慣性は自然界の不思議
地球は自転しています。
その速さは、赤道で約470m/s
この日本の地においても、
西から東へ、
毎秒400m以上の速さ(音速よりも速い)
で回っています。
そこで、
1秒間ジャンプして、
地上を離れたとします。
その間、すでに地球は、もう400m以上、東に進んでいます。
1秒後に着地したら、どうなるでしょう。
なぜ、そういうことになるのでしょうか。
同じように、50m/sで走っている新幹線の中で、
1秒間ジャンプして、床から離れたとします。
どうなるでしょう。
出入り口の扉にぶち当たる、
なんてことはありません。
これは、床から離れたとき、すでに床と密着していた時の
速度を保っているから、元の位置に戻る
というわけです。
地上でジャンプするときも同じです。
ジャンプし、地表を離れた瞬間でも、
それまで地表に密着していた時の
地球の自転速度を、保っているから
元の位置に着地します。
というわけで、
この、以前の状態を保つという慣性は、
まだ他にもたくさんの例がありますが、
どうしてそういうことが起きるのか、
自然界の不思議の一つですね。
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