まるで北欧絵本のような世界へ行こう!「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」をレポート
近年、埼玉のインスタ映えスポットとして有名となった「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」。豊かさ自然のなかにあり、癒しのスポットでもあります。まるで絵本のような、非日常の世界は一度行くとやみつきになることでしょう。
今回は、この公園の魅力をたっぷり紹介していきたいと思います。
1、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園とは?
場所は埼玉県の飯能市で、近くには自然豊かな名栗湖や宮沢湖があります。市内には、同じく北欧の世界観を楽しめる「メッツァビレッジ」、「ムーミンバレーパーク」があり、有名です。
平成9年に平成こどものもり公園事業の指定を受け、「あけぼの森子ども公園」として開園しています。その後、北欧童話作家のトーベ・ヤンソンとのつながりから、2017年に改名。現在のかたちとなっています。この公園には、トーベ・ヤンソンの「それぞれがお互いを受け入れ、自由な時間を過ごす」というメッセージがちりばめられています。
トーベ・ヤンソンについて
1914年生まれのフィンランド人作家。
画家、小説家、児童文学作家として活躍。代表作に、ムーミンシリーズがあります。世界的に有名なムーミンは、日本でも浸透しており、多くの人から愛されています。
2、公園の基本情報
住所
埼玉県飯能市大字阿須893番地の1
電話番号 042-972-7711
開園時間
<平日>9:00~17:00
<土・日曜日・祝日>9:00~21:00
休園日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)
アクセス
電車:元加治駅より徒歩19分
仏子駅より徒歩27分
駐車場
市民体育館・市民球場・ホッケー場と共用
【駐車場閉門時刻】
〈体育館前駐車場〉午後9時15分
〈河川側第2駐車場〉4月~10月 午後8時 /11月~3月 午後6時
料金 無料
公式ホームページ
こちらのリンクから移ることができます
3、園内おすすめスポット紹介
・きのこの家
こちらは、ムーミンシリーズで出てくるムーミン屋敷を再現した家になります。外観から、絵本のものがそのまま飛び出してきたようでわくわくしますね。2階建てになっていて、中に入ることができます。階段や天井は低めに設計されていて、お子さんが遊べるようになっていますが、大人だけで入ることもできます。
(出典 Holiday)
中は仕掛けとびらや階段、小さなまどがたくさんあります。とびらを開けると、どこに続いていくのか…大人でも童心にかえって楽しむことができます。
(出典 Holiday)
もちろん家具も北欧風のかわいらしいものが並んでいます。まるでムーミンたちがそこで生活しているような雰囲気を感じられますね。
こちらでは、冬季限定で暖炉に火を入れてくれます。外国にあるような暖炉で火の温かさを感じられるのは、また格別。ぼーっと火の揺れをみながら過ごして、日常から離れた時間を味わうことができるでしょう。
現在、新型コロナウイルス対策のため閉鎖されています。内部に入ることができませんが、かわいらしい外観を写真に収めても思い出になると思います。
・森の家
次に紹介するのは、こちらの曲線が美しい建物。1階はトーベ・ヤンソンの資料館になっており、ムーミンシリーズが書かれるまでの流れやトーベ・ヤンソンの作品紹介が展示されています。
(出典 Holiday)
ムーミンシリーズのキャラクターの人形が並んでいます。ムーミンをあまり知らない筆者も、興味をそそられる内容でした。ファンの方であれば、貴重な内容もあり満足されるのではないかと思います。
2階は、本を自由に読むことができる読書スペース。幼児向けの絵本から、児童文庫まで多数とりそろえられていました。どれも、トーベ・ヤンソンの作品やそれを元にした本です。
筆者も思わず絵本を手に取って読書中…(現職で使えそうな幼児向けの数字の絵本を見つけて見ているところです。)ランプは木でできており、細かいインテリアもとてもこだわりが見られました。
こちらも、新型コロナウイルス対策のため、現在は閉鎖されています。
・スナフキンの水遊び小屋
この公園を調べると、よく出てくるのが水遊び小屋の写真ではないでしょうか。こちらもムーミンに出てくるキャラクター「スナフキン」が、よく釣りをしている小屋をモチーフに作られています。小川の中央に筒形の小屋が建てられており、橋を使って中に入ることもできます。色合いや形に、日本では見られない北欧らしさが全開。公園の奥側にきのこの家が見えるので、それをバックに写真を撮ると絵本の世界のような写真が撮れます。時期によっても草木の表情がかわるので、フォトジェニックな風景がとりたい方は是非チェックしてください。
・にょろにょろベンチ
公園の中には、さまざまなところに遊び心があります。そのうちの一つがこのベンチ。ムーミンでおなじみのキャラクター「にょろにょろ」がベンチの背面になっています。ベンチは公園内のいたるところにあるため、持参したお弁当を広げてピクニックもできます。
4、公園内にカフェもある
きのこの家の向かい側にある青い建物は「北欧風カフェ プイスト」です。外観は青い壁面と、曲線を描くようなかたちが特徴。窓もそれぞれかたちが違っていて、かわいらしくおしゃれな雰囲気です。
内装は、木の温かみをたっぷり感じられます。晴れていると、日の光が注いで暖かくてつい寝てしまいそうになりました。椅子やテーブルも、すべて北欧テイストで統一されています。
筆者が食べたのは、季節のフルーツタルト。写真映えする盛り合わせと、甘すぎないタルトで大満足の一皿でした。ちなみに、使われているお皿にもムーミンのイラストが描かれています。それぞれちがうお皿のようなので、グループで行ってどんなムーミンだったか見せ合いっこするのも楽しみ方の一つです。
(出典 LINEトラベル.jp)
そのほかにも、北欧風オープンサンドのスモーブローや、野菜たっぷりのスムージー、カフェドリンクがあります。テイクアウトもできるので、外の日差しを浴びながらの食事も楽しめそうですね。
詳しいメニューなどについては、こちらのリンクからご覧ください。
5、おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、埼玉県にいながら、非日常の世界を楽しめる「トーベ・ヤンソンあけぼの森子ども公園」をご紹介しました。家族で遊びに行くもよし、デートでのんびりピクニックをするもよし、友人と写真映えを狙うもよしの場所になっています。新型コロナウイルスの影響で利用できない施設もありますが、何度行っても楽しめるスポットなのでぜひ足を運んでみてください。