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【異文化コミュニケーションを深める】社内勉強会レポート

こんにちは。
YNS広報担当の林です。

ラーニングサークル(勉強会)を開催

先月、「職場での効果的なコミュニケーション」をテーマにしたラーニングサークル(勉強会)を開催しました。

弊社では定期的に社内勉強会を開催していますが、これまでは開発手法など技術的なテーマが中心でした。
ソフトスキルをテーマにした勉強は、今回が初めての試みです。

弊社は日本とフィリピンに法人があり、メンバーの国籍もさまざまです。フィリピンや日本を中心に、マレーシアや韓国籍など、多様な価値観を持つメンバーが共に働いています。
今回の勉強会では、そんな弊社ならではの職場環境において、言語や文化の壁を越えて効率的にコミュニケーションを取るためのポイントが紹介されました。
 

コミュニケーションスタイルの違い

講義スライドの一例

例えば、日本メンバーが「It might be a good idea to revise this report(この報告書は修正するのが良いかもしれない)」と言った場合、「修正が必要」という意図が含まれていますが、フィリピンメンバーは「修正は任意」と受け取る傾向にあります。

一方、フィリピンメンバーが「We need to meet tomorrow at 10 AM to finalize this project(このプロジェクトを最終確認するために、明日午前10時に会う必要があります)」と言った場合、日本メンバーは「堅苦しい・対立的」と感じることがあります。

このように、日本語特有のハイコンテクストで遠まわしな表現を好む文化と、フィリピンのより直接的で率直なスタイルの違いから生まれる解釈の違いが、具体的な例とともに紹介されました。
 

お互いに歩み寄るために

講義の終盤では、双方が工夫できるポイントを話し合いました。

▼フィリピンメンバーが工夫できる5つのポイント
間接的な表現を理解する
遠回しなメッセージを受け取った際は、明確に確認するようにする。
階層(ヒエラルキー)を尊重する
年功序列を意識し、適切な敬意を払う。
忍耐強くなる
言語の壁がある日本人の同僚をサポートする。
非言語的なサインを観察する
ボディランゲージに注意を払う。
チームの活動に参加する
仲間意識を深めるために、イベントに積極的に参加する。

▼日本メンバーが工夫できる5つのポイント
❶率直に伝える

ストレートなコミュニケーションを心がける。
英語力を向上させる
理解を深めるために英語を練習する。
カジュアルな交流を増やす
より良い関係を築くために、カジュアルな交流に参加する。
フィードバックを受け入れる
フィリピン人の同僚からの意見を歓迎する。
文化を学ぶ
フィリピンの習慣に親しむ。


参加者の感想

参加者からは、
「一方的な講義ではなく、双方向のディスカッションができて有意義だった」
「コミュニケーションスタイルの違いについて、具体例を交えて解説してもらえ、実践的だった」
といった感想が寄せられました。

筆者自身も参加者として、これまで日本人側の視点からのみ理解していたコミュニケーションスタイルの違いを、フィリピン側から直接意見を聞くことができ、とても興味深かったです。

参加した皆さんの記念写真(一部抜粋)


講師コメント

今回勉強会の企画と講師を務めた、組織開発担当のDaniさんに感想を聞いてみました。


初めてラーニングサークルを主催しました。勉強会を通じて組織に利益をもたらす必要があったため、少し緊張しましたが、参加者の反応から成功したと感じています!

今回のテーマは、事前の社内アンケートで最も投票数の多かったものを選びました。インタラクティブな講義方法は、学生時代のオンライン授業での経験や、2年間保育園で教えていた経験が生かされています。

今後も皆が学びたいと思うテーマを取り入れながら、講義を続けていきたいと思います。



まとめ

本日はラーニングサークルについてご紹介しました。

弊社では勉強会の他にも、各メンバーの知見やノウハウを定期的に共有する機会を設けています。また、プロジェクトが完了するたびに振り返りを行い、進行や手法などさまざまな視点から今後の課題を共有し、よりよいサービス提供に向け改善活動を続けています。

今後も自己研鑽と品質向上に努め、YNSを選んでくださったお客様や未来のお客様にとって、頼れるITパートナーとしての信頼をさらに深めてまいります。


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