”市街地からちょっと出た豊岡市”おすすめ10の場所
カバン生産量日本一で、コウノトリの野生復帰が行われて、平田オリザさんが移住する街。それが豊岡市です。僕が住んでいる街でもあります。様々な観光資源があるんですが、結構点在していて、車がないと少し巡りにくかったりします。一方で、豊岡市街地の歩ける範囲にも、バー付きの映画館があったり、スタンドバーがあったり、レトロな銭湯があったり、まち歩きが楽しい場所がいくつもあります。歩く範囲だからこそ発見できる面白さや人との出会いがあって。まちあるきが楽しい理由って、偶然の出会いだと思うのです。そこで、前回は、歩いて巡る”豊岡市街地”の場所を紹介しました。
しかし、せっかく豊岡に来てくれたのに、豊岡市街地だけ見るのも少々もったいなので、今回は、車や電車などを使ったらいける場所をまとめてみようと思います。
それぞれの地域別にご紹介
1.城崎国際アートセンター
平田オリザさんが芸術監督を務めるアーティストインレジデンス。ダンサー、劇団などが数週間程度滞在し、城崎温泉につかりながら、制作活動を行うためのスペースです。もともとは県の宿泊施設だったところを、いるか設計集団がリノベーションし、市が運営する現在の形になりました。数週間に1度、滞在アーティストの演劇が見れたり、イベントを行ったりしています。ふらっと訪れても、スタッフに余裕があれば、館内を案内してもらえます。アートの街を目指す豊岡市に来たら、寄っておきたいところです。
営業時間:9:00-22:00
連絡:http://kiac.jp
2.OFF
城崎温泉は観光客のためのごはんやさんが多いのですが、OFFの落ち着いた雰囲気はとても素敵です。コーヒーのテイクアウトもできるので、城崎に行くとごはんを食べるか、テイクアウトのコーヒーを頼んでいます。よく、城崎国際アートセンターの館長も出没されているので、偶然出くわすかも?
(ひうらさとるさんのinstagramより)
営業時間:10:00-16:00 18:00-22:00(月曜と日曜のナイトタイムは定休)
連絡:https://www.instagram.com/off.kinosaki/
3.まんだら湯
城崎温泉は外湯と呼ばれるホテルや民宿とは別に誰もが入れる温泉が街中にいくつもあります。僕も当直明けなどによく温泉に入りに行きます。とても綺麗な御所の湯やさとの湯といった温泉は観光客が多いのですが、地元の人が多い温泉もあります。柳湯や地蔵湯、まんだら湯は地元人が多いような印象です。そこそこきれいで落ち着けるまんだら湯がおすすめです。他にも様々な温泉があり、城崎温泉に宿泊される場合、基本的に外湯は入り放題なので、様々な温泉に入ってみてください。
営業時間:15:00-23:00
連絡:http://www.kinosaki-spa.gr.jp/information/yumeguri/4.html
4.MMM
城崎温泉にリノベーションで有名なPUDDLEさんのリノベーションされたお家に住んでいる城崎国際アートセンターの館長"田口幹也さん"と漫画家"ひうらさとる”さん一家。僕も一度お邪魔させていただいたことがあります。広い空間に温かい空間でとても居心地が良かったことを覚えています。実は、その一階がポップアップショップになっています。館長の友人たちが城崎温泉滞在中に何かアウトプットしてもらえないかということで開店に至りました。ピエールエルメ、MINIなどの有名ブランドから東京、京都のセレクトショップまで。毎回素敵なお店に変わります。イベントをしているときはぜひ訪ねてみてください。
営業時間:不定期
連絡:https://www.facebook.com/MMMkinosaki/
5.城崎文芸館 KINOBUN
地域にある小さな文芸館をリニューアル。企画展として、シーズンごとに城崎に関連のあるトピックで企画展を行っています。平田オリザさんの演劇展から、城崎温泉のNPO「本と温泉」の企画展まで。本と温泉は、城崎温泉を愛する著名な作家である湊かなえさん、万城目学さんらに城崎温泉にまつわる小説を書いてもらい、城崎温泉だけで販売する企画です。温泉で読めるようにタオル型の本にしたり、豊岡の特産品であるカニの甲羅のような表面コーティングをしたり。とても面白い本になっています。城崎文芸館をはじめとした城崎温泉のいたるところで購入できます。文芸館の前に足湯もあるので、買って読んでみるのも、一興です。
連絡:http://kinobun.jp
6.イガキフォトスタジオ/フォトカフェ
まちの写真屋さん。地域と地域の人たちを温かく撮り続ける。そんなイメージそのままのイガキフォトスタジオ。ご夫婦が営まれています。お二人とも素敵な方で、僕もイベントの際に撮影をお願いしたりしています。Photo cafeというカフェも併設されています。アートセンターの近くにあるので、アートセンターに行く際には寄ってみてはいかがでしょうか?
営業時間:9:00-18:00
連絡:http://www.igakiphoto.jp
7.PARADI
兵庫県姫路市にあるギャラリーとカヌレを売っているお店が城崎に出店。城崎温泉では、パン屋さんがメイン。コーヒーも売っている。MMM、OFFと並んでいて、おしゃれゾーンを形成している。リノベーションも秀逸で居心地がよい。
営業時間:9:30-16:00(水曜定休)
instagram:https://www.instagram.com/paradi_kinosaki/
8.永楽館
近畿最古の芝居小屋。これがリノベーションされて生まれ変わりました。写真見てください。とにかくエモい。著名な歌舞伎役者もここで公演されることが増えています。またアートセンターに滞在したアーティストがこの場所で公演されることもあります。さらに素敵なことは、地域のこどもたちの落語講座や地域のフリーマーケットなども行っていて、地域にも馴染んでいます。いってみて、空気を吸うだけでも、素敵です。
営業時間:9:30-17:00
連絡:http://eirakukan.com
9.ひととまる
ゲストハウス、そして本のあるところ。もっと近かったら毎日行きたい!と思うほどの素敵な場所。そしてひととまるを営む石丸さんご夫婦が本当に素敵。地域おこし協力隊で豊岡に来られ、ゲストハウスをオープンさせました。とてもごきげんな場所なのですが、よりよい場所にしようというトライがとても面白い。本のあるところということで、地域の人からオススメ本を3冊ずつ寄付してもらって展示したり、ゲストハウスの宿泊費を本にしてみたりという実験感が面白いです。この実験感は僕らのYATAI CAFEににているところかもしれません。豊岡で泊まるなら、絶対ここがおすすめです。
営業時間:水曜、木曜定休
連絡:https://hitotomaru.com
10.miso
一般社団法人ソーシャルデザインリガレッセ。代表の大槻恭子さん。豊岡で一番素敵な医療者と言っても過言ではないのではないでしょうか。訪問看護ステーションを運営されながら、古民家をリノベーションされ、小規模多機能型施設の場にされました。後ろの畑を地域の方と一緒に耕したり、地域と介護を繋げるような場にもなっています。また、隣の蔵もリノベーションされ、おしゃれなカフェにされました。ケアとまちづくりをするリガレッセ。興味のある方はぜひ訪ねてみてください。僕に連絡をいただければ、代表もご紹介できるかと思います。
営業時間:不明(現在は閉業中)
連絡:https://rigaresse.or.jp
11.江原湖畔劇場
平田オリザさんの劇団「青年団」が東京から日高に移転します。劇場もリノベーションで作り、2020年から運用を開始しています。クラウドファンディングでは5000万円ものお金が集まるなど、注目を集めています。これから日高がどう変わっていくのか、楽しみです。
営業時間:不明
連絡:https://ebara-riverside.com
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