「問題」は解決しなくていい。
ついつい相談事を聞いてるとその問題を解決したくていろんなアドバイスしたくなりますが、それより根本から変化させることができるという話です。
こんなの思い出しました。
「家事ができない」が主訴の昔々のコーチングセッション。
守秘義務もありますので本質のみ残して内容は思いっきり加工。デフォルメしてお届けしますw
困りごと）
本当は家の中のことちゃんとしたいのにできない。
いつも片付かない。仕事も忙しいし帰ってくるとクタクタ。
本当はもっとスッキリした部屋でくつろぎたいのにできない。
「忙しいから」「クタクタで動けない」ことが「問題」にも見えるけど、もう少しお話を聴き続けてみます。
すると、そもそも私は家事がめんどくさい。めんどくさいから見えないところに関しては少々片付いてなくてもそのままにしてしまう（台所の流しとか、洗濯物を溜め込むとか）目の前だけでもスッキリしてたらそれでいい。
（今はそれさえ出来ない）
前に友人と一緒に住んでいたとき、その子はそれ（溜め込まれる）が嫌だったようで、黙って溜まった私の分の洗い物もさっさと片付けてくれて。ありがたいのだけど、流石に申し訳なく思うようになった。けどやっぱりそんなちゃんとサクサク片付ける気にはなれなくて。そして「ああ私はほんとに家事ができないんだ」って思うようになり、ひとりになった今、ますます出来なくなってます」
え？できないんじゃなくって、
溜め込んでただけ？
溜め込むと出来ないは違わなくない？？
その子のペースとあなたのペースが違うだけじゃないの？
↑私に沸いた素朴な疑問w
元々それで困ったことは？
「うーん、ほんとは早くやったほうがいいってわかってるけど、別にいいかなって。最初は問題にはしてなかったですね。だけど先回り全部やってもらってるうちにこれじゃダメって思うようになって」
↑なんと、問題じゃなかったのに
「ちゃんとすぐやらなきゃ」って問題になってた。
ここまで話して自分なりに出来そうなことってある？
「溜めてもいいなら片付けも少しはできるかもしれない」
これで一旦セッション終了で、
次の機会にどうだったか聞くと…
ああ、（片付け）やってますよ。少しは溜めるけど以前のように溜め込むことは無くなりましたね。普通に仕事から帰って家事して家の中は片付いてます。全然普通。
どうだったか聞いた時のご返答が
当たり前のことを当たり前にやってますよ、それが何か？
そんな感じで答えられたのが印象的で。
あまりの変化と
当たり前のこと感がすごくて
さらっと答えられたこと
問題が問題じゃなくなったことに笑えたw
（無意識レベルで変容すると、「問題」がその人の意識からすっかり消えちゃうから「へ？何言ってんのこの人？」な反応をされることが多いw）
「私はちゃんと出来ない」って思い込んでたのが
「ちゃんとじゃないけど自分のペースでは出来てる」に変容。
「出来ない」という問題が消滅しただけでなく
以前より片付けのペースは上がってて。
結果問題は問題ではなくなりました。
これって全ての「問題」に当てはまる話。
問題視している意識にフォーカスすることで話は全く変わっていく。
大切な人が困ってて相談に乗るとき
ついつい私たちはその「問題」を解決しようとするんだけど
そもそも視点を変えると問題なんてどこにもない。
今もし何かあなたが「問題」を抱えているとしたら
それを「問題視」しているだけかもしれないです。
・・・・・・・・・・・・
まーったく話は変わるけど
沈香のお線香を作りますよ^^
【満席となりました】
沈香の香りは「気を下ろす」。
心の昂りを鎮めてくれる効能があります。
みなさま今日もご機嫌な1日を。
いつも最後までお読みくださってありがとうございます。
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