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【トークショー】ゲスト・長田千鶴子さんについて

【2023.04.08開催】横溝文化祭プレイベント「Voice & Book Vol.1」は2部制です。その第一部は

「映画編集者・長田千鶴子氏トークショー」

として、「市川崑の懐刀」と称される映画編集者・長田千鶴子さんをお招きします。

■長田千鶴子さん


長田さんは『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』など市川作品のほとんどに参加し、市川監督の映像を最も多く見ている人物です。
その功績により、日本アカデミー賞最優秀編集賞を2度と、文化庁映画賞を受賞されています。

■映画編集とは

監督の指示を受けて映像をカットしたりつなぎ合わせたりし、全体の構成や流れを作り上げる仕事。
長田さんは市川監督から
「ちー、ここな」
とポイントを指示されただけで、どうしたらいいかを汲み取れたそうです。

■市川崑作品とのかかわり

長田千鶴子さんと市川崑作品との絡み自体は大阪万博用の映画から。
監督との直接の接点は1973年の映画「股旅」、ドラマ「追跡」から。
映画で編集者としてクレジットされるようになったのは『吾輩は猫である』からになります。
以来監督が亡くなるまで作品のほとんどに携わられています。

■映像で見る長田千鶴子さん

長田さんのお仕事風景は、新しいBDの特典映像で観ることができます。
収録作品は以下の通りです。

「犬神家の一族 4K」
・4Kデジタル修復の軌跡
・検証「犬神家の一族」はこうして作られた

「獄門島」
・われらの主役 石坂浩二

「女王蜂」
・はたらき蜂

「病院坂の首縊りの家」
・市川崑監督 金田一耕助の撮影現場

(本項の参考資料『金田一シリーズからの市川崑入門』松本健男・著)

トークショー前に視聴されるのもおすすめです。

■カフェ「グリーンサム」

長田千鶴子さんは現在山梨県でカフェ「グリーンサム」を経営されながら、編集のお仕事も続けられています。 カフェの人気メニューは、ジョン・レノンが愛したというコーヒーに自家製スイーツです

グリーンサム
https://goo.gl/maps/25hzS3fKnbCPxbTX6
中村キース・ヘリング美術館近く ※営業日時ご確認ください

長田さんが作品上映会などのイベントではなく、県外でこうしてお話をされるのは非常に珍しいとのこと。貴重な機会ですね。


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