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新規上場企業(IPO企業)のビジネスモデル分析をしてみた!〜東海ソフト株式会社〜

みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。

さて、新規上場企業分析も第3回目を迎えることができました!
引き続き、自分自身のビジネススキル向上を目的に、独自の視点で企業の分析を行っていきたいと思います。

誤っているところや、過不足、「お前、ここぜんぜん違うぞ!」といったお叱りなどありましたら、いつでもご指摘ください。

IPO企業分析第3弾!本日は、東海ソフト株式会社さんです。

※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報に掲載された書類を元に作成しており、投稿日時点での情報ではありません。

「東海ソフト株式会社」概要

■設立日  :1970年5月30日(上場承認日:2019年1月23日)
       ※上場承認まで48年と238日
■従業員数 :446人
■本社所在地:〒451-0043 名古屋市西区新道2−15−1
■市場   :東証二部
■代表者名 :伊藤 秀和

■事業内容:
ソフトウェア受託開発及びソフトウェア開発に係る役務提供

■ビジョン・経営理念:
顧客に信頼される誠実な企業である。技術・商品を常に研く企業である。社員に信頼される誠実な企業である。

主要年間指標(2018年5月期)

■売上    :5,790,964千円
■営業利益  :309,879千円
■経常利益  :312,263千円
■純利益   :221,879千円
■時価総額初値:64.5億(初値PER20倍)
※以下、新規上場時の有価証券報告書(Ⅰの部)

ビジネスモデル概要と図解(独自作成)

東海ソフト社は、いわゆるシステム開発会社であり、概要記載の通り、50年近くの歴史を持つ超老舗企業。
最新の業務には、「AI(人工知能)システム開発」や「IoT/M2Mソリューション」もあり、時代に合わせて柔軟に対応領域を変化・拡大させながらビジネスを拡大してきている。

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考察(Iの部を参考)

日立グループへの売上が1,452,113千円(25.1%)と非常に多くを占めている状態であることは安定的な収益基盤(パトロン)を構築できているという強みである。(当然、反面リスクもある)

・非常に多岐に渡る開発力を有しているため、その技術を活用し、特別な注力分野に対しての研究投資等を行って、開発力を日本最高レベルに上げることも戦略として取れるのではないかと考える。
ATMや金融系など、今後傾斜産業となる可能性がある開発も多く行っているため、自動車分野(特に自動運転等のAI技術)を伸ばすなども検討の余地があると思われる。

組み込み分野(2,281,310千円)、製造・流通分野(2,479,059千円)、金融・公共分野(1,094,846千円)と全体の事業バランスが非常に良い、というのは素晴らしい。ただし、組み込み分野のみ前期比91%程度で減少傾向にある点は要注意?

・自社製品として「Flex signal(稼働監視Webシステム)」や「Flex Device(クラウド仮想システム)」等のサービスもあるため、これらのサービスを強化し、より利益率の高い構造を構築することで、更に安定、且つ強化された事業構造を創ることができる。

まとめ

今回は、東海ソフト株式会社さんの分析記事でした!

正直、50年も前からシステム開発事業を行っている、ということはすごいことだと思います。信頼の積み重ねがあって始めてできる素晴らしい企業、という印象です。

そして特に、提供分野が幅広く、官公庁、民間、金融といった大手に分散してビジネス展開できている、という仕組みで、今回のコロナのような時代の浮き沈みに大きく依存しない強固な構造を生み出していると思います。

ぜひ、100年企業を目指してほしいですね!

それでは、また次回!!

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