花と実
花と実、
と、並列的に書いたけれど、
花は、実の前に存在し、
実は花の後にできる。
両者とも、同時的に存在するものではなくて、
時間的に違った側面を見せる
Something(あるもの)。
あらゆるものが、
時間的にその様相を変えるものであり、
これが、そのものの実体の姿
だといえるものはないのだろう。
話は変わって、
これは、
真綿色したシクラメンではないけど
純白の百日紅(サルスベリ)の花。
夏の朝の清しい花。
この花びらを見ていると
豪華なレースの襟飾り、
いや、それよりも
クジラのオバイケを思い出す。
クジラの尾っぽの部分で、
酢味噌につけて食べた記憶がある。
こちらは、無花果(イチジク)
漢字では、花のない果物と書くけれど、
確かに、イチジクの花、あるのかないのか、
見たことがない。
それより、
もうこの季節になった。
栗の実も、実っている。