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テック徒然草 -- 09/2024

シアトル周辺は早いもので秋も後半の気配、ここからまた長い冬がやってきそうである。多くの人はシアトルの夏を絶賛するのだが、私個人としてはこの夏と冬の間に訪れる短い秋が大好きである。空気が澄んでいて、色づいた木々が美しく、そして空はただひたすらに青く高い。仕事で疲れた時でも少し外に出て空を何も考えずに眺めているだけで気持ちがふと軽くなる。そんなシアトルエリアの9月である。


そんなこと言いながらまた出張ばかりしてました

毎度のことなのでも食傷気味ではあるが一応写真だけ載っけておく。

ゴールデンゲートブリッジを臨む
サンフランシスコのオフィスから
MBA時代にSF市内でインターンしてた時はこのバス停を使って通っていた。ずいぶん綺麗になった
PyTroch Conferenceにもいました

ベイエリアの麺類事情が羨ましい

うまい
うまい
うまい

いやはやベイエリアのラーメン、というか麺類全般、レベルが高い。これに加えて一風堂にも行ってきたのだが、シアトルを量と質で凌駕している。もちろんシアトルにも美味しいところはあるが、うーん今日はNagiにしようかな、隣の丸亀製麺にしようかな、いやぁちょっと行けばHajimeもあるしなぁ、みたいな状況にはない。

誰か仕掛け人みたいな人がいるのだろうか。この辺りベイエリアにおけるラーメンの歴史を語ってくれる人、お待ちしています。

AIを手にした人類の未来は明るいのだろうか

PyTorch ConferenceやらAI関連のConferenceに行くことが多く、色々と考えさせられるのがAIの未来である。こちらは10月に入ってからの話であるが、Teslaのロボタクシーやロボットには驚かされた。AI x ロボット関係はVCの投資が活発なエリアだとは聞いていたが、まさかここまで進んでいるとは思わなんだ。

AIのテクノロジーとしてのインパクトは過去の大きなテクノロジーシフトに比肩する、ないしは凌駕すると考える人が多い。私にとって一番最初のテクノロジーとの邂逅はインターネットである。おそらく私と同世代は皆そうではなかろうか。

最近、会社の同僚と一緒にゲームしたりするのであるが、面白いのは2000年代に遊んだソフトの話が合うということである。私と同世代であれば、AOEやDiabloなどなど。インターネットは情報が国境を越える障害を取り払ってくれた。私はゲームを通じ、インターネットというものの威力を初めて明確に意識した(日本語話者でない人たちとインターネットを通じてリアルタイムで一緒にゲームをするという経験)ので、AOEなどを様々な出身国の同僚とやるのはなかなか感慨深い経験であったりする。

私は、所属する会社や団体と一切関係のない個人的な意見として、AIは人間を置き換えるのではなく、人間は共存してくと思っている。勿論一部インパクトを受ける仕事はあるだろうが、全体的にみて人類にはポジティブな影響があるという見方をしている。これは過去のテクノロジーが自分に対して良い経験をもたらしてくれたことが多いに影響しているような気がする。インターネットが出てきた時だって恐怖論はあったし、勿論インターネットがあったからこその悲しい事件もあった。でも世界はインターネットが普及する前よりは良い世界になっていると私は思う。願わくば、AIも今の子供達にとってそう思えるテクノロジーであって欲しい、と思いながら仕事をしている。

Product Managementという仕事をして良かったな、と思うのは、どんなProductも宿命的に成功したり失敗したりするものではない、ということを学べたことである。勿論、世の中の大きな流れを見落としていては成功しない。一方で、時季を掴んだProductであっても、それに関わる人の努力や直向きさや諦めない心の多寡によって、成功したり失敗したりする。そういった意味でAIに今関わる我々の職業倫理は試されているし、未来を作る仕事としてはとてもやりがいがあるのではなかろうかと思っている次第である。

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