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【RX山本】2022全日本マスターズタイムトライアル 2位

photo:KAZUTAKA INOUE

全日本と名のつく大会だけあって、意気込んでいた大会。翌週にツール・ド・おきなわを控えているスケジュールでなかなかタイト。とはいえ30分のベストエフォートを狙うのがこのレースでの最重要課題なので、「おきなわ」のようなレースに向けてはネガティブな要素は少ない。まあおきなわとの相性は抜群に悪いので、こちらに全神経を集中させていく。今回で2度目4年ぶりの出場。

試走は日没前に

コースは変わらずパームラインを2往復する約20.7kmのコース。前日に試走を行ったが、思っていたよりも起伏が少なくなったようで、軽いギア板を持ちこんだが、平坦仕様のビッグなギア比で臨む。予報では北風・風速15m/s、低気圧でタイムは期待できそうにないが、風が強いのはこちらに分があると信じる。



当日早朝の試走では往路はかなりの向かい風、復路は当然爆風の追風で軽く50km/hを超える。ホイールをセレクトしはじめる参加者も。
それから数時間が経過して正午過ぎにレーススタート。年代別で最も層があつい40代。5〜6番目で、ライバルと目していた人たちは2分、2分半、3分後にスタート。往路向かい風・復路が追風のシチュエーションは変わらず。序盤は軽く回しているつもりでも400w前後出てしまっているので、心配になるくらいまで抑える。復路の追い風は逆に思い通り踏めずにタイムが稼げないだろうと予想。向かい風にフォーカスする。
折り返し段階でライバル選手たちとの秒差を読む。優勝した岸本選手が10数秒詰めてきているのがわかる。ここで心が折れないように次からは見ないようにして、足が折れてもいいやって言い聞かせてペダルを回す。アップダウンが激しくギアも頻繁に変速する。短いが勾配がきつくペースが掴めない。ケイデンスも高めの方が適しているだろう、なんて2周目は考えながらシッティングでできるだけ低いフォームを心がけて走る。頭をできるだけあげないように、かと言ってうねったコースだから路肩に突っ込まないよう最新の注意を払う。20分およそ315wほどで、ベストではないが最近では良さそうな出力で失速することなくフィニッシュ。今考えると残り1kmで500w以上で踏めてるなら、もっと突っ込めたかも…。

1周目/14:43:860
2周目/14:43:853
40代クラス 2位
えっ!? ってくらいまとまっているが…..。

フィニッシュした時点ではトップタイムだが1分半後、岸谷選手に塗り替えられる。夏の全日本トラックでは年代カテゴリーは別ながらお互い個人追い抜きで優勝していて、確かタイムは2~3秒負けていた。そのまま距離を積算したように今回は23秒の大差で敗北。おどけてはいたが自分よりも厳しく辛いトレーニングをこなしているんだろうな、と我が身の非力さを感じた。次回の挑戦まで同じようにトレーニングに時間を割けるかというとわからないが、トレーニングに打ち込む日々は心身ともに豊かな気はする。そういう意味でも、次の挑戦へ向けて頑張りたい。


わりと悔しいぞw

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