カリフォルニアの運転免許
永住権が降って湧いてきた人がカリフォルニアの運転免許を取得したので、Tipsをまとめる
申請
ネットからApplyできる。
同じお金を払うならREAL IDで申請した方が良い。
理由としてはアメリカ国内線の飛行機に乗るときはREAL IDかパスポートを要求されるが、グリーンカード(実はこいつはREAL IDです)と非REAL IDの旧型免許を両方持つのはめんどくさいため。
REAL ID免許ならパスポートもグリーンカードも家に置いておける。
必要書類等は公式サイトに書いてあるので読んでね。
(追記: 法的にはグリーンカードは持ち歩かなくてはいけないが、紛失時のリスクを考えると誰もそんな事やってない。私はスマホの1Passwordってアプリに画像データを保管してる。)
ペーパーテスト
オンライン受験できる。Webカメラが必要。
ネットに流通してる過去問は古く、丸暗記だと30%くらいしか役に立たない。
基本的な数字、標識や道路の線のルールは過去問と同じなのでやっておいても良いが、教科書を一通り読んでおけば、日本で十分な運転経験のある私のような田舎民の優良ドライバーなら常識的に考えれば一発合格できると思う。ペーパードライバーさんはがんばれ。
書類提出
予約してDMVに行くことをおすすめします。急ぎの場合は朝早くに突撃すればすんなり入れるかも?
REAL ID
REAL IDで申請する場合、住所を証明する書類が2通必要。
発行した組織や会社の名前と、自分の住所が書かれてる書類。
詳細はこの辺を見て。
私のような移住したて無職の場合書類を揃えるのがめんどくさかった。
Bank Statement
Rent Contract (Sublease)
の2つで最初挑んだが、subleaseだとダメらしく、旧型通常免許のApplicationに変更されてしまった。
実技試験時に追加書類(健康保険のドキュメント)を持っていったら手数料なしでREAL IDに戻してくれたので主張すれば良い。
戻す手続きはDMVのパソコンから仮免許番号を入れつつ再度applyし、confirmation IDか何かを窓口に伝えるというめんどくさい方法であった。
ちなみに追加の書類として、USPSの住所変更とそのconfirmationとかにもチャレンジしたが、以前の住所は従兄の家でそこの住所が書いてあるIDを要求されて無理ゲーでした。IDをこれから作るねんwww (GCに住所はない)
視力検査
カリフォルニアのDMVでされる視力検査の基準は、両目, 片目ずつの3回の試験で20/40(0.5)全て満たしていることなのだが、実は厳密には両目と片目で20/40を満たしていれば、悪い目で20/70 (0.28)あればOKだったりする。
20/70のテストは自分で主張しないとやってくれないので、片目がちょっと悪い人は主張すること。
私は日本では視野角の例外規定でメガネ不要なのだが、20/70のテストに通らなかったのでメガネ規制がついてしまった。あともう少しでなんとかなるので視力回復して外したい。
実技
ネットから予約することになる。
おそらく難しく、人気が低い模様のサンフランシスコのDMVで受けた。
速度制限は、駐車場内5mph, 公道は住宅街なので25mphで一定なので楽。
危険でない限り他車のクラクションはガン無視して良い。
私は従姉の車と体を借りたので、国際免許で一人受験ができるかは試していない。
車両を持ち込むのだが、従姉の車の登録更新がお金は払っているが排ガスチェックをまだしていない(要は今年の登録証がない)状態だと当日判明。DMVでお願いしたら、排ガスチェックに行くための当日限りの運行許可証を発行してくれ、それで試験を受けられることになった。
アメリカってこんな感じでおおらかなとこがある。
出発前のチェック
クラクションやウインカーなど、車の基本的な機能の動作確認。操作スイッチの位置を指し示す作業と手信号のテスト。
バック試験
DMVの駐車場の中で、直線が書かれたレーンの一番前まで行き、後ろを向いてバックする。ハンドルまっすぐにして動かさなきゃ通る。
公道走行
DMV周辺をぐるぐる回る。注意点としては以下の通り。
赤信号時右折禁止標識
私は初回の実技でこの標識を見落としてしまい一発不合格。10年以上メガネ無しで運転してきた事による脳の混乱とか緊張とかもあったのではないかとは思うが、地元民でもたまに間違えるらしい。
試験官から言われたのは、「赤信号右折は安全を確認したらしても良い、というだけなので、右折しなくても減点にならない。後ろの車がクラクションを鳴らしてきてもガン無視して良い。落ち着いて標識をじっくり見てから動けば良い。なんなら信号変わるまで待ってもOK.」ということ。
右左折前に入る予定の車線を心づもりしておく
サンフランシスコは一方通行がそれなりにあるため、右左折後にどこに入るかを事前に考えておく必要がある。日本でもアメリカでも、右折(アメリカの左折)時他に車がいなければどこの車線に入っても黙認されるだろうが、免許試験としては一番近い車線に入らなくてはならないので、侵入先車線を考えてから曲がること。
車線変更、右左折時の目視確認
首を振ってちゃんと確認しましょう。
縦列駐車の試験は無かった
よく言われているが、存在しなかった。
ハンドルも車を入れる側も左右違うし、日本では駐車違反が厳しくなってから縦列駐車することがあまりなくなっているため、練習しておいても良いかもね。
結果
2回目の実技で合格。-3点でした。左折時に交差点内への侵入深度がちょっと深いと言われた。そんな侵入した記憶はないんだが、日本の感覚とアメリカの感覚の差なのかもしれない。
アドバイス項目は無し。
まあ受かったから結果オーライ。
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