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時代を動かした人物から人生哲学を学ぶ『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』
こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。
いい言葉を見たり、聞いたりすると、自分の心が喜ぶ気がします。一気に読むのが勿体無くて、数日間に分けて味わいました。
今日は、池田貴将さんの『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』をご紹介いたします。
『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』の作品内容
不安と生きるか 理想に死ぬか 外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。
『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』のおすすめポイント
本作は、幕末に活躍した思想家・吉田松陰の言葉を参考に、現代の言葉で蘇らせた作品です。先を見据える力があった吉田松陰の人生哲学は、現代を生きる私たちにもきっと示唆を与えてくれるはずです。今回はその中で、私が心に残ったことをご紹介していきます。
1. 流れを変えるのは自分の行動
幸運とか不運というものは、天から無差別に降ってくるものではなく、全て自分の方から求めているものなんです。「自分の行動を変えよう」という発想に行き着くことができるはずです。
「こうだったらいいな〜」と思うことはたくさんあると思いますが、その求めている状態に対して、自分が行動しているかという問いです。思っているだけでは何も変わらず、自ら行動を起こすことでしか、未来を変えることはできないのだと改めておもいました。
2. 感情が人生
感情は表現すればするほど、受け取る力が強くなります。
人とのコミュニケーションにおいて、感情に敏感になることは大切だと思います。他人の感情を受け取るには、まずは自分の感情を知り、それを表現することが必要なんですね。自分がどんなことに感動し、何をされたら嬉しいのか、感情の理解と表現が、他人への理解に繋がる。想像力を培っていきましょう。
3. 心を向ける先
うまくいっている人を見ると、気持ちが焦ってしまいます。
一刻も早く、「自分が今やらなければならない、一番大事なことはなにか?」をはっきりさせる。悩むべきは、そのことだけです。
ついつい他人の成功を見て焦ってしまうことが、私にはあります。そんな時、振り返るべきはどこまでも「今の自分にとって大切なこと」。自分が向き合うべきは自分なのだと、はっとしました。
4. 迷わない生き方
最もつまらないとおもうのは人との約束を破る人ではなく、自分との約束を破る人です。
とってもシンプルですが、とっても重い名言だと思います。自分との約束は自分しか聞いていないので「まあいっか」となりがちですが、「決めたことを破る自分」で生き続けるのは悲しいですよね。わかっていながらできていなかった自分との約束、しっかり守っていきます。
5. まとっている空気感
まわりに感謝し、人に喜ばれることをすれば、心は自然に磨かれていきます。そしてどんなにつらいときでも、一生懸命に心を磨いていれば、疲れるということを知らないものです。
ひとりの人間として、誇れる自分になるために心を磨いていきたいと思っています。そのためには、感謝力が大切ですね。私もたくさんの方にお世話になってきまいた。してきていただいたことを今度は周りに還元して、自分の心もピッカピカに磨いていきます。
大切なことはシンプル
短い生涯の中で日本にとってとてつもなく大きな影響力を示した吉田松陰の言葉には、私たちが大切にすべき基礎がたくさん詰まっているように感じます。
日々の積み重ねが人生を作っていくと思います。理想の自分を生きるためにも、今回学んだ生き方を実践して、一度きりの人生を最大限楽しみたいと思います。
みなさんの心の中に、プラスになることがお伝えできたら幸いです。
ではまた〜