少頭数レースで有効な馬券種とは①
競馬を毎週のように楽しんでいる皆さま、そろそろ自身の馬券年間回収率が気になってくる頃ではないですか?
今回はそんな競馬ファンの皆さまに向けて、私の独特なレース選択、期待値から導き出す馬券の種類について書いてみたいと思います。
題して
「少頭数レースで有効な馬券種とは」
少頭数レースの定義
9頭以下 少頭数のレース
10~13頭 平均的な頭数のレース
14頭以上 多頭数のレース
私は出走頭数が9頭以下のレースを少頭数レースと位置付けしています。
二桁10頭以上は普通の頭数レースで14頭を超えると多頭数レースと定義。
まぁ感覚ですが。
少頭数レースは買わない人が多い
少頭数レースは馬券を買わない、という方も多い。
その理由として以下のような意見があります。
・オッズがつかない
・人気馬が実力通りに走りやすい
・堅そうに見えて変な馬が来るから嫌だ
・単純にレースを見ていて面白くない
理由は人それぞれですが、買うor買わないを決める権利は本人次第。
しかし私は思います。
『少頭数のレース、という理由だけで買わないのはもったいない!』
そして、少頭数レースを買う上で理解しておかなければいけないのが、JRAが『パリミチュエル方式』を採用している、ということ。
パリミチュエル方式とは
馬券を買う方は知っているでしょうが、JRAで発売している馬券は『パリミチュエル方式』という配分方法を採用しています。
簡単に言うと、親元(JRA)は馬券の総売上から手数料(20%以上)を引いて的中したときの配当金を支払っている。
たまに「打倒JRA!!」とか言って馬券を買っている人がいますがそれは間違い。馬券を買えば買うほどJRAは潤っていくシステム。
馬券を買っている人が戦うべきは”他の馬券購入者”ということをお忘れなく。
そしてパリミチュエル方式を採用している以上、少頭数レースには大きなデメリットが生じます。
それは「期待値がとれない」こと。
とれない、というより「とりにくい」が正解か。
期待値とは
ちなみに期待値ってなに?という方に
ただし競馬においては期待値計算は無駄だ!という方も多い。その理由は的中率(勝率、馬券内率)が正確に計算できないから。
ある意味その意見は正しいと思いますが、私はデータや経験に基づいて的中率(勝率、馬券内率)はある程度出せるはず、と考えています。
いまのハイレベルなJRA馬券購入者が参入している現状、期待値も何も考えずに馬券を買って、年間回収率100%超えることはほぼ不可能でしょう。
少頭数は期待値がブレない
・パリミチュエル方式という配当方法
・期待値の計算方法
を理解してもらったうえで、なぜ少頭数レースで「期待値がとれない」のか説明したいと思います。
すべての馬券が期待値1.0を超えない複勝馬券
すべての馬券が期待値1.0を超えない例として複勝馬券があります。
複勝馬券は当てやすい反面勝てない馬券であることは皆知っていると思います。
たとえば8頭立てなら
複勝馬券は8通りあり、3点が当たり馬券、5点が外れ馬券となります。
外れ馬券が5点しかなければ、誰もが的中率(馬券内率)を予想しやすく、その結果8点とも期待値が1.0を超えないということが起こる。
期待値1.0を超えない複勝馬券を買い続ければ勝てないのは当たり前。
つまり少頭数レースでも同じことで
外れ馬券が少ない馬券種では基本期待値1.0を超えにくくなる
ということ
では外れ馬券の多い馬券種ではどうなのか。
3連単は期待値1.0超えが発生しやすいが難しい
複勝馬券に比べて3連単という馬券は期待値1.0を超えやすく、期待値を理解して勝っている人は3連単購入者が多い。
それはなぜか、もうわかりますよね。
8頭立てのレースで3連単をすべて買うと336通り。
当たり馬券は1点だけなので、外れ馬券は335点もある。
これだけ外れ馬券があると人気馬の組み合わせや着順によってオッズや的中率(馬券内率)の乖離やズレが生じ、期待値1.0超えの馬券が多く発生する。
しかし3連単馬券には大きな壁が立ちはだかる。
それは馬券的中率の低さと期待値計算の難しさだ。
この壁があるため、皆3連単の購入点数を増やし、ある程度期待値の低い馬券を混ぜつつ大きい配当待ちという手法を取らざるを得ない。
3連単で的中率を求め、買い目が増えると回収率に響く。
これは永遠のテーマですね。
まとめ
以上、2000字を超えてしまって、読んでもらうのも(書くのも)大変なので、有効な馬券種の記事はパート②で書いてみたいと思います。
実際のレースで私が購入した馬券を例に書きますのでどうぞお楽しみに!!
サポートしてもらうようなこと何も書いてませんw