「納豆」と「デジタルネイティブ」
ジェネレーションα。
2013年以降に生まれた世代。現実と架空の境界が溶け合う世界に親しみ、育っていく世代。わが家でも6才の子どもが当たり前のようにタブレット端末とたわむれています。
そりゃあ、まわりの大人がみんなスマホをいじってばかりなんだから、子どもがタブレットで遊んでいても不思議はないです。
でも、ぼくなんかは古いタイプの人間なのでしょう。やっぱり手をつかって体をつかって遊んで欲しいと思ってしまうんですよね。折り紙したり、お人形遊びをしたり、ザリガニ釣ったりしてほしい。じぶんとおなじ価値観を持ってほしい、そんな無理難題を押し付けようとしてしまうのです。まったく、大人ってわがままですね。
お正月にそんな事をもやもやと考えながらビールを飲んでいましたが、やがて考えるのに飽きたぼくは子どもに声をかけました。
「はい、そろそろタブレット休憩しなさい。目が悪くなるよ。ね。なにをそんなに熱中しているんだい。ん?」
画面をのぞきこむと、ひらがなの「ほ」をなぞっているところでした。
うーん、悪くない。悪くないなあ。すこしのあいだ一緒にひらがなの書き方を勉強してしまいました。
さて、与太話もほどほどに。
トップの写真は知人からのお土産でいただいた「納豆」です。昔ながらの製法で、わらに巻かれているんですよ。知識としては知ってはいましたが、百聞は一見にしかず。見た目のインパクトがすごいのです。おおよそ食べ物には見えない。
なんとか取り出して茶碗で混ぜてみるのですが、なじみのある発泡スチロールのパッケージのものに比べると、少し乾燥していて混ぜにくい、ねばりも少し少ないように感じました。
しかし味はというと、食べてびっくり。豆、豆、豆。ほくほくした食感。豆感が強くて、噛み締めるたびに凝縮感ある旨味がにじみ出ます。おいしい。いちどこれを食べてしまうといつもの納豆には戻れないと思わせるほどインパクトのある味わいでした。
公式オンラインショップでも販売していますので、
納豆好きの方にはぜひお試しいただきたい逸品です。
きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。