![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167250636/rectangle_large_type_2_779d8c3b786154e7fa5bd16fe3b35930.png?width=1200)
口唇ヘルペスと血糖値の関係
口唇ヘルペスは、一度感染するとウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下したときやストレスがかかったときなどに再発することがあります。再発時には通常、最初の感染時よりも軽い症状で済むことが多いですが、それでも水疱やかさぶたが唇に現れることが一般的です。再発のトリガーとしては、ストレス、疲れ、風邪、紫外線(特に日焼け)、ホルモンの変動(生理前後)などがあります。
症状を軽減し、回復を早めるために、抗ウイルス薬(例えば、アシクロビルやバラシクロビルなど)が処方されることがあります。これらの薬は、ウイルスの増殖を抑える効果があります。
でも、お薬を毎月取りに来るの大変ですよね。できるだけ予防したいと思います。
そこで今日お伝えしたいことは 高血糖と口唇ヘルペスの関係 です。
高血糖と口唇ヘルペスの関係は
1. 免疫機能の改善
高血糖状態が続くと免疫系の機能が低下します。免疫力が弱まると、ヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルス、HSV)が再活性化しやすくなり、口唇ヘルペスの発症や再発が引き起こされます。血糖値を安定させると、免疫系が正常に機能しやすくなり、ウイルスの抑制が進むため、症状が改善されやすくなります。
2. 炎症の軽減
高血糖状態は体内で炎症を引き起こし、慢性的な炎症状態が免疫系に悪影響を与えることがあります。血糖値が安定することで、体内の炎症反応が抑えられ、ヘルペスウイルスに対する免疫反応が強化され、ウイルスの活動を抑えることができます。これにより、口唇ヘルペスの症状が軽減したり、治癒が促進されたりすることがあります。
3. 血流の改善
高血糖は血管にダメージを与え、血流が悪化することがあります。血糖値を安定させることで、血管の健康が保たれ、血液の流れが改善されます。これにより、免疫細胞や修復細胞が口唇ヘルペスの患部に十分に届けられ、回復が早くなる可能性があります。
4. ストレスの軽減
血糖値が高いとストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が促進され、これが免疫力をさらに低下させる原因となります。血糖値が安定することで、ストレスが軽減され、コルチゾールの分泌が抑制されます。結果として、免疫機能が向上し、口唇ヘルペスの発症が抑えられることがあります。
5. ウイルスの抑制
ヘルペスウイルスはストレスや免疫力の低下によって再活性化します。血糖値を安定させることで、体内の環境がウイルスに対して不利なものになり、ウイルスの抑制が進むと考えられます。
高血糖を抑えるための方法を簡潔にまとめます:
1. 精製された炭水化物を避け、複合炭水化物を摂取
白米や白パンなどの精製された炭水化物は血糖値を急激に上げるため、全粒穀物や豆類、野菜などの複合炭水化物を選びましょう。これらは血糖値の上昇を緩やかにします。
2. 糖代謝に必要な栄養素を摂取
マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn):インスリンの合成や分泌に関与しています。これらを含む食品(ナッツ、種子、緑黄色野菜など)を意識的に摂取します。
クロム:インスリン感受性を高めるため、クロムを含む食品(全粒穀物、肉、魚、ブロッコリーなど)を摂りましょう。
ビタミンD:インスリンの働きを助けるため、日光浴やビタミンD豊富な食品(魚、卵黄、強化食品)を摂取します。
ビタミンB群(B1, B2, B3, B5):糖代謝に重要な役割を果たします。多くのビタミンB群は肉類、卵、豆類、全粒穀物に含まれています。
3. 食物繊維をしっかり摂取
食物繊維が豊富な食品(野菜、果物、豆類、全粒穀物など)は、血糖値の急激な上昇を防ぎ、短鎖脂肪酸の生成を促進します。これにより、インスリン感受性が向上し、血糖値が安定します。
4. 良質な睡眠を確保
睡眠不足は血糖値のコントロールを難しくするため、毎晩十分な睡眠(7〜8時間)をとることが大切です。
5. ストレスを管理する
ストレスはコルチゾールなどのホルモンを増加させ、血糖値を上昇させる原因になります。リラクゼーション法(深呼吸、瞑想、ヨガなど)を活用して、ストレス管理を心がけましょう。
これらを総合的に実践することで、高血糖を効果的に抑えることができます。
先日10年くらい毎月口唇ヘルペスになっていた方が血糖コントロールをしただけでお薬が入らなくなったと喜ばれていました!
口唇ヘルペスの予防に高血糖対策ぜひやってみてください。