナギが黄泉の国から帰ってきて、穢れを払った時に生まれた3姉弟神、「三貴神」(みはしらのうずのみこ、さんきし)が、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)の順です。
私のイメージは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は太陽神でちょっと気難しい、月読命(つくよみのみこと)は月・夜をつかさどる神様で孤独・ナイスルッキング、繊細、須佐之男命(すさのおのみこと)は、海・風の神様で暴れん坊、粗野。
少し姉、弟神様に私は偏見がありますw ファンタジー、妄想の類ですが、その理由はもう少ししてからお伝えします。
資料的には以下のとおりです。
資料1
資料2
上記リンクで書かれている通り、月読命(つくよみのみこと)様は、日本神話の中では、ほとんど登場せず、謎が多い神様です。姉・弟は派手な映画化されそうなエピソードがあり、良くも悪くも天照大御神(あまてらすおおみかみ)は「天岩戸」、須佐之男命(すさのおのみこと)は「ヤマタノオロチ」、の印象が強いです。
私がなぜ月読命(つくよみのみこと)様が孤独、美貌の持ち主とイメージし、姉・弟神さまたちに偏見を持っているかというと、
それは山岸涼子著「月読(つくよみ)自選作品集」に多大な影響を受けたからです。最近読み直しましたら、月読命(つくよみのみこと)/作品内ではツクノオ(月之男)様も、けっこうなことやってますね、でした。
この自選作品集は、神話をモチーフにした怖かったり、エロチックだったりのファンタジーなお話しを6本収録。
月読では、ツクノオ(月之男)様は、姉のアマテラスが大好きだけど、疎まれる。姉は乱暴者でみんなに嫌われているスサノオを可愛がり、親密な関係。アマテラスがツクノオを嫌う理由とは……。これは神話と創作が見事にミックスされている話ですが、日本の神様も結構他人(神様)を傷つけたり、殺したりしてますよね。なんだかな。

出版社: 文藝春秋
月読推しの私としては、月が出ていますと「月読命さまー」と月にむかって、手を振っております。日中、太陽に向かって手はなかなか振れないですしw
みなさんは、月読さまにどんな印象持たれてますか?
ちなみに東京で参拝できる場所は
阿佐ヶ谷 神明宮(あさがや しんめいぐう)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)がお祀りされています。
とても美しい神殿であること、お守りの種類が多数あり、そのデザインがとてもすてきということがおすすめの点です。
「神むすび レースブレスレットお守り」
