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正義は必ず勝つという価値観。
こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。
みなさんはどんなお話が好きですか? 私は、正義は必ず勝つ、「勧善懲悪もの」が大好きです。
なぜ勧善懲悪が好きなのか?
今まで「正しいことをする」を信条に生きてきました。小学校、中学校、それはそれは伸び伸びと育ち、勉強も一生懸命やってきました。(運動を頑張る気持ちは、お母さんのお腹のなかに置いてきました)やったらやった分だけ、自分に返ってくる頑張り方が好きでした。
だからこそ、ズルや嘘が大嫌いで、ズルをするくらいならやりたくないと思っていました。真っ直ぐと生きてきた私は、正しいことをする人が救われる世界線を信じていたのです。
まさに「勧善懲悪」の世界はそんな世界線で、例え、悪がはびころうとも必ず正しい人が勝つ。それが自分の価値観に合致したのです。
そうはいかない現実
ところがどっこい。現実は勧善懲悪なんかじゃないですね。中には自分のことしか考えない人たちがいたり、真面目にやる人ではなく要領の良い人がのし上がっていったり、「正しさ」だけでは生きていけないということがあります。
学生時代は、NPO・NGO論を専攻していたので、市民が権力に振り回されたり、虐げられたりする現実をたくさん見てきました。人や立場や権力の有無によって、「正しさ」は変わります。権力=正しい、ではないのです。
正しく生きたいと思ってきましたが、なんとなく「正しく生きていることが損」に思えて仕方なかったことも事実です。
それでも正しさが勝つ世界を信じたい
そんな潔癖なことを言ったって、現実は変わらないこともわかっているし、だからと言ってズルをしてのしあがりたいとも思いません。いくら楽して権力を握ろうとも、誰かの犠牲の上でえらくなろうとも、それが正しいとはどうしても思えないからです。当たり前のように勧善懲悪を信じていたあの頃と違って、色々な現実を見てきました。人によって、立場によって、正しさが違うことも理解しました。
それでも私は心の底から湧き上がる「正しさ」を信じたい。『池袋ウエストゲートパーク』で、マコトが100%勝つように、正しい人間が胸を張って生きられる、そんな世界を信じたいのです。
たとえ現実がままならなくても、私には生き方を照らしてくれる本がある。それはとても幸せなことだと思います。
みなさんには、譲れない価値観はありますか? 自分を支えてくれる本はありますか?ぜひ教えてください。
ではまた〜