コロナワクチンについて考える会をします。
9月16日更新 日程追加しました。9/18(土)10-12時 9/21(火)18-19時
新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいます。
高齢者のワクチン接種がひと段落つき、10代～50代の若い方への本格的な接種が進みつつあります。医療関係者や行政職員はもちろん、多くの方がワクチン接種に関して尽力していただいています。本当にありがとうございます。
近頃、まちに住む方とだいかい文庫で話していると、若い自分が打つ理由がない、妊娠、出産を予定しているのに接種して大丈夫かといった不安や疑問の声を聞くことが増えました。
一方で、ワクチン接種の話を避けるようなこともあります。ワクチン接種がイデオロギーのようになり、「打つ」「打たない」と述べること自体がためらわれるような、そんな雰囲気すらあります。
打とうか、打たまいか。という行動の二択ではなく、打つと打たないの間には、感情のグラデーションがあるはずです。どうしようかと迷ったり、自分の決断に不安になったり、友達や親からこうしろと言われたけど納得できなかったり。さまざまな感情があるはずです。
そして打たないからといってできることがないわけではありません。打ってもできないことがあるのも事実です。
そういった揺れる感情と行動をどこに話せばいいのか。本来は、一緒に悩み、対話し、解決策を模索することが医療者の役割のはずです。しかし、かかりつけ医がない若者は、そのような不安や疑問を十分に話せる場がありません。フェイクニュースを見て恐怖を感じたり、又聞きの情報に不安になったり。感情は揺れ動き、行動の選択は時間と共に迫ってきます。
そんないまある感情を話すだけでも、腑に落とすことができるのではないか。そして、それを医療者と一緒に考えることができればいいのではないか。
そこで、私たち一般社団法人ケアと暮らしの編集社は、ワクチン接種について様々な不安や疑問がある方と一緒に考える機会を作りました。コロナワクチンについて、医師と話すことができる会を「だいかい文庫」で不定期で開催します。
ただ医師自身も提供できるのはわかっている情報だけです。一緒に悩み、一緒に対話し、解決策を考えませんか？ひとりで悩まず、医療者と一緒に悩みながら、ワクチンについて考えれば、なにか見えてくることもあるかもしれません。
・対象：但馬地域に在住・在勤の方
・日時：8/14(土)13-15時 9/18(土)10-12時 9/21(火)18-19時
※以後、参加者が多ければ、不定期に複数回開催予定です。
・場所：本と暮らしのあるところ だいかい文庫
豊岡駅から徒歩10分：豊岡市中央町6-1
・予約：不要（予約したい場合は、info@carekura.comまでメールください）
・料金：無料（ワンドリンク制）
※400円程度だと思ってください。
お願いごと
・お越しいただいたからといって、ワクチン接種を強制されることはありません。一緒に考えたり、対話していく場です。
・同時に複数人いらっしゃった場合、1対1の相談形式ではなく、複数人での対話形式になる場合があります。
・対話形式となる場合、他人の考えを否定しない、自分の考えを断定しないことをルールとして守っていただきます。
・駐車場はありません。だいかい文庫の位置をご確認の上、公共交通機関や付近の駐車場をご利用ください。
・必ず、マスクの着用をお願いします。また、発熱・咳など体調不良がある場合はご来場をご遠慮ください。
・予約制ではないため、多くの方がお越しになった場合は「だいかい文庫」の外でお待ちいただくこととなります。
・また参加できなかった場合、「居場所の相談所」という名前で、毎月第2.4水曜日20時から21時、第2.4土曜13時から15時にだいかい文庫にて医師、看護師、理学療法士が健康相談を受けております。そちらの利用もご検討ください（無料です）。
・担当する医師（守本）は新型コロナウイルスワクチン2回接種後2週間以上経過しています。
以下の専門家が出しているQAもよければ参考にしてみてください。
★noteで記事にする他に、Twitterでつぶやいたりしています。
ワクチンを打たないことも、帰省や飲み会などリスクのある行動をすることも。
— もりもん（守本 陽一） (@lackooon) August 12, 2021
もうそうと決めてしまった人と戦うことが医療者の役割ではない。
どうしようかと迷ったり、自分の決断に不安になったりしている人と、一緒に悩み、対話し、解決策を模索することが医療者の役割だよなぁと。
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