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ミナミーノ、リーグデビューは突然に。

2020/1/23 29:00 キックオフ @モリニュースタジアム
VSウォルバーハンプトン戦

ご無沙汰してます。
初めて個人レビューなるものをやってみようと思います。

おそらく需要がありそうなのと、個人的にまとめたいからです。よろしくお願いします。笑
ゆるーく行きます。

南野拓実、リーグデビュー

だいたい、ラブストーリーと同じようにリーグデビューは突然来るものです。死んだじっちゃんが言ってた。

この試合では前半の33分にマネが負傷。そのマネに変わって南野が入りました。
そんな中クロップはオリギではなく、南野をチョイス。
理由は次のように語ってます。

サディオの負傷という状況になったことで、私たちはいつもとは少し違う戦い方にした。守備時は4-4-2で、攻撃時はいつも通り(4-3-3)のシステムだ。もしディヴ(ディヴォック・オリジ)を投入していたら、試合の早い時間帯から攻撃的になってしまうからね。彼もすごい調子が整っていたから、投入されて当然ではあったんだ。

前半早々、ヘンダーソンのヘディングで1-0としてたリバプールは落ち着いた試合展開を選択。

ウルブスは前線にアダマ・トラオレとラウル・ヒメネスという強力アタッカーを2人も揃えており、勝っている中で攻撃的に行く必要はない!という事でしょう。なんとも無難な采配。
逆に今までの終盤オリギタイムはガンガンいこうぜ!ってことだったんですかね。

そんな訳で、見た目のポジションでは4-2-3-1の2列目左、左SHでの出場となりました。

なぜ我らがオリギではなく、南野?

フォーメーションを4-2-3-1に変更リバプール。
2センターはワイナルドゥムとヘンダーソン。3は右からチェンバレン、フィルミーノ、南野。1トップはサラーが務めました。
クロップが会見で言ってる通り4-2-3-1(4-4-2)→4-3-3の可変で、攻撃時にはサラーが右よりに張り、チェンバレンがIHのポジションに位置取ることによって可変をしてました。

ではまず、クロップが何故このような布陣変更をしたのか、深堀。

まず1つ目、純粋なWGがベンチにいなかった。
ベンチのアタッカーはオリギ、南野、カーティス。
オリギはCF寄りの選手。南野はSTやOMF。カーティスはIHなどもできるチェンバレン寄りのアタッカー。
このようにWGはいません。そもそもマネの代わりが務まるWGなんていないだろ!ってのは無しで。

2つ目。会見の通り、守備のことも考えたかった。
リバプールの撤退守備は基本的に4-4-2か4-5-1のどちらか。この試合では、マネが1列落ちて4-4-2のブロックを形成してました。
この4-4のブロックを組んだ時の守備の上手さはオリギより南野。クロップはそう考えたのでしょう。

3つ目。これは妄想多めになりますが、南野はこれがリーグ戦デビュー。クロップは南野のメンタル的負担も考慮したのではないかと思います。
この試合は先述した通り、選手層が薄い状態での試合。この試合でデビューせざる終えない状況としての起用なら、周囲からの期待によるプレッシャーも減ると思います。「マネの負傷交代で急遽出場だからしょうがないよね。」「他に起用できる選手も少ないししょうがない」
新加入選手の起用には慎重であること定評があるクロップ。ここまで考えててもおかしくないです。

考えすぎってのも全然あると思うけどね!!

ミナミーノの評価

リーグデビューしたその日に、女優との交際記事が出るあたりさすがだと思います。
抜かりがない。これは今後も期待です。

え、その話じゃない?すみません…。(柳ゆり菜初めて知ったけどめっちゃ可愛いっすね。)

さぁ、気を取り直して。
南野は前半は4-2-3-1の3の左。後半はチェンバレンと左右交代し右サイドに。というような起用となりました。

この試合ではちょっと話題にもなってますがサラーのエゴが強めな日。月イチの周期でやってきます。(○理かよ。)

サラーがエゴ強めなのはある程度元からなので例の件は置いといて、このような日は足元で受けたがります。元々背負うのも上手く、近年は足元で受けがちですが、この日はいつもより顕著だなぁーってイメージでした。
サラーの後ろにいる、南野、フィルミーノ、チェンバレンの3人はライン間で仕事ができる3人。
何が言いたいかと言うと、ライン間(相手の守備ブロック2列目と3列目)で4人が受けたがり、渋滞が起きます。基本的には裏を狙う選手が奥行きを作り、相手のDFラインを下げさせることにより、ライン間が活用しやすくなります。いつもはマネもいるので裏への狙いは充分となり、フィルミーノやチェンバレンが活きます。しかしこの試合ではそう上手くもいかず、攻撃が停滞する羽目になりました。

結果的に見れば南野は全く目立つような活躍はできませんでした。

ただ、そんな中でも相手が嫌がるエリアでボールを要求し続け、味方の動きを助けるオフザボールの動きは素晴らしかったです。

ミナミーノの今後

先に簡単に言わせてもらうと、南野の心配はいらないでしょう。

「お前、さっきは活躍できなかったって書いてたじゃん!」

ええ。書きました。それはこの試合だけのお話ですから。笑
そんな来て一ヶ月も経たないうちに5ゴールも決めるバケモンなんてどっかのなんちゃらランドとかだけですよ。笑

この試合では南野自身が持ち合わせてる良さは十分出てましたし、周りからも信頼されてるようなパスの出され方でした。これから時間が経てば間違いなく連携、理解も深まり、リバプールの勝利に貢献するようなシーンも増えてくることでしょう。
プレッシングやフリーランの走り方に迷いが見えたのでそこはしばらくご愛嬌ですかね笑

交代出場直後にこんなヒールタッチするメンタルを持ち合わせてるので心配は無用なのかもしれないですね笑

明日のFAカップでももしかしたら出場の可能性があるので期待しましょう!


リボン画像:サッカーキングさんより

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