筆を選ばず小日記
★ 12月10日 木曜日
人がみな
同じ方角に向いて行く
それを横より見ている心
かかる日のかかる夕べに
何処にか
かかる思いをする人あらん
この二つの歌、
別々の所にあった石川啄木の歌です。
早朝、いつもの散歩の時、
かかる歌
ふと、つぶやいてみた
わが心
★ 12月11日 金曜日
ロケットと飛行機は、飛ぶ原理が異なる。
ロケットは、燃料の噴射と噴射口があれば、
どんな形でもいいし、
真空中でも飛べる。
一方、飛行機(ドローンも同じ)は、
気流を利用した乗り物で、
揚力を考慮した形が必要であり、
真空中では飛べない。
この他、
第三の飛行体として、
反重力を利用する手もあるが、
それは、まだ未知の、
というか、
存在すら確認されていない仮説の段階。
だが、
空飛ぶ円盤、
巨大な飛行体が、空に浮かんでいる様子は、
SF映画でしかないとはいえ、
荘厳、壮観な眺めであり、
いつか実現できるであろうことを
願っている。
そのことは、言うまでもなく、
長い時間が必要で、
ただ言えることは、
人類がこれからも、愚劣な戦争を回避し、
発展、進化し続けることを意味している。
★ 12月12日 土曜日
学校で習ったことを
時々、思い出すことがある。
例えば、二次方程式の解の公式を
自分で導き出したりするとき、
成績が上がるわけでもなく、
世の足しにもならないが、
何かしら、充実した幸福感が味わえる。
学校の教科書を、
年を取ってから、自分で学び直すという事例も
多々あるようだけど、
かけがえのない本物の、学習意欲、
学習歴だと思う。
★ 12月13日 日曜日
サックスも、ある期間使用していると
調整やリード交換が必要だが、
いい音作りのために、
楽器やリード等に多額の出資をする人たちもいて
すごい情熱と志の持ち主だと思う。
が、弘法筆を選ばず、とまではいかなくても
ある程度見切りをつけ、
次々と手を伸ばすのでなく、
あるものに、集中し、
努力工夫を傾けていくのも、手だと思う。