高齢者向けスマホ基本操作教室
現在、練馬区内の高齢者施設(敬老館、はつらつセンター)で、初心者向けのスマホ教室を開催しています。この取り組みは、1ヶ所の敬老館から始まり、既に2年が経過しました。その後、最初の敬老館からの紹介や練馬区からの要請も受け、現在は6ヶ所でスマホ教室を実施しています。
区の施設で開催しているため、集客は全て施設側にお任せしています。私からは、受講者を最大6人までと制限しています。テキストは、法務局のサイトを参考にしつつ、オリジナル版を作成し、スライドを使用して授業を進めています。
授業では、まず自己紹介をしてもらい、スマホ歴と教室への期待を聞き出します。その後、スマホが現代においてなぜ必要なのかを説明し、スマホでできることを紹介します。そして、各自のスマホを表示し、重要なボタンやアプリで共通して使われるマークの説明、よく使われる用語の解説を行います。
授業前には、以下の約束事を伝えています。
分からないことがあれば、いつでも質問してほしい。
スマホは無理に覚えようとせず、触れ合うことで自然に覚えるようにしてほしい。
同じことを何度聞いても構わない。
最近では、区内の「街かどケアカフェ」でもスマホ相談室を開設しました。コーヒーを飲みながら、スマホの操作方法やアプリの使い方について、1人あたり15~30分程度相談に応じています。多くの初心者は「何を聞けばいいのかわからない」と感じていますが、まずは教室を受けてスマホに慣れ、その後相談室を訪れる方が増えています。
これからは、スマホを高齢者の「コミュニケーションツール」の一つとして強調し、その普及に努めていきたいと考えています。