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2024年牡馬トライアル・弥生賞は「外厩三国志時代」に注目せよ!

「ダービーに始まり ダービーで終わる」


競馬に携わる人たちの目標は日本ダービー

今週からクラシック出走に向けてトライアルレースが始まりますがあなたはどんなところに注目していますか?

騎手?厩舎?種牡馬?

私は「外厩」に注目しています!
外厩は今や戦国時代

いや

「外厩三国志時代」


に突入しているんです

1.外厩三国志時代の突入

現在外厩の三強は
ノーザンF生産馬を取り扱う西のNFしがらき、東のNF天栄
そして社台F生産馬を取り扱う山元トレセン
異論はあるでしょうが私はこの3つだと考えます
全て社台系で身内なんですがお互い強いライバル意識を持っている
その三強牡馬クラシック戦線において近年パワーバランスが崩れていることに気付いている人はどれだけいるか

【直近5年 外厩3強の皐月賞出走頭数比較】
★印は皐月賞勝ち馬を出した外厩
2019年 山元TC:1 ★NFしがらき:7  NF天栄:1  
2020年 山元TC:0  NFしがらき:5  NF天栄:1
2021年 山元TC:1  NFしがらき:8 ★NF天栄:2
2022年 山元TC:4  NFしがらき:6 ★NF天栄:3
2023年★山元TC:1    NFしがらき:6  NF天栄:0

【直近5年 外厩3強の日本ダービー出走頭数比較】
☆印はダービー勝ち馬を出した外厩
2019年 山元TC:0 ☆NFしがらき:8 NF天栄:2
2020年 山元TC:0  NFしがらき:7 NF天栄:2
2021年 山元TC:1 ☆NFしがらき:7 NF天栄:4
2022年 山元TC:3 ☆NFしがらき:6 NF天栄:2
2023年 山元TC:1 ☆NFしがらき:5 NF天栄:4

※2023年タスティエーラはダービー前に輸送を考慮して天栄使用もしがらきのスタッフを天栄に呼んで調整したので実質しがらきでカウント

2.三強外厩の特徴


◎NFしがらき(直近5年で皐月賞1勝、ダービー4勝)
数にモノを言わせ毎年皐月賞18頭枠の約1/3を占める
その割には皐月賞は勝てないがココを叩いてダービーを勝つことに全力を注ぎ直近5年でダービー4勝(勝てなかった2020年はコントレイル三冠)

〇NF天栄(直近5年で皐月賞2勝)
少数精鋭ながら皐月賞には強く直近5年で2勝し2022年にはワンツー
しかしダービーはここ数年勝てていない
古馬や牝馬に強く、その実績で他を凌駕して文句は言わせない

▲山元TC(直近5年で皐月賞1勝) 
昔は天下を取っていた名門だったがNFに圧されて凋落
しかし2020年に坂路の大改修をきっかけに復活の兆しを見せ昨年の皐月賞を制覇
今の欧州要素の高い馬場に適性を示す馬が多い

注目すべきは2022年
この年に皐月賞出走頭数で山元TCがNF天栄を上回った
結果はNF天栄のワンツーで面目は保ったが
これは外厩だけに注目するとなかなか大きな出来事で
その年のダービーの出走頭数でも山元TCが天栄を凌駕した

そして翌年2023年は
山元TCは1頭のみ出走と数は減らしたものの
皐月賞1着、ダービー2着と成績でもNF天栄を超えた

以上踏まえた上で今年の皐月賞出走権争いを見てほしい

3.皐月賞出走権争い(フルゲート18頭)


【優先出走権】
弥生賞①②③
スプリングS④⑤⑥
若葉S⑦⑧
【賞金順】※太字は弥生賞出走予定馬
⑨ジャンタルマンタル 6600万  山元TC
⑩レガレイラ     3900万  NF天栄
シンエンペラー   3400万  NFしがらき
⑫ダノンデサイル   2450万  山元TC
⑫ビザンチンドリーム 2450万  NFしがらき
⑫ジャスティンミラノ 2450万  NFしがらき
⑮エコロヴァルツ   2400万
⑯サンライズジパング 2090万  山元TC ※弥生賞回避
 ゴンバデカーブース 2000万  山元TC ※手術明け
⑰アーバンシック   1700万  NF天栄
⑱サンライズアース  1600万  NFしがらき
ダノンエアズロック 1200万  NFしがらき
⑲ウォーターリヒト  1200万  
シュバルツクーゲル 1150万  山元TC
㉒パワーホール    1000万
トロヴァトーレ    900万  NF天栄

仮に皐月賞の優先出走権を賞金下位の他外厩の馬が独占したとすると
皐月賞出走ボーダー18頭内で

山元TC   3頭
NFしがらき 4頭
NF天栄   2頭(うち牝馬1頭)

NF天栄は皐月賞の出走頭数は
2023年0頭
2024年は牝馬レガレイラを除けば17番目のアーバンシック1頭のみ

提灯記事しか書けない競馬マスコミに代わって私が言います

NF天栄は大不振ではないのか!!!!


4.弥生賞の注目ポイント


・牝馬を牡馬クラシックに回すほど手薄なNF天栄牡馬陣のトロヴァトーレは本当に強いのか?
・満を持して出走するダノンタッチダウンはやはりNFしがらきのエースなのか?
・ノーザン育成→NF天栄外厩のシンエンペラーがであえてこのレースを使う本当の意図は?
・シンエンペラーは何故坂井瑠星騎手ではなく今回だけしか乗れない川田騎手なのか?
・今年絶好調の山元TC組(シュバルツクーゲル、レッドテリオス)の複勝圏内は無いのか?

今の段階でこれだけ外厩を切り口にして考察していますが
たぶん弥生賞はオッズが厳しくなりそうなので
見(ケン)すると思いますw

知らんけどw

サポートしてもらうようなこと何も書いてませんw