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未経験から仕事をゲットするには?ライター歴10年目の私がやったこと
こんにちは!フリーランスライターの中田優里奈です。
先日、ライター歴10年目に突入し、これまでの振り返りもこめて「未経験からライターになりたい人へ。フリーランス歴10年目の私が伝えたいこと」を書きました。
お読みいただいた方、ありがとうございます!いいねが励みになり、これからも発信をがんばろうという気持ちになれました。
さて、今年2本目の記事のテーマは、未経験のフリーランスライターが仕事を獲得する方法について。
私の体験談も交えながら紹介するので、参考にしていただけたら嬉しいです!
未経験ライターが仕事をゲットした方法
ライターの仕事を始めたい。
そう思ったときに、具体的に何をして仕事をもらえるようになるの?とお悩みの方もいるんじゃないでしょうか。
一番てっとり早いのは出版社や編集プロダクションなど「未経験可」のライター募集の求人に応募して、社員やアルバイトから始める方法。
ライターとしてのスキルをお金をもらいながら身につけることができるので、社員やアルバイトとして働ける環境にある人は、まずここで経験を積んでからフリーランスになるのがおすすめです。
では、未経験からフリーランスライターになりたい場合はどうすればいいのか。
私が仕事をもらった流れをご紹介します。
改めてお伝えしておくと、私はフリーランス歴10年目のライター。2人の子どもを育てているママで、出版社や編集プロダクションで働いた経験がなかったのはもちろん、社会人経験もなく、コネなし、スキルなしの状態からライターになりました。
そんな私がライターとしての仕事をゲットした流れは、以下の3ステップです。
クラウドソーシングサイトを活用
過去実績をもとに直接営業
既存の取引先に提案
それぞれの方法について、私の体験談を交えながら詳しく紹介していきます。
クラウドソーシングサイトを活用
私が最初にライターの仕事をゲットしたのは、クラウドソーシングサイトでの案件でした。
▼クラウドソーシングサイトについての解説はこちら
そのときは「ライターになりたい」というよりも、「在宅でできる仕事ないかな」と、何となくサイトを覗いたのがきっかけ。
昔から書くことが好きだったので、「この仕事ならできそうかも」と思って応募したのがライティングの仕事だったことから、私のライター人生は始まりました(笑)。
クラウドソーシングサイトは案件数が多く、「初心者歓迎」の仕事もあるので、まずはそこからチャレンジしてみるのがおすすめです。
最初は「やってみると作業量が多くて大変だった」「このジャンルは苦手すぎる」と、うまくいかないことの方が多いかもしれませんが、回数を重ねていくうちに自分の作業ペースや得意ジャンルが分かるようになってきます。
私もいろいろな仕事にチャレンジしてみる中で、仕事を選ぶときの判断基準が生まれました。
なので最初の頃は、選り好みせずに「まずは試しにやってみて、合わなかったら次からはやめとこ」くらいの気持ちで始めてみるのがいいんじゃないでしょうか。
また、最初から「記事を10本」のように、まとまった単位で請け負うのではなく、「まずは1本」もしくは「3本だけ」のように試しにやってみると、なんとなく感覚がつかめると思います。
ちなみに、私が当時よく利用していたのは「クラウドワークス」と「ランサーズ」の二つ。クラウドソーシングサイトの中でも有名な会社なので、おそらくライター志望の方で登録している方は多いと思います。
未経験ライターだった私も、まずはここで「過去にこんな記事を書きました!」といえる実績を増やすところからスタートしました。
過去実績をもとに直接営業
次に仕事を獲得するためにやったのが、「過去実績をもとに直接書きたいメディアに営業」です。
書きたいメディアの問い合わせページから、「未経験ですが、ライターとして書かせてください!」と連絡したこともありましたが、返信すらないことの方が多かったので、「こんな記事書いてきました」という実績をクラウドソーシングサイトで作ってから営業しました。
私が営業メールを送るときには、応募理由に加えて
簡単なプロフィール
過去に書いた記事のURL
得意ジャンル
自分ができる仕事
について書いていました。
過去に書いた記事のURLに関しては、媒体の雰囲気に合ったものを数本ピックアップ。さらに興味を持ってもらえたとき用に、ポートフォリオをまとめた記事のリンクも付け加えておきます。
あとは、自分ができる仕事内容も明示しておく。
例えば、WEBメディアの取材記事だとライターが撮影も担当するケースが多いので、「一眼レフカメラでの撮影が可能です」と書いておくと、なにも書かないよりも採用率はグッと上がると思います。
そのほかにも、
年間〇件のカフェを巡っています
〇カ国旅行したことがあります
英訳できます
〇〇の専門知識があります
写真の編集ができます
動画撮影もできます
イラストが描けます
SNSのフォロワー数〇人います など
書きたいメディアの合致しそうな自分のアピールポイントがあれば、それを盛り込んで営業メールを作成してみるのもおすすめです。
ちなみに、私はまだ実績が少ないときに「どうしてもこの媒体で記事が書きたい!」と思うところがあったので、その媒体カラーに合わせたテーマ、文体で架空の記事を書いて送ったこともあります。
返事がなかったところも多かったですが、「よかったら一度お会いしませんか」と編集長が声をかけてくださり、自分がやりたい仕事に繋がったこともありました。
既存の取引先へ声かけ
ライターとしての実績を重ねてから、始めたのが「既存の取引先への声かけ」です。
「ガイドブックの仕事も請け負っているので、もし何かあればぜひ」「宿泊記事も書けるので良さそうな案件があれば声をかけてくださいね~」など、何気ない雑談の中で、そんな話をしたりします。
もちろん、それがすぐに仕事に直結しないことの方が多いですが、時間が経ってから「そういえば、こんな仕事できるっておっしゃってましたよね?」と、声がかかることも。
「仕事の種をまく」という意味でも、特にこれは結構大事だと思います。
公式サイトやSNSの活用もおすすめ
ここまでは私が未経験からライターを始め、8年目くらいまでにやったことを紹介しましたが、特におすすめしたいのが公式サイトやSNSの活用です。
ネットやSNSでライターを探す編集者の方もいるそうで、ライター仲間からも「公式サイトは作ったほうがいいよ!」「SNSでの発信大事!」という話は聞いたいたものの、面倒だしな……と放置したままでした。
そんなめんどくさがりの私ですが、昨年から発信を積極的にしようと思ってnoteを始めたところ、noteの記事がきっかけで仕事の依頼が舞い込んでくるようになり、「そんなことあるの……?!」と驚いています(こんなことなら、もっと早くにやっておけばよかった!)。
そういう実体験もあり、自分の実績を紹介する場所をもっておくことはめちゃくちゃ大事だなと感じました。
営業せずに仕事が入ってくる仕組みづくりをきちんと構築しておけば、自分から仕事を探す労力を別のところにさけますからね。
また、実績がまだないという方でも、書く仕事をしたいと思っているならブログやnoteなどで記事を書いて発信するのがおすすめ。
文章を書く練習になりますし、ひょっとしたら記事を見た人から仕事の依頼が来る、なんてこともあるかもしれません。
特に自分が書きたいと思う媒体の構成や、文体を真似して記事を書いてみると、いい勉強になりますよ。
コツコツと書く実績を積んでいく
実は私もWordPressでサイトを作り、自分の好きなミュージカルや旅行、カフェめぐりのブログを書いていた時期がありました。
すぐにお金にならないからもういいや、と途中でやめてしまったのですが、コツコツと記事を書いていたら広告収入を得られるようになったり、ブログから仕事の依頼があったという話を聞くと続けておけばよかった……!と、つくづく思います。
今フォロワー数が多いインスタグラマーさんも、登録者数が多いユーチューバーさんも、「最初は全然いいねがもらえなかった」「再生回数が少なかった」とおっしゃっているのを見て、それでもコツコツと発信し続けたことが今に繋がっているんだろうなと、継続力の大切さを感じました。
なので未経験からライターになりたい方は、仕事探しと並行してnoteやブログをコツコツ書き続けるのもおすすめ。得意分野や自分のスタイルを見つけて発信を続け、書くことに慣れるところから始めるのもいいかもしれません。
ぜひ自分ができるとろこからチャレンジしてみてください!
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