宇宙初!?Bubbleでコンビニ決済ができちゃった話
日本とフィリピンの2拠点で活動しているソフトウェア開発会社のYNS。
「低予算」「短期間」「作業負担ゼロ」でDX化・業務効率化が叶う、ノーコード開発にも積極的に取り組んでいます。今回は、Bubbleでコンビニ決済ができちゃった話をご紹介します。
日本独自の文化「コンビニ決済」
コンビニ決済は日本発の文化で、海外ではユニークな決済手段として知られています。オンライン決済代行会社の調査によると、コンビニ決済は日本において、ネットショッピング利用時の第2位の決済手段として多くの方が利用されています。
Bubbleでコンビニ決済の事実検証に成功
弊社のクライアントからも、コンビニ決済を自社サービスで利用してみたいというご相談をいただきます。そこで、Bubbleを利用してノーコード×コンビニ決済を実現できないか、実証を行いました。
決済サービスとしてStripeを利用
Stripe(ストライプ)社は世界最大級のオンライン決済サービス提供会社です。世界45カ国で利用されており、年間の取引額は6,400億ドル(約90兆円)にのぼります。今年3月、同社は日本発の新機能としてコンビニ決済の提供を開始しました。日本国内の利用企業から、コンビニ決済対応への強い要望があって実現したようです。
同社はコンビニ決済に対応するにあたり、従来のシステムとは一線を画した特徴を打ち出しています。
Bubbleでコンビニ決済をどうやって実現できたのか
Bubbleには決済関連のプラグインが多数あり、当初はプラグインの利用を想定していました。
しかし、メジャーなプラグインで何をどう試しても実装できませんでした。Stripeを含めコンビニ決済に対応しているものが無かったからです。
そこで、Stripeが公開しているAPIを呼び出すことで、実装できないかと考えました。
APIを呼び出すとプラグインよりも複雑になるため、まずはドキュメントを読み込み、理解を深めるところから始めました。
次に「これとこれとこれのAPIを利用すれば、要件を実現できるんじゃないか」といった見当を付けました。
その後、実際にBubbleからAPIを呼び出してみました。その際必要となる、顧客IDや決済種別、商品名などのパラメータを変更しながら実証実験を行いました。
気をつけたいこと
①抜け漏れがないようにあらゆるパターンを想定する
どんな仕事でもミスが無い方がいいですが、お金が絡む決済は特に間違いがあってはいけないものです。そのため今回も、実際にお客様のシステムに組み込む前提で検証を行いました。
その際、通常の決済だけでなく、取消しや返金など運用中に起こりうるシーンごとにフローを作成し、抜け漏れがないように行いました。
②全体最適を考える
コンビニ決済を利用したいと考えるクライアントには、それぞれの業務フローや決済フローがあります。決済システムをただ画一的に実装するのではなく、クライアントの業務効率化や将来的な発展につながるように、全体最適を考慮した設計であるべきだと考えます。
まとめ:APIを直接呼べば、ノーコードでかゆいところに手が届く
ノーコードなら、誰でも簡単にアプリやWEBサービスをつくることができます。一方で、ソフトウェア開発者として一定の知識があれば、今回のように一見実現できなさそうなことが叶う可能性があります。
APIドキュメントは読みづらく、慣れるまで時間がかかります。社内にスキルをお持ちの方がいるなら、プロジェクトに巻き込めるとよりよい開発が行えるでしょう。社外の専門家にお任せするのも一手です。
YNSのノーコードなら低予算・短期間・作業負担ゼロで導入できます
弊社ではノーコード開発にも積極的に取り組んでいます。丁寧なヒアリングでお客様が求めるものを明確にし、課題の洗い出しと、最適な解決方法としてシステムのあるべき姿を設計します。
長年に渡りフルスクラッチ開発を上流工程から下流工程まで一気通貫に行ってきた弊社だからこそわかる、フルスクラッチ開発の強みと弱み、そしてノーコード開発の強みや弱みを十分わきまえた上で、最適なご提案をいたします。
ぜひ一度お気軽にお声がけください。
関連記事はこちら