青春18きっぷで大阪から東京まで行ってみた。
去年の夏に初めて利用した青春18きっぷ。
どういうものかは以前のnoteで詳しくまとめてるので、ぜひお読みください。
さて、今回東京に3日間行くと決めた僕ですが、移動手段に関してはどうするか決めかねていました。
新幹線なのか、もしくは夜行バスなのか。
「さすがに、青春18きっぷで東京までは無茶か。。」
と思いましたが、
「いや、そんな無茶な旅も若いうちしかできない!勢いでやってみよう!」
ということで、少しの着替えだけをリュックに詰め、青春18きっぷを握りしめたノープラン東京一人旅を決行することにしました。
東京での様子は別のnoteに書くとして、今回は電車での大阪から東京までの道中を記録したいと思います。
大阪から東京までの乗り換えプランはこちらです。
乗り換えは6回。
米原、大垣、豊橋、浜松、島田、熱海で乗り換えます。
回数の多さもなかなかですが、なんと言っても移動時間の長さ。
見ていただいたら分かるように、6時半に大阪を出て、16時半に東京に着くので、約10時間の長旅なのです。
さすがの電車好きでもしんどい距離ですが、メリットは運賃のお得さです。
JR在来線を普通に乗り継いだ場合の大阪ー東京間の運賃は、8,910円。
ですが、青春18きっぷは一回当たり2,410円なので、なんと6,500円もお得なんです!
のんびり、安く、電車旅を満喫します。
6:33 大阪駅 出発
まずは自宅最寄りのJR駅から、大阪駅に到着。
もっと早く出ることも出来ましたが、前の晩に遅くまで飲み過ぎて起きられず。笑
睡眠時間4時間くらいで長旅に望みます。
京都駅は以前と同様に通過。
米原まで約1時間半ノンストップです。
8:01 米原駅 到着
大阪駅から京都駅の京都線、京都駅からの琵琶湖線を経て、8時に米原に到着しました。
もちろん車内では爆睡です。
ここで約30分の待ちが生まれましたが、以前訪れた際に改札を出て駅周辺を散策した結果、特に何もないことが判明したので、今回は大人しくコンビニでおにぎりを買い、ホームにある待合室で食べながら電車を待ちます。
以前は特に意識していませんでしたが、ここで琵琶湖線から東海道本線に切り替わります。
管轄もJR西日本からJR東海に変わります。
東海道本線に変わることで車両のカラーもオレンジになります。
9:05 大垣駅 到着
米原から6駅、約30分をかけて大垣駅に到着。
ここまでは名古屋旅で経験済みなので、特に写真も多くは撮らず、冷静に次の電車を待ちます。
10:39 豊橋駅 到着
本来ならば、大垣駅から愛知の端っこ豊橋駅までは、全部で35駅あるのですが、ここでは新快速に乗れたので12駅に停車するにとどまりました。
それでも約1時間半かかりました。もちろん爆睡。
ここでプチイベントが発生。
次の浜松に向かう電車の出発までは約3分。電車が豊橋のホームに着いた瞬間、乗客が一斉に浜松行きのホーム目がけて走り出しました。
「え?そんな急ぐ必要ある?」と思いましたが、周りの空気に流され僕もダッシュすることに。
結果余裕で間に合い、全然座ることも出来ました。
これは青春18きっぷあるあるなのか、田舎の電車乗り換えあるあるなのか。
豊橋から浜松までは約30分。
浜名湖の上を走る区間もあってテンションが上がり、ここでは睡眠は取りませんでした。
さすがだなと思ったのは鉄オタっぽい若い男の子のグループ。
浜名湖が見やすい側の位置に座席を陣取っていました。
何もわからない僕からしたら、うらやましい限り。グループに混ざっていろいろ教えてほしかったです。
11:17 浜松駅 到着
豊橋から各駅停車で8駅、約30分をかけて、浜名湖を飛び越えた先の浜松駅に到着しました。
ここで、一旦お昼休憩にします。
青春18きっぷの醍醐味である「乗り降り自由」を使い、腹ごしらえ前にまずは駅舎周辺を散策します。
駅の北口は、特に栄えている印象はなかったですが、対する南口は高層マンションに大型の商業施設があったりと、いかにも静岡を代表する大都市って感じでした。
特に何も調べずに、駅直結の商業施設の中にあるグルメフロアを見て回ります。
「浜名湖と言えばウナギ」というベタな情報をもとに、施設に入っていたうなぎ屋さんでランチを決行します。
マジのノープラン旅なので、大枠さえ守ればどこで降りて何をするかは全て自分次第ですが、あまりにのんびり行き過ぎると東京での滞在時間が減ってしまいます。
浜松ではランチを食べたので、当初の予定より約40分ほどロスをして、次の電車に乗ります。
12:55 島田駅 到着
浜松からは、10駅、45分をかけて島田駅に向かうのですが、ここでは初めて終点ではありませんでした。
これまでは何も考えず終点まで乗れていたのですが、静岡行きに乗ったので途中で降りなくてはいけません。
寝過ごすリスクと、「いや経路によっては静岡駅で乗り換えられるっぽいし、わざわざマイナーな駅で降りなくてもよくね、、?」という邪念がちらつきましたが、乗り換えアプリのことを信じ、島田駅でしっかり降りました。こういうとこ真面目。
(たぶんアプリは始発駅で乗り換えさせてくれてるんだと推測)
アプリのプラン通りだと、ここで30分の待ちがあります。
駅に降り立った瞬間、「たぶん周りに何もないやろな。。」という米原パターンなのは容易に想像がつきましたが、せっかく来たからと散策します。
15:14 熱海駅 到着
この時気付きましたが、静岡って快速が運行していないんですね。
東海道本線において、静岡県内の40駅全てに停車するのです。
JR東海が発表している公式な理由としては、ざっくり言うと「全部必要だから」。
飛びぬけて大都市がない静岡県なので、各駅の利用者数が割と横一線なのです。
それに県域が広く、駅と駅の間も長い静岡県なので、快速列車並みの速度で走ってるから総合的に見て今がベストだということ。
全然知りませんでした。
しかもこの区間は、向かい合うクロスシートではなく、一般的な横向きのロングシート。
普通電車に約2時間揺られるこの区間は、青春18きっぷユーザーにとって”最大の難所”なのです。
ですが、、この区間も、、もちろん爆睡です。笑
目が覚めたら、もうそこは熱海でした。
ここでも特に何をするとかは決めていませんが、初めての熱海なので「ぶらぶらする」という事だけ決めていました。
温泉街で有名な熱海の、駅周辺を散策します。
駅前の商店街を歩いて気付いたのが、インバウンドより国内の観光客が多いことです。
この日がたまたまそうだったのかわかりませんが、アジア系の観光客はちらほら見かけるぐらいで、圧倒的に日本人、春休みが始まっているであろう大学生くらいの若い子ばかりでした。
静岡の端っこでほぼ神奈川に位置する熱海は、関東圏の人々にとっての観光地なのだなと再認識しました。
海の存在すらもノーマークなほどのノープラン。
向こうに見える海に向かって、マップも見ずにただひたすら歩きます。
せっかく来たからと、おやつに「熱海」の名を冠したシュークリームだけ食べました。
約1時間ほど滞在し、いよいよ東京行きの電車に乗ります。
18:05 東京駅 到着
熱海から各駅停車で20駅。約1時間40分かけて、18時過ぎに無事東京駅に到着しました。
浜松と熱海でゆっくりしたので、当初の予定より2時間ほど遅れての到着、約12時間の長旅でした。
最後の熱海ー東京間でも爆睡。
「車窓に映る景色とかもっと楽しめたやろ」という声も聞こえてきそうですが、気持ち早く着いた感覚になるので、全然満足です。
むしろ、途中下車したところで歩き疲れても、電車内で座って休めたのでいい感じで旅が出来ました。
青春18きっぷでの長旅を予定していて、「あっという間に着きたい!」とお考えの方には、前の日の夜遅くまでお酒を飲むことをオススメします。笑
ということで、大阪から東京まで青春18きっぷで行った時の記録でした。
東京での旅の様子はまた載せたいと思います。
それでは、また!