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意外と近くに良いところってあるよね。焙煎所とか。

久しぶりの投稿です。
noteを始めた時はこまめに書いていこうと思っていましたが、そんなん続くわけもなく。
今回は久しぶりにレースに出てきたので感想文を書いていこうかなと。

僕の近況としては10月に息子が爆誕しまして、家事と育児がメインの生活。そんな中、妻から練習を許可していただき(本当に感謝)、㊙️コーチが味方についてくれたので3週間ほどで体を作って関西シクロクロス信太山に参戦してきました。

昨年はへっぽこな走りの繰り返しと勢いのある若手の暴力だったり、プロたちにボコボコにされカテゴリーはE2へ降格。
なので、今回は再びE1へ戻るために目標は1発優勝。
2024-2025関西シクロクロスのレースを見ているとE2は大体40〜50名程度の様子だったので頑張れば追い上げて優勝もできんことないなぁと思ってたら、信太山はまさかの70人越えのエントリー&69番ゼッケン。

70人越は多すぎ。

後ろからの追い上げは嫌いではないのでレース当日までしっかりとトレーニングを積み、いざ焼きマシュマロを食べに信太山へ。

以下レース感想文。

2024-2025関西シクロクロス 信太山 E2 優勝


カテゴリー:E2
順位:1位

使用機材:
フレーム:GIANT TCX ADVANCED PRO1
コンポーネント:SRAM RIVAL eTap AXS
ホイール:DT SWISS ERC1400Spline
タイヤ:Vittria A.DUGAST Small Bird 33c(TLR)      *空気圧:フロント/リア共に2.2
メンテナンス:RINGOROAD
ヘルメット:Kabuto AERO-R2
サングラス:Kabuto ICU

焼きマシュマロをしっかりと補給してからレースへ。
招集はもちろん最後尾。目の前には人と人と人と…全く前が見えん。
E2はレース時間が40分程とかなり短いので序盤にできる限り順位を上げる必要がある。スタートがいつも以上に大事になってくるが、もう現役選手というわけでもないので強引な突っ込みは無しで、安全に、みんな明日には仕事がある。僕は息子にミルクをあげなければならないので無事に走り切らねば。
スタート合図後、ゆっくりと状況を見ながら走る。密集しているようで割とスペースがあったので間を縫って徐々に順位を上げていき、スタートループが終わる頃には18位という良い順位にいることをコース外からの声で確認。

トッキーもコータもコーヘーも飛べるのにあの世代で僕だけ飛べない。だって怖いもの。
Photo by ぴぐちゃん

去年まではまともな練習ができていなかったので平坦でしっかり踏むなんてことはできなかったが、今回に向けてはきっちり練習してきたので踏みまくる。
その後15位、10位、5位と周回を重ねるごとに順位を上げていき、1位&2位パックと3位&4位パックが目の前に。
残り2周とかだったんでさらにプッシュ。
3位まで上げて、ホームストレートでゴリ踏みしてトップに出る。
一瞬後ろに付かれるが構わず踏み続け、ナイアガラ?の下りからの登りとその後の根っこ区間でかなり差が開いたのを確認。
その後もコーチのギラついた目が僕を見てくれていたので足を緩めることなく最後まで出し切り無事にE2での優勝を達成した。

痩せた痩せたと言われた。そりゃそうだ、-6kgだもの。
Photo by ぴぐちゃん

レース後にコーチよりいただいたMonsterは最高にうまかった。練習前、レース前にはほぼ毎回と言ってもいいくらい飲んでる。そろそろサポートされてもいいくらい飲んでる。

Monsterピンク味も好きだけど緑味も好き。
Photo by ぴぐちゃん

こうして無事にE1への復帰を果たせた。
重ね重ねになるが練習を許可してくれた妻、メニューを組んでくれたコーチ、毎日笑顔と泣き声で幸せ気分にしてくれる息子、早朝練習にでる僕を侵入者だと思って朝4時から遠慮なく吠えまくる愛犬には感謝が尽きない。
次は年明けの希望ヶ丘にエントリーする予定。また最後尾、しかもE1けどこれまでより練習できてる体を手に入れたのでどこまでやれんのか、またボコボコにされるのか楽しみ。

質問コーナー!的なやつ

1.タイヤは何を使っていたんですか?空気圧はなんぼやったんですか?
Vittoria  A.DUGAST Small Bird 33c(TLR)、前後空気圧2.2Bar、です。痩せてもヘビー級なので根っこの多い信太山でのパンク対策としてこの圧。

2.普段のトレーニングメニューを
信太山までの3週間は毎週のTSSが大体1100〜1200ちょいくらいで、ベース走と10分走、30秒インターバルなど、いろいろやってました。目標レースと確保できる時間をコーチに伝えてメニューを組んでもらっています。
ちなみにこの3週間のメニューは僕にとってはなかなかハードで、“壊れるか調子上がるかの博打”と後で聞かされました。

3.オーバーテイクのコツを
説明難しいけど頑張ってみますね!
まずは試走でコース、ライン、コース状の根っこ、石、窪みなど、全てをしっかり確認してみてそのラインを使うイメージをしてください。
そしてレースでは自分が主導権を握って他の選手の前を走り、思い通りのラインを通る人間でないことをレース前から意識してみてください。(もしあなたが追い上げる側であれば)この意識を持つだけでコース内での見える範囲が変わってきます。

“試走してちゃんとコースもラインも見てるわ!”って思ってる人が結構多いと思いますが意外と見えていなかったりします。
しかし一度レースが始まってしまうと焦ったりして視野が狭くなりがちなので、試走の際にどこでオーバーテイクを仕掛けるのか、どのタイミングで、どのラインを使って、どのくらいの速度で、を考えながら走り、試走が終わってからレースまでの間の時間を使ってイメージトレーニングしてみてください。
あえてみんなが通っていないラインを用意できると武器になりますし、さらにレースが楽しくなります。
“こんなとこ通れへんやろ/登れへんやろ/無理やろ”っていうライン程、速くなくても使える場合があります。先入観でラインを消さない。

それでも前に選手が多くて抜けない、順位を上げれない時もあると思います。
そういう時こそ冷静になり、よく周りの選手、空いているラインを確認してみてください。
後方であればあるほど焦ることはありません。
むしろ周りは順位を上げたくて焦ってるので冷静になればなるほど有利です。
よく“抜かそうと思って、空いているラインに入ったら接触した“みたいな話を聞きますが当然です。
“あのライン空いてるな、いくぞ!“みたいな特攻だと、他の選手もそれを狙ってきます。
みんな順位を上げたい=オーバーテイクを狙う、のは当然なので。
そういう時こそあえてそのラインとは違うラインに、そうした場合にそのラインの近くにいる選手はどう動くか、他の選手の体の動きも見ながら予想します。

ここまでいろいろ書きましたが、実際大体の場合はスペースがあります。必ず入り込める隙があるのでそれを見逃さず、一瞬一瞬を大切に狙い続ければ抜けます。

ちゃんと試走する、イメージする、冷静になる、一瞬の隙を絶対に逃さない。この4つを意識していれば自然とオーバーテイクできるようになると思います。
経験や持ってる技術も関係してくるので簡単ではありませんが、後ろから追い上げて良い順位に入れるとかなりレースが楽しくなりますよ。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回希望ヶ丘後も息子がすやすや寝てくれてたらいろいろ書いてみたいと思います。

次は何番スタートかな〜



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