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エンゲキユニットYMS 『新編 嘘をついてはいけない世界』 公演前対談! Vol.3

第3回は裏方の3人、近藤紫乃・樽井悠・庄司早希にお話を伺いました🙌

Q. 登場人物の中で自分に似ているキャラは誰ですか?

樽井悠(以下 ゆう):さきさんはね、ガクに近い気する。

庄司早希(以下 さき):ガクよりだったらミズキな気がするなあ。

近藤紫乃(以下 しの):ほうほう。どういうこと?

さき:ミズキのイメージとして、とにかく真面目、みたいな。兄を思う気持ちも強く。私は兄弟がいないけど、もしお兄ちゃんがいたらめちゃお兄ちゃんっ子になりそう。あと私、誰からも真面目だねって言われる。

ゆう:オーラからそう。

しの:YMSでのタスク、期日前にドンドンドンって出してくるからすごいって思うの。だからわかる。

ゆう:しのさんは誰に近いかな?

しの:絞れないけどユイガかキツネ、どっちかかなー。自分がこうだって思ったことをなんだかんだ実現してしまう。そんな押しの強さ、強情さ、わがままさが自分にもあると思っていて。それが良いほうに働くこともあれば、皆に迷惑をかけてしまうこともある。そこが自分の特性だと思う。
ユイガとキツネも、こうだと思ったら突っ走って周りの声が聞けなくなるとこが似てる。
ゆうくんは?

ゆう
:僕には二人と違って、妹・弟がいる。だからキツネみたいな兄になりたいって思ってる。
でも実際近いのは、ユイガかもしれない。やりたいことだけに突っ走って、周りを巻き込む。でもなおかつ無責任。

しの:でも今聞いてて思うのは、ユイガの、どうしても周りを気にしてしまう、みたいな面もゆうくんにはあると思う。

ゆう:完全なクズになり切れないクズみたいなね。

しの根っこはいい人なんだよ多分。ゆうくんもめっちゃいい人だし。


Q. 自分にとって、今回担当する裏方とは?

 ――ゆうさんにとって照明とは?

ゆう 「照明は魔法だ」って言いたかった。役者を光だけで立ち振る舞い、その場の雰囲気全て支配できる。その魔法をかけただけで、役者が文字通り輝く。
もしくは僕らしくいうなら、「祭り」かな。派手で派手で、弾けて…
しの:じゃあ今回も派手な照明をすると!?
ゆう:まあ、気持ち派手でいきますよ。
しの:ホンマに言うてる!?(笑)
一同:(笑)
ゆう闇市をビカビカにしてやるよ!! 


――さきさんにとっては、今回初めての公演です。衣装担当、やってみてどうですか?

さき
:服って、その人のイメージをすごい印象付けるものだなって。色のグラデーションとか悩んだけど、めちゃくちゃ楽しかったなって。例えば、ユイガなら何色の着物が合いそうだけど、きずこには水色が合うんだよ!とか、その人個人に着せたい色と、役に合う色が違うっていう葛藤があった。

しの:今回初めて参加してくれただけど、今までの私の発想にないアイデアを持ってきてくれて、案を見てるのがめちゃくちゃ楽しかった。YMSに来てくれてよかったなあって!


 ――最後に、しのさんはやっぱり演出というイメージが強いです。

しの:いやあ、これだけ楽しいと思えるポジションはないと思う。裏方って、「一緒につくっていく」っていうところが強いけど、演出はさらに一歩引いてて、その芝居の観客第一号になれる感覚が常にあるなあと。
もちろん、こうしたほうがいいよとか、こういうことを伝えたいという軸は立てるけど、最終的にはそれを見る側になるから。みんな素敵だなあ…って思って見てる瞬間が一番楽しい。みんなの個性が出てると思う瞬間が何よりも幸せだから、そういう瞬間がまた見たいなって思います。

ゆう:しのさんとよく演出の打ち合わせすることがあるけど、すごいなと思うのは演出ノートのつけ方。エモさが凝縮に凝縮されてて、しかもそれを成し遂げるのもすごい。

しの:成し遂げてるのは役者の皆さんですから。

ゆう:今までのしのさんの演出、好きだよ僕は。かっこいいし、エモいし。エモいしか言えない。

しの:そういってもらえてすごく嬉しいんだけども、やればやるほど時間、知識、経験とか自分の足りなさが毎回毎回毎回毎回あるから、もっと勉強したいなって思う仕事ですね。
できることなら一生やっていきたいものだなって思う。


Q. YMSの中で一番お兄ちゃん/お姉ちゃんっぽいのは誰ですか?

ゆうさきさん。僕が兄じゃなくなる瞬間をつくり出してる。

さき:ど、どういうこと!?(笑)

しの:サシで話したりするときってこと?

ゆう:そう。YMSの中で、自分が長男っぽくなくていいんだというオーラを出してる。僕すら弟にするさきさんの姉オーラ。

しの:確かに、甘えたくなっちゃう感じはわかる気がする。だから、推しの話をするときフワァァ↑ってなるのはすごい無邪気で好き。

ゆう:支えていきたいお姉さん感があります。

しの:私はね、ゆきちゃん。YMSの中で最初に知り合った子で、一緒に授業でポーランドとかも行ったし、そういう点で不思議な、非日常を一緒によく過ごしてるなって思う。そんなゆきちゅん、すごく甘えてしまう。人間性が多分真逆で、補ってもらえてる感があってすごく安心できるなって思う。

ゆう:細かいところへの気遣いあるよね。

しの:いつも結構引いて見ててくれるよね。自分には中々できない。

ゆう:気づかないとこでサポートしてくれてて、それをさらっとやるから、それが姉っぽい一面でもあるなあって思う。

しの:『クリスマスには奇跡が起こるそうで。』で、お姉ちゃんとしてかわいがってくれたのも大きかったかも。まちさんも、ゆきちゃんも、れいかさん(先輩)も、役で私を妹にしてくれたから、あの三人は甘える対象なんです私。でも、その中で特にゆきちゃんかなって。

さき:私はゆうくんかな。お兄ちゃんはお兄ちゃんでも、めちゃくちゃ心配になっちゃうお兄ちゃん。いつも「僕が頑張るよ」っていうタイプで、自分が大変でもそれを周りに一切見せない。頼りがいがあるけど、たまに背負いすぎじゃないかなって心配になっちゃう。

ゆう:妹にも弟にも兄ちゃんって言われたことないから嬉しいなあ。

しの:ゆうくんって、いてくれるだけで「やるか」って発破をかけられる感じがある。

Q. 最後に、公演への意気込みを聞かせて下さい。

ゆう僕がいれば、絶対に演劇は失敗しない


一同:ふぅ~!かっこいい~!

しの:いやでもまじで、この人のオペはマジで成功率100%です。ここは補足しておきたい。

ゆう:先輩から言われたことだけど、「裏方は100%できてからが本番。そこに独自の解釈や些細な調整があって、120%、130、140、150%にも演劇をよくすることができる存在だ」と。そんなオペができるように全身全霊全力で頑張ります。

さき:私は今回が最初で最後の公演みたいになってて、全然知識も経験もないかもしれないけど、だからこそ新しい考えを出せるんじゃないかなと思って、今までアイデア出しなどをやってきました。オンデマンドという形にはなったけど、本番では、とにかく全力で舞台作ります!

しの:皆が皆苦しいこの世の中だけども、皆がこうして集まれていることにも、期待してくださっている皆様にも感謝して、一日一日稽古を積み上げていきたいなと思っています。
演出としては、YMSは本当に色とりどりで、七人七色の虹、rainbowなので!本当に面白い子たちばっかりです。
これがみられるの最後なんですよ??(圧)
なので、ぜひ見てほしいなって思ってます。
私たちの最後の輝き、目に焼き付けてください!



――三者三様、とても充実した対談でした!ありがとうございました。

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近藤紫乃 個人Twitter

これにて対談記事は終わりになります!
ぜひ公演の方もお楽しみください☺️

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