![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87650950/rectangle_large_type_2_c28f48f3d64e5caadc97c95278799ebf.jpg?width=1200)
34文字の救いの呪文
Supercalifragilisticexpialidocious
この34文字の英単語で始まった。
なんだろう、この胸のざわめきは。
曲が進むことにゾクゾクして、もっともっと求めたくなるこの感覚。
福岡2日目。配信が行われている中で始まったSuper Cali。ここまで解禁されている情報はアーティスト写真、ジャケ写、トラックリストのみで、一体どのような曲なのか、MVはいつ公開されるのかは不明で多くのJAMはこの曲の解禁を待ち遠しく思っていたのではないのでしょうか。私もその一員で、どんな曲なのかが知りたくてずっとウズウズしていました。
そして始まったライブ。愛知、大阪、横浜そして福岡。JO1としては初となるアリーナツアーで、沢山の人がこの日を待ち遠しくしていたのではないでしょうか。コロナで様々な制約がかかり、思うように活動できなかった3年間。少しずつ制約も緩和して始まったツアー。このライブで初めてJO1に会った、というJAMは沢山いると思います。私もその一員です。ヨントンだったり、配信ライブだったり。去年のOPEN THE DOORも全国で開催される予定でしたが幕張のみとなり、生でJO1を見る機会というのはかなり限られていました。
会いたいのに会えない。
沢山のJAMはこう思っていたと思います。けれども、TwitterなどのSNSでJO1をただひたすら、ガムシャラに応援するJAMは本当にかっこいいですし、好きを貫き通すということ自体立派なことだと思うんです。
PROTOSTARから始まり、STARGAZER。やがて星となったTHE STAR。
新たな自分を探す旅に出た、CHARENGER、STRANGER、WANDERING。その集大成のKIZUNA。
このKIZUNAをコンセプトに今回のツアーは構成されています。
そして、アルバム後の新たな章の始まり。
MIDNIGHT SUN
直訳すると真夜中の太陽。真夜中と太陽という2つの対となる単語が並んでいます。この文字面から混沌としている世界が思い浮かびますよね。
そして、MIDNIGHT SUNの表題曲であるSuper Caliは34文字のあの呪文から曲が始まります。
アメリカのミュージカル映画で有名なメリー・ポピンズ。そのメリー・ポピンズの劇中歌のフレーズです。
Supercalifragilisticexpialidocious
この歌詞は曲中でどのように使われているかを調べてみました。
この曲では、困難な状況を説明する言葉、そして人生を向上するための魔法の言葉として、この単語を使う場面が描写されている。またこの曲は、劇中のアニメーション場面で登場し、メリー・ポピンズが競馬で勝利した後にレポーター達の取材攻勢を受ける場面で、ある質問に対して今の彼女の気持ちをうまく説明できないときに歌われる。そんな時でもメリー・ポピンズは動じず、彼女が知っているある単語についての歌を歌い始める。
要するにこの呪文は、困難な状況から救おうとしてくれる呪文なのです。
JO1の歌詞ではどのように使われているかと言うと、
俺を目覚めさせる 自由なFeeling
自由な感情を目覚めさせてくれる呪文であることがわかります。
今回の歌詞を見てみるとひとつのことが分かります。
JO1は何者かに追われているのではないか
ということです。
サビの歌詞では
GOTTA RUN A RUN A RUN AWAY
直訳すると「逃げ出さなきゃいけない」という意味です。他にも
全力でWANT IT 100度 向け RUN IT
無意味さ 高い壁 MY PASSION I OWN IT
全力でWANT IT 100度 超え RUN IT
つかめ 吹いてくる運命を I OWN IT
運命を掴むために全力疾走している様子などが見受けられます。
彼らは自分たちの運命のために何者からか逃げている。そして、逃げ切るために呪文を唱えているのではないか、という考察を私はしています。
そして、もう1つ気になる歌詞があります。
DEAL WITH DEVIL FOR THE TOP DON'T SCARE
直訳すると「その頂上のために悪魔と取引するのは怖くない。」という意味です。これは、キリスト教の「悪魔の取引」の喩えが用いられています。
彼らが目指すゴールのために、何を犠牲にしても構わないという覚悟が見受けられます。
このSuper CaliはJO1が
何かから逃げている
助けを求めるために呪文をとなえている
ということがわかります。あくまでこれは私の考察のひとつに過ぎませんが、聴けば聴くほど色んな解釈が出来て奥深い楽曲になっていますよね。さすがJO1だな、と心底実感しています。
最後に私が着目したのは、メンバーの衣装です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87648214/picture_pc_e060e48c4d7c0d8baac69e719ca8acd6.png?width=1200)
真ん中の碧海から左は白寄りの衣装。右は黒よりの衣装となっていて、碧海だけ白と黒がモチーフになっています。左が太陽(Sun)、右が真夜中(Midnight)を表現しているように見えます。
フォーメーションを通して衣装を揃えてくるなんて凄いですよね…。
中でも私が着目したのは碧海です。
彼は昨年、皆さんご存知の通り一時期休養をしていました。沢山の人がより一層彼の事を想った時期だったと思います。復帰して今回、彼が真ん中に立つことで、
ひとりじゃない、みんなが着いている。
ということを表しているようにも見えます。これは碧海推しの子から聞いた感想だったのですが、その感想が私の中でストンと落ちたので今回記事にさせて頂いております。
センターと聞くと多くの人は1人だけ別格に輝いている、1人だけ分量が多いなどの印象を持つと思います。けれどもJO1のセンターというのは、1人だけ別格などではないのです。真ん中の人をみんなが支えて、より一層素敵な作品に仕上がっていると私は考えています。
ここまで、様々な考察を乗せて行きました。私がこの記事を通して言いたいことはSuper Caliは
聴けば聴くほど色んな考察が膨らむ素敵な曲
だということです。あくまでここに載っているのは私の考察です。是非皆さんの意見や感想も教えてください!!
ここまで読んでくださった読者の方、ありがとうございました。
Mimi.