WACATE2020冬 WriteUp
■ こんにちは
みなさんお元気でしょうか。ymzk-jpは今日も元気です。
先日WACATE2020冬に参加しました。
いろいろと刺激を受け、ぜひ周囲にも勧めたいと思ったため、良かった点、悪かった点含め、個人的な感想を踏まえながら参加者目線からWACATEを紹介したいと思います。
今回は扱いたいテーマが多かったため、Q&A形式でまとめました(QAだけに(寒))。
前提としてこの投稿は個人の意見です。私のWACATE参加歴は今回は初めてであり、私自身は運営とは無関係であるため、私の説明が本来の運営意図とずれている可能性は多いにありますので、その点はどうかご容赦ください。
本投稿は、次回以降に参加される方の参考、もしくはその一助になればと思い記録しました。
それではさっそく。
■ Q&A
問1. 総論として参加してよかったのか教えて欲しい。良かった面、悪かった面を含め率直な感想が聞きたい。
総論、参加して正解でした。
(ずいぶんと上からの物言いになってしまい恐縮です。)
今回私が参加した主目的は「他社事例が知りたい」といったモチベーションでしたが、実際にはいい意味で期待が裏切られ、加えて期待を上回る成果が得られました。
良かった点は、ワークショップ形式である点と、とても意欲的な人達が集まっておりパワフルな会であった点です。
悪かった点は、充実し過ぎるあまりか逆に忙しいということです。そもそもこれが悪いことなのか疑義がありますが、2日間という時間が短く思えるほどあっという間に過ぎてしまいます。上記を踏まえ詳細には以降で述べることとします。
問2. ぶっちゃけ勉強になりました?
なりました。
ワークを通して強制的に初心に戻されたり、思考を縛られながら議論することで、逆に多くの気付きを得られました。また他者と同一テーマについて議論する過程においては、社内では得られないフレッシュな刺激を多く得られました。同様の議論を社内で行うことも可能ですが、ゼロベースで議論することは難しいため、その点において非常にフレッシュだと感じています。
ただし、勉強の定義を、「仕事ですぐに使える具体的なHOWを得ること」と捉えるなら、もしかしたら少し物足りなさがあったかもしれません。
私は少し物足りなさを覚えましたが、しかし個人的にWACATEの良さはもっと別のところにあるとも感じています。
講義形式を取る一般的な勉強会とは異なり、WACATEでは正解のない問を自分なりに考え、他者と共有することができます。料理に例えれば「仕込み」「調理」ではなく「発酵」のプロセスに近いと思っています。
これは良い悪いという意味ではなく、見方によっては他の勉強会との差別化がいい意味で進んでいるのではないか、といった意味になります。
問3. そもそもWACATEは他の勉強会と何が違うのか。WACATEとは例えば最新の技術などを学ぶ場所か?
私は今回のWACATE2020冬が初参加でしたのでその範囲での回答になりますが、そもそもWACATEはワークショップ型を取る勉強会です。講義形式を取る一般的な勉強会とは根本から異なります。
全てがワークショップというわけではなく、今回はグループワークが8割、講義が2割ぐらいだったと思います。グループワークの性質上、能動的な姿勢が常に求められています。
また、「最新のテスト技法をインプットする場」というよりは、自分の中にあるぼんやりとした理解を、内省と対話を通じて言語化できるメリットが強いと感じました。
余談 & 個人的な意見ですが、成長とはバイアスの向こう側にあると思っているので、グループワークを苦手とする人ほど思い切って参加するいいと思います。WACATEが成長のきっかけになったなどの意見も見受けられます。
問4. 参加者はどんな人が多いのか教えて欲しい。また、どんな目的意識を持った人が多く参加されているかなど、参加者に共通する特徴のようなものはあるのか。
参加者は35歳未満の方が大半を占めており、年齢はばらつきがありました。
ロールでいうと、自己紹介から読み取る想像ですが、ソフトウェアテスト従事者が7割、開発者が3割程度ではないか思います。参加者のテスト職務歴は初学者からベテランまでいたと思います。
ただし、みなさんの心持ちは "初心" そして "若手" だったと思います。自ら学びを取りに行こうとする姿勢を感じました。
参加モチベーションは一つではなく、また多様だったと記憶していますが、普段の業務や学習において、テストに対して少なからぬ悩みを抱えている方が多かったと思います。共通して多かった動機に「他者事例が知りたい」がありました。NDAという名の壁を超えないように、皆さんが大人な会話を上手にされていたのが印象的でした。
また、WACATEはテストに関するイベントですが、普段テストを専門とされて "いない方" でも楽しめるようにワークショップ全体で調整されているといった所感を持ちました。
まとめると、学びを取りに行こうとする姿勢一つあれば、どんな方でも受け入れられると思います。迷ったらぜひご参加あれ。
問5. WACATEは若手と名乗るぐらいなので、取り扱うテーマは初級者向けなのか。また参加者もジュニアクラスのエンジニアが多いのか。
今回でいえば、なにか特定のレベル感をテーマにセッションが組まれていた印象は受けませんでした。どちらかというと、テストの本質的な目的を再確認したり、それぞれが抱えているぼんやりとした悩みを言語化したり、またその手助けになるものが多かったのではないかと思います。ですので、参加者がそれぞれのレベル感で楽しめることができるある種のポリモーフィズムを覚えました。
参加者のレベルはバラバラで、それがかえって視点を広げるいいスパイスになっていたと感じました。参加者のレベル感に左右するセッションは少なかったと思います。
問6. 実際に参加してみて次回も参加したいと思うか。また、もし同僚、後輩など周囲にWACATEの参加を勧めるなら、どんな人に勧めたいと思うか。
同僚、後輩に限らず、ソフトウェア開発に従事する方なら一度は参加した方がいいと思います。なんなら全人類一度は参加したほうがいいと思います(笑)※茶化しましたが本音です。
ソフトウェア開発においてテストが重要であるコンセンサスは議論する必要がないほどであると思っていますが、それにも関わらずテストに関して思考を交わす機会は多くはないと思います。まして、社外の方と意見交換する機会は極めて稀ではないでしょうか。貴重な経験が積めるといった意味でも参加して損はないと断言できるので、私は参加を強くおすすめします。
もし、周囲に参加された方がいれば様子を聞いてみると良いと思います。
問7. 無料の勉強会が多い中、敢えてお金を払ってまで勉強会に参加する意味はどういった点か?
3つあると思います。
1. グループワーク中心のワークショップ形式であること。
2. テストエンジニアが集まる日本有数のコミュニティであること。
3. 参加者の意識が高いこと。
もし、講義形式のイベントでしたら、個人的にはちょっと高いな〜と思うかも知れません。逆に、上記の理由は値段以上の価値があると言える理由ということになります。
そもそも、一般的な勉強会は協賛企業の製品紹介やリクルーティングがセットですが、WACATEではそういったことがないです(あってもいいと思いますが)。それを踏まえた上でWACATEのクオリティを考えると、ほとんどが無償ボランティアみたいな努力で成り立っていると想像できます。
あと、志が近い人同士が集まれる機会って人生でそれほど多くはないと思いますので、値段よりずっと大きな価値があると思います。
問8. 私はプログラマーです。WACATEで扱うテーマが開発者寄りかテストエンジニア寄り教えて欲しい。たとえば自動テスト、APIテスト、TDDなどのテーマは扱うのか。それとも手動で行うテストの話しが多いのか。
プログラムは事前に公開されますのでそちらをご確認された上で参加を決められたらよいかもしれません。また、プログラムが公開されていない(TBDである)場合でも、ざっくりとした方針は決定されているかもしれないので、一度運営に確認してみるのもありだと思います。補足ですが、過去の傾向から当回のプログラムを予測することは困難だと思います。
確定的に言える傾向としては、夏は一つのテーマを深く掘り下げる、冬は広く浅くテーマを扱う、また夏冬どちらもソフトウェアテストについて取り扱うワークショップである、といったことだけがあります。
なお今回の2020冬では、APIテストや自動テストについては触れず、もっとテストそのものが持つ本質的な特徴を取り上げているように感じました。
問9. 会話が苦手です。参加したいと思っていますが、ワークショップ中にハブられたらどうしようか不安で迷っています。
個人的な意見ですが、成長はバイアスの向こう側にあると思いますので、もし会話が苦手だと思っているなら、なおさら思い切って飛び込んでみることをおすすめします。
ハブられるかどうかは実際にテストしてみないと分からないです。ハブられたら入力値がイマイチだったということなので、コミュニケーションが上手い人のやり方を同値分割してマネてみてください。きっと上手くいきます。
また恐らくですが、会話が苦手だからといった理由で諦めた人は、きっとその次の回も参加を検討し同じ理由で悩んで諦める可能性があり、時間を浪費します。辛さは成長痛だと諦めて早めに参加した方が楽になれると思います。
問10. 実際にWACATEに参加して普段の業務に変化はあったのか。
活かせた人もいたかもしれませんが、私は普段の業務が激的に変わることはなかったです。しかし次に繋がるきっかけを2点得られました。
1. 「自分にとってのテスト」を整理し言語化できたことで、テストの捉え方について一定の哲学と自信が持てるようになった。
2. 志が近い人と接したことで、ライバルが増えてやる気と支えが増えた(気がする)
テストや品質は、それぞれの立場より意見や考え方が変化する動的な価値感であるため、ググっても答えが出ないです。それ故に間違いでもいいので自分の中に羅針盤を作ることが重要で、私は今回参加してその初期バージョンが作れました。
また、悩みや考え方を共有できたことで、脳内にライバルや支えを持つことができました。(本人方の了承は得ていないので非公認な点は恐縮ですが、ずっとこういう人がほしかったんですよね。)
問11. 友達できた?
フフフフフフフ(´∪`*) 震
問12. WACATEに参加するメリットってなんだと思いますか?
様々にあると思いますが確実に言えることとしては、参加しようかどうか悩んでいる状態から解放されます。
問13. 「海鮮丼」「2日目のカレー」「混雑エレベーター」「三浦海岸」など内輪ネタ?があるかと思いますが、予めキャッチアップした方がいいか。新規参加に対して若干のハードルを感じる。
ハードルを感じる必要も、キャッチアップする必要もありません。無視して大丈夫です。これは隠れミッキーのようなユーモアの一種で、ある種の名物、もしくは歓迎挨拶のたぐいだと思えば怖くありません。横須賀と言ったら海軍カレー、WACATEといったら海鮮丼ぐらいのものですし、本当に大切なことはもっと他にあります。知っていればプラスαで楽しめるかもしれませんが、深く気にしなくても全く問題ありませんし、知らなくてもWACATEを十分に楽しめます。
問14. BPPってなに?
私は全然知らなかったのですが、WACATEには自己紹介シートを評価する文化があるみたいです。BPP賞とは「Best Position Paper賞」の略称で、参加応募時に同封させた自己紹介シートを、開催期間中に参加者全員で投票して、最も加速してそうな方、及びBPP賞が決定されます。評価基準は投票者の完全なる主観で行われますが、主な論点は「加速しそう、加速していそう」辺りが重要とのことでした。なお、BPP賞を受賞すると、豪華ハワイ旅行が当たります(大嘘)。
そもそもWACATEとは「Workshop for Accelerating CApable Testing Engineers」の略称で、若手エンジニアを加速させる射出台を意識されているらしく、「加速」が非常に重要なキーワードになっているそうです。
実際に、過去WACATEにご参加された方の中で自身の成長を加速させ世界に羽ばたかれたエンジニアもいらっしゃるそうです。私も一参加者として恥じないように頑張りたいと思います。
BPP賞について余談ですが、参加前に受賞が決定される賞というのは、非常に珍しいと思いますし、興味深い名物コンテンツの一つだと思います。
もし、ご参加される際は自分の軌跡を振り返る意味でも奮ってご作成いただいたほうが良いかもしれません。3日程度は猶予があるみたいです。
問15. 今年で37歳です。WACATEに参加できますか?
運営に聞いてみてください。もしかするとバリデーションチェックにバグがあって、意外と通るかもしれません。また、たとえば年齢を16進数変換してテストすれば通るかもしれません。テストしてみないと分からないです。
■ 番外編
以上、ここまでが次回の参加者に向けたメッセージになります。なお、これ以降はただの個人的な感想ですので、次回以降の参考にはなりません。
問16. "オンラインの" WACATE特有のメリデリがあれば教えて欲しい。
逆にオフラインを知らないのですが、歴史あるWACATEの中でも完全オンラインで開催された回は今回が世界初でしたので、この問は扱うべきな気がしているので話させてもらいます。メリデリを3, 4つづつ挙げます。
[メリット]
1. 沖縄から北海道までどこからでも参加でき、場所の制約がないこと
2. 宿泊費がないので費用を安く抑えられること
3. 無理にお昼を一緒に食べる必要がないなど、必要以上に距離を縮める必要がないこと
4. 他のチームのワークの様子を後から振り返ることができること。
[デメリット]
1. ツールの制限と限界から少なからぬ影響を受けていたこと。
2. 一定以上の通信環境が必須である。
3. 雑談が取りづらいこと
メリットですが、
ワークを進行する上でやり辛さはほとんどなく、一参加者としてはどれも楽しめました。また個人的に、他チームの成果物も拝見できたこともメリットだと思います。
全てをオンラインで完結させていたがゆえに、成果物もオンライン上にあり、参加者であればいつでも他のチームの様子を覗くことができました。自分以外の作品は宝の山だとしみじみ思いつつ拝見させていただきました。(逆にいえば私の稚拙な成果物が全体共有されている恥ずかしさもあります。)勝手に覗いてしまったことに対して不快に思われた方がいらしたらごめんなさい><。
デメリットですが、
ワークがやりやすかったことを逆に考えると、ワークがしやすいように予め運営者がレールを敷いて下さったとも考えられます。もしかすると、運営者は本来やりたかったことをツールに合わせて細かく調整し、様々な工夫を凝らす必要があったのではないでしょうか。参加者としては問題なかったのですが、運営者としては多少のやり辛さがあったのではないかと想像します。また、この調整によって、運営者が本来伝えたかったことを100%引き出せなかったとしたら、それはオンラインのデメリットかもしれません。しかしその分だけ、しっかり作り込んでいただいた運営者の方々には心から感謝いたします。
他には個人的な感覚になってしまいますが、雑談が取りづらいと感じてしまいました。これはWACATEが~というより、オンライン特有のデメリットだと思います。雑談を仕掛けるのに対してオフライン以上のハードルを感じました。
問17. オンラインワークショップ特有のやりづらさがあれば教えて欲しい。また改善するならどういった点が考えられるか。
今回はZoom、Zoomブレイクアウトルーム、Googleスライド、Googleドキュメント、JamBoardを駆使してワークショップが行われました。
ZoomブレイクアウトルームとはZoomの機能のことで、Zoom上に作れる仮想個室のようなものです。このZoomブレイクアウトルームの扱いに、参加者として若干のやり辛さを感じました。
1. ブレイクアウトルームに入ると運営の声が聞こえなくなるため、進行中に不明点があった際に部屋を移動する必要があるなどした。
2. ブレイクアウトルームから強制帰還される際の60秒のカウントダウンが微妙な空気感を作っていた。
3. もし雑談したい相手がいても、ブレイクアウトルームに残っていない場合には雑談できない。
会の進行には全体進行を行うメインルームとグループワークを行うブレイクアウトルームの2種類の部屋がチーム毎に用意されており、参加者は2種類の部屋を往来する形でグループワークを行っていました。またZoomの機能制限上どちらか一方の部屋しか入ることができず、同時に両方の部屋に入ることができない仕組みになっていました。
運営者が参加者全体をメインルームに集合させる際(たとえばグループワーク終了時など)に、ブレイクアウトルームを一度閉鎖するのですが、この際に閉鎖までの60秒カウントダウンが始まります。
最初私はGANTZの強制帰還みたいだとはしゃいでいましたが、最後までこの60秒を上手に扱うことができませんでした。この短いながらも短くない時間を使って、どこまで議論の風呂敷を広げていいのか、加減の調整が難しく終始扱い切れなかった印象があります。
■ 所感
ここからは各セッションや全体を通しての感想になります。
■ 私が思う印象に残ったセッション3選
思い返すとどれも印象深く甲乙つけ難いのですが、敢えて3つを選ぶならこの3つでした。
1. PFD(仮)
2. 突撃!隣のテスト
3. 昼の文科会
4. 良いテストは良いフィードバック
(絞れていないのはご愛嬌)
1. PFD(仮)
このセッションでは、最初にPFDとはを一通り学んだ上で、お題を例に実際に手を動かすセッションになります。お題はとてもシンプルで、数行の仕様書から情報を抜き取り、モデル化し、PFD図を作成し、その後それぞれの成果物をチーム内で発表し合うような流れでした。
面白かった点は、最終成果物を共有したところチームどころか参加者のほぼ全員が異なる見解をみせたことで、この点がとても印象的でした。PFDの始端と終端のモデリングは一致するも、途中過程のおいて非常に強いばらつきが見られました、観点の広さ、多様さ、幅を強烈に感じたことがとても印象的でした。
またこのセッションを通してお互いの違いをチームで共有でき、チーム内のラポール形成に寄与したと考えています。振り返ってみると、このセッションが全てのセッションの最初で本当に良かったと思います。
あとこれは小ネタですが、今回のサブテーマ「〜あつまれ てすとの森〜」にちなんでなのか、例題には某メイカーの大ヒットタイトルをモチーフにした例題が使われており、N天堂ファンの私はほっこりしました(笑)
2. 突撃!隣のテスト
このセッションは前半後半フェーズに別れており、前半では自身が日頃行っているテストをまとめて、後半では自分が行っているテストをチームに説明するような流れになっていました。
これによって3つの思考プロセスが発生します。「自分の業務を振り返る」「人に説明できるように整える」「他の方のテストと比較する」。
テストには説明責任が求められており、テストエンジニアは説明責任を果たすスキルが求められています。また「説明する」ということは、相手の言葉に翻訳してあげるプロセスが必須になります。
同業他社を相手に説明するのはとても貴重な経験になりました。また、他者のテストの様子が伺えて個人的には非常に学びの多いセッションでした。
説明責任といえばこちらの動画を思い出します
3. 昼の文科会
昼の分科会はWACATEの名物セッションの一つです。
事前に参加者から数名の分科会オーナー募り、オーナーを中心にテストに関する様々なことをフランクに議論するようなセッションになります。形式はセミナーでもディスカッションでも自由で、各オーナーがそれぞれが思い思いのセッションを開催することができます。今回は4つの分科会が同時開催され、参加者はザッピングするなり議論に加わりディベートするなり自由に楽しむことができました。個人的には、超文化的な学園祭に参加しているような気持ちになれてフレッシュな気持ちになれました(笑)
私は初参加ということもあって、様子を伺う意味で色々なお部屋にお邪魔させていただきました。また時間内に回れない場合は、後日ブログやJamBoardを拝見させていただき様子を伺いました。どの分科会も活発に議論され、また議論された痕跡があり、非常に熱を感じました。
あと、そもそもの話しですが、参加者同士が知恵を持ち寄って勉強会そのものを盛り上げている勉強会って、私は本当素敵だと思います。分科会の様子を見てWACATEのことが本当に好きになりました。
また余談ですが、もし私が他の勉強会を運営するようなことがあれば、ぜひマネさせていただきたいと思いました。
4. 良いテストは良いフィードバック
NPO法人ASTER 井芹久美子さんによる招待講演になります。詳しくは資料をご覧いただきたいのですが、「良いテスト」に必要な考え方や基礎的な技術を俯瞰する内容になります。全体像から体系的に説明がなされていますが、初学者向けではないため、ソフトウェアテストを一周勉強してから読むとよいと思います。何度も読んで噛んで血肉にするような重厚な内容かと思います。ぜひ一読することをおすすめします。
■ まとめ
まず、ここまで読んでいただきありがとうございます。拙い文章で読みづらいところもあったかも知れませんがその点は申し訳ありません。また、そもそも参加を迷われている方にとって、どれだけ参考になれたことか心配ではありますが、一助となれたら幸いです。
最後に本投稿の内容を箇条書きでまとめます。
1. WACATEへの参加を全エンジニアにおすすめします。
2. 他社エンジニアと腰を据えて議論できる稀有な経験が待っています。
3. 参加する上で前のめりな姿勢が求められています。
4. 私はWACATEに参加して「自分にとってテストとは」を言語化することができました。
次回の以降のWACATEついては何一つ分かりませんが、もし機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。また、WACATEでは運営者の募集も行っているそうなので、もしご興味があればそちらもどうぞ。
何卒ここまで読んでいただきありがとうございました。
有料部分は、正月ということでおみくじ。(損するから絶対買うなよ??
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