「湯村の杜 竹中英太郎記念館」と「挿絵画家フェア」
2024年6月7日からはじまりました、復刊ドットコム様「挿絵画家フェア」。竹中英太郎作品を中心に、「挿絵」という切り口で国内外17冊の書籍が集められています。
フェアの企画の元になったのは「湯村の杜 竹中英太郎記念館」竹中紫館長の言葉でした。
館長の挿絵文化の継承という理念を復刊ドットコムの担当者の方にお伝えしたことがきっかけのひとつとなって、今回のフェアを企画していただいきました(改めて御礼申し上げます)。
MM PROJECT文庫もこのフェアを盛り上げるため、復刊ドットコム限定カバーをご用意しました。フェアだけの限定出荷となります。
『銀座事件』挿絵の魅力
戦前、雑誌が華やかだった時代は、挿絵画家が活躍した時代でもあります。
竹中英太郎画伯もその時代を、華やかにそして鮮烈に彩ったのは、皆様御存知の通りです。
今回復刊した『銀座事件』は、昭和5年の女性雑誌に掲載の探偵小説という経歴をもっています。
その挿絵も、写実的でありながら優美でドラマティックです。
一方でグラフィカルにデザインされたカットや、題字のタイポグラフィなども随所に散りばめられており、竹中英太郎画伯の画力とセンスを様々な形で実感できる作品でもあります。
挿絵単体ではなく、本文と共に読むことで「昭和5年の読書」を追体験していただけるのではないでしょうか。
竹中英太郎画伯による豊かな表現の数々。
今回のフェアで、ぜひお手にとってご確認ください。
★復刊ドットコム「挿絵画家フェア」は6/23(日)までです。