#46 📷 噂されているFUJIFILMの新型カメラについて妄想してみる

2024年10月5日 04:04

今回の記事には全く根拠はなく、単純に私の妄想である。
というわけで、読んでもらっても特に得られる物はないと思うけれど暇つぶし程度に楽しんでもらえたらと思う。

①噂の出所

そもそもの噂の始まりはというと、fujitumorsというサイトである。もしくは、そのX（旧:Twitter）となる。

Fujifilm’s New Camera Coming with New Sensor Size (Never Used Before by Fujifilm)https://t.co/yQ2hNjrA2s pic.twitter.com/cTa8E9zolZ
— Fujirumors (@Fujirumors) September 30, 2024

RUMORSを直訳すると噂となるので、単純にFujifilmの噂という事になる。
信頼性のある情報筋からのリーク情報を共有するコミュニティのようなものらしい。
なので、このサイトに書かれている情報というものは100%では無いけれど、当たっているものも多くある。

②手にしている情報

上記から情報をまとめてみようと思う。
適当に翻訳して得た情報なので、参考程度でお願いします。

信憑性の高そうな情報

1.2025年に新型センサーのカメラが発表及び発売される。
2.新型センサーは、センサーサイズが今までFujifilmが使用していなかったサイズとなる。
（GFXシリーズの中判、XシリーズのAPS-Cサイズ、X10シリーズの2/3センサーサイズ、FinePix系の1/2.3サイズでは無い）
3.2025年登場予定のカメラは、パノラマとして噂されているTX-3(仮称)の物とは別である。（TX-3（仮称）は数年後の予想）

信憑性は低そうだけど今回気になった情報

1.デジタル表示のダイヤル
2.モノクロ専用センサー

③私の妄想

FUJIRUMORSは記事の中でセンサーサイズについてこのように言及している。

新しいフジフィルムカメラはこのセンサーを使用します：

- メディアムフォーマット（Phase Oneサイズ）
- フルサイズ
- APS-H
- マイクロフォーサーズ
- 1インチセンサー
- 2/3インチ未満の小さなセンサー（Finepixカメラでまだ使用されていない）

https://www.fujirumors.com/fujifilms-new-camera-coming-with-new-sensor-size-never-used-before-by-fujifilm/

この中で選ぶ事になるとすれば、私はやっぱりフルサイズが一番来そうな気がしている。

私がフルサイズであると予想する。

1.新規マウントを開発できるか？

センサーサイズが異なると新しくマウントを企画しなくてはいけないと思うが、今のFujifilmにそれは難しいだろうと思う。
現状では生産ラインとしてあまり余裕が無いように思うので、新しくマウントを企画してレンズを開発していくのは難しいように思う。
Xマウントをについてのインタビューを見ても、カメラメーカーにとっての新規マウントというのは重要な事だと思われる。

つまり、新型カメラがあるとしてマウントはデジタル中判GFXのGマウントを使ってフルサイズセンサーにするのか、APS-CのXマウントを使ってそれより小さいセンサーサイズにするのか、はたまた他社のマウントを使用するのか、この3択になると思う。
SONYのEマウントなりで、レンズマウントは同じでもフルサイズとAPS-Cで兼用している事例はあるためこの辺りが現実的なように思う。

Gマウントの簡単なスペック箱の通り。

マウント径は65mm、フランジバック26.7mm、最小バックフォーカス16.7mmの「Gマウント」。制御・情報伝達をおこなう12個もの電子接点を有し…

https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/gfx-50s/feature-core/

対してXマウントはフランジバックが17.7mmとなっている。
（Xマウント仕様は公式サイトから見つけられませんでした）

一応説明するとフランジバックとは、マウント面からセンサーまでの距離となる。オールドレンズ遊びをしている人なら知っていると思うが、フランジバックが長いマウントのレンズならマウントアダプターを介して、フランジバックが短いマウントのレンズが取り付け可能となる。

そして、調べていく中で面白い記事を見つけたので貼り付けておく。

この記事で言うとGマウントはあまりレンズ設計の自由度としては高くは無さそうである。
Gマウントを悪くいう訳ではないけれど、自己採点で自由度が高いとしている訳ではないのであれば、わざわざ新規センサーサイズを立ち上げる時に使うのは違う気がする。
（センサーサイズを落とせば自由度は上がるのかもしれないけど）

以上の事から何となく次の3パターンが考えられると思う。

2.マウントはどうなる

①パターン
Gマウントは不採用として、他社マウントを使用する。

②パターン
Xマウントを使用して、APS-C以下のセンサーサイズを利用する。

③パターン
Xマウントを使用して、APS-Hセンサーサイズを利用する。

私の予想はこの3パターンであり、おそらく①パターン~~だったら良いな~~になると思う。

私の願望が混じっているのもあるけれど、理由としては、Xマウントを利用して小さいサイズのセンサーを使用する事は無いと思うから。
それはマウントは同じでも、また別でレンズ群達を作り上げる力はFujifilmに無いと思う。XC、XFレンズを使って望遠側に振るという手もあるかもしれないがそんな事のためにわざわざセンサーサイズを変えるか、というと疑問である。
はたまた、APS-HセンサーサイズについてはそもそもXマウントで使えるのかわからないので、パターンとして提唱したけれど技術的に出来るかまでは考察していない。センサーサイズが近いので、あくまで可能性としてあげただけとする。

なので、①パターンを押し通してみたい。

3.①パターンであるとするならば

センサーサイズをフルサイズにして、ライカLマウントかライカMマウントになるのでは無いだろうか、と私は思う。
ライカLマウントは、ライカ社、パナソニック社、シグマ社、3社共通のマウントである。
2018年頃から現在まで続いている。

ライカMマウントは、ライカ社で有名なM型ライカに使用されているマウントとなる。

たぶん無いとは思うけれど、ここでNikonのFマウント(もしくはZマウント)が来たりしたら、それはそれで熱いですよね、とかも思うけれど。
（FUJIFILMにはかつて、Nikonのカメラをベースにしてカメラを販売していた事があった。FinePix SP1ROシリーズなど）

ライカLマウントが1番ありそうな気がするけれど、個人的にはMマウントを推したい。

4.ライカMマウントとして

FUJIFILMがセンサーサイズをAPS-Cにしたのは、性能面での事もあるけれど、レンズ交換式のデジタルカメラとしては後発であるから、他社との差別化というマーケティング面での選択であったというインタビュー動画がある。
つまり、実績を積み重ねてきた今ならフルサイズにしたとしても他社とやり合える、という状況になればフルサイズは有るのではないかな、と思っている。
そして、ライカになりたい、旨の発言をして少し炎上していた事もあったように思う。

X100VやX100VIが円安などの影響で値段が上がった事でブランド価値が出たとFUJIFILM勘違いをしている、というような言われようがあったようだが、Xマウントも出ていないX100の開発時点からブランドを作る事を意識していたのが、このインタビュー動画から見てとれる。

実際は、ライカになりたいという訳ではなく中古品が安く投げ売られないようなくらい良いものを作る、という意味合いだったと思うけれど、そういう意味でもMマウントの方が古くなっても長く使ってもらえるのでは無いかな、とか私は思ったりしている。

それにそっちの方が面白いと個人的にも思うのである。

④わたしのかんがえたさいきょうのかめら

というわけで、Mマウントでフルサイズのカメラが出たら嬉しいなという記事でした。

一時期モノクロセンサーも仄めかす噂が立っていた事で、火ない処には煙がたたないと言うべきか、多少なり根拠があるのかと思ったりもした。

そう考えるとモノクロ専用機、のような尖った新製品という路線で考えてみたら、ライカLマウントよりライカMマウントの方だよね、と思った次第である。
公式がXマウントからMマウントへの純正変換アダプターを出しているくらいなので、たぶんFUJIFILM的にもMマウントは他のマウントよりは特別な筈。

ここまで考えて尖った製品と言えば、コシナ様、FUJIFILM様とマップカメラ様で手巻きカメラを作りたいとの動画があったような…..と思い始めたところ、これをフルサイズカメラを作ってもらえたら私は満足である。
CCD神話なんてものは信じていないのだけれど、もし動画機能を省くぐらいに尖っているのであればCCDセンサーでカメラを作るという、他のメーカーがしてない事もしてみてほしいところである。
はたまた、かつて使用していたスーパーハニカムセンサーでも良いかもしれない。

CONTAX のようなチタンレンジファインダーにFUJIROMORSに出てきたようなデジタルダイヤルを付けたりする近未来的なデザインでも、R-D1のようなレトロチックなデザインでも楽しそうである。

fujiromors様より引用
こちらの絵は意図的に作ったもので公式では無いが
面白くて個人的には好きである

まあ、あくまで今回の記事は予想というよりは妄想なので好きに書いてしまいました。

⑤もう一つの可能性

ここまで書いてみて、もう一つの可能性としてレンズ固定式のコンパクトデジタルカメラというパターンもあるかもしれないと思った。
以前に、GFXセンサーのコンパクトデジタルカメラも噂として上がっていたので、それが形を変えてしまった、というパターンである。
これならば、645サイズでもフルサイズでもAPS-Hでも可能性はあるかもしれない。
これがもしかしたら1番可能性が高いような気もする。

追記20241009 噂が更新されて、ハーフサイズのカメラになるらしいとのことです。

⑥終わりに

かなり偏屈な記事になったと自覚はあるけれど、今回はこんなところとする。
読んで頂きありがとうございました。

2024年10月14日には、Xサミットがあるけれどそこで何かしら嬉しい発表がある事を楽しみにしています。

FUJIFILMのカメラシリーズについておさらいしたい人用の記事も書いてありますので、Xサミット前に是非読んで頂けたらと思います。