宋家の三姉妹
ル・シネマ渋谷宮下がオープン、マギー・チャン特集の中の作品として「宗家の三姉妹」が上映されたので行ってきた。
ル・シネマ渋谷宮下 TOEI時代を違い綺麗になったこと、オシャレすぎて売店のメニューや売っている本などがめっちゃわかりにくい。
さて、「宗家の三姉妹」、面白く見た。映像の世紀バタフライエフェクトでも取り上げられていたし。
宋靄齢、宋慶齢、宋美齢の三姉妹
映画のキャッチフレーズが
「一人は金と、一人は権力と、一人は国家と結婚した」
長女、三女、次女のことですけど、、、
この三人の運命そのものが中国現代史、そのものだから凄いねえ。
ちなみにお父さん役の俳優さん、大泉洋似なので途中笑ってしまった。
まぁ、映画の内容はかなり現・中国政権よりなので、別な観点でも見る必要がありますね。勉強しないと。
(1)宋慶齢さんへのソ連、共産党のオルグ
(2)三姉妹が関わる西安事件、国共合作の歴史的評価
(3)国民党と共産党の対立の背景
そんなことよりも、この三姉妹の女優陣、見ているだけで眼福でした。
ミシェル・ヨー(エブエブで最優秀女優賞)、マギー・チャン、ヴィヴィアン・ウー。
追記
映像の世紀バタフライエフェクトでの三姉妹の回を見た。
映画で描かれなかったのは
・抗日戦争で募金を募るため宋美齢の米国等でのキャンペーン
・宋美齢が蒋介石の通訳としてカイロ会談に出席していたこと
・宋慶齢、中国共産党による建国後に副主席に就任、共産党による孫文を利用した権威付けに利用された
・その後、宋慶齢は毛沢東と距離をとる(毛沢東による人民への迫害への批判)ことになる、さらに文化大革命で疎遠に。
・宋慶齢が文化大革命による影響を避けることができたは周恩来の影響
・宋慶齢さんは、極めてピュアな方なんだなぁ、と思った。
・宋靄齢は抗日戦争後に米国へ。