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香りの手帖 京都・鴨川で時間旅行

初投稿の次は、簡単なプロフィールを書こう
香りに対する私なりの考えを書き連ねたりなどしよう
まずどういった人間なのか軽く知ってもらってから
その後に日々の事を綴り
精油の知識・調香のアレコレの話を挟んでいこう

なんて思いを巡らして意気揚々とnoteを始めました。

が、2投稿目から早くも計画崩壊。

昨日夜の散歩をしていて感じた事を書き留めたくなったので、少しお付き合いください。

お話の前に

いずれ自己紹介の投稿でちゃんとご説明するつもりなのですが、私は香りクリエイターとしての仕事以外に、

銭湯

いわゆる

まちのお風呂屋さん

でも働いております。

香り師とお風呂屋さん??

不思議にお思いの方も多いかと思いますが、ひとまずそのようにお覚えいただければ。

それでは。

鴨川の夜風が運ぶ過去の記憶

働いてる京都の銭湯・源湯が今、京都の大学生の学生生活を描いた映画『四畳半タイムマシンブルース』に登場する銭湯オアシスのモチーフになったり。映画の主題歌にもなっているアジカンの新曲『出町柳パラレルユニバース』のMVにも、銭湯オアシス(もはや源湯)が登場していたり。

そんな現在の境遇と、京都で大学生時代を過ごした自身の過去を重ね合わせて、あたかも自分が物語の主役になったかのような気持ちの高まり具合。
こんな時は凡そ加茂大橋などへ行って、デルタで戯れる人々に紛れてひとり感傷に浸っていればいいんでしょうか。

しかしそういった私の思い出が詰まってるのは、やはりもうちょっと北の方。

植物園が近いせいか、どうやら北大路橋の付近には草花の香りや木の香りが多く混じっている気がする。

植物園の植物の香り
京都府立大のグラウンドの土の香り
鴨川の澄んだ水の香り

北大路橋の夜風に運ばれる香りが、少し昔の記憶を呼び起こす。

タイムマシンがなくても時間旅行はできるのか。

主役になりたいわけでもなく、過去の思い出に浸りたいわけでもないけど、鴨川特に北大路橋付近は何度でも来たくなる。
妙に感性が研ぎ澄まされて、とても落ち着く自分がいるから。

いま感じる自分のソトの世界と、その刺激によって変化し得る自分のウチの世界の、絶妙な調和。

簡単に出来る筈なんてないんですが、
出来た気持ちにさせてしまうんだから、

鴨川は嫌いじゃない。

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