［90本目］大塚と吉祥寺のライブをはしごしました、自転車で《2》

【［89本目］大塚と吉祥寺のライブをはしごしました、自転車で《1》】の続きです。

大塚を出た瞬間からポツポツと何やら不穏な天気に。しばらくはポツポツ程度でしたが、途中から本降りに。天気予報的には大丈夫だと思っていましたが、めっちゃ不安定な状態で色々なところで雨雲が発生している。一旦、街路樹の下で雨宿りしたけど、さらに雨脚が強まってきたのでちゃんと雨宿りができる場所を探したら、こんな場所にたどり着いた。

護国寺西の交差点、首都高5号線の高架下でしばらく雨をしのぐことに。この後めちゃめちゃ降ってきたから、木の下だったら大惨事だった、、、。ただ、待っているのもなんなので、目の前にある駐輪場の口コミをGoogleマップに投稿してみたり、なにやってるんだか。

雨も小降りになったので、次の目的地に移動。ホントはここで雨宿りする予定だったんだけどね。

こはぜ珈琲早稲田店。下北沢のお店は行きつけのうちの1つだけど、早稲田のお店はもちろん初めて。早稲田大学のめっちゃ近くなので学生さんがあふれる中、このお店は独特のゆっくりとした時間が流れる。表から見るとあまり広いお店に思えないけど、実は奥にもう一部屋あって意外と広々としている。下北沢のお店と比べても、早稲田のお店はとても居心地がいいですね。そんな居心地の良い環境の中で、依頼を受けている150文字を考える。

残念ながらてんちょはいなかったけど、バイトの男の子に聞いたら日曜日は下北沢店の応援だとか。それにしても、てんちょのお店作りはホントにステキだ。珈琲の値段も下北沢と同じく安いし、本当に居心地がいいんだよな。

こはぜ珈琲を出て次は吉祥寺へ。吉祥寺は自転車で行ったことがあるけど、下北沢からか自宅からであって、早稲田から行ったことはもちろん初めて。なるべくわかりやすいルートで行くべく、早稲田通りをひたすら真っ直ぐ西へ。もう、なんだか夏みたいな雲が出てる。

山手通り、環七、そして環八を越え、以前に一度来たことがある善福寺公園へ。ここまで来ればもう吉祥寺、それにしても吉祥寺は人が多いなぁー。

吉祥寺SHUFFLEは実は初めて行くハコ、というかですね個人的には、ザ・ぷーのナニコレのMVで使われていて勝手なイメージがついてしまっている、、、。

ちがいます、吉祥寺SHUFFLEには「一人一人のスースー」のライブを観に来たのです。ライブハウスで前に観たのっていつだろう、あー、KNOCKOUT FESだから45日ぶりくらいだ。

後半しか観ることができなくて、「一人一人のスースー」以外は全然知らなかったけど、「維新伝震」「micanythm（ミカニズム）」ともにとても個性豊かなバンドで、最初から観るべきだったなぁと後悔。

で、「一人一人のスースー」ですが、いいねー、ホントいいねーーー！　転換15分でちゃんと音出しをしてたから、今日はリハ無しだったのかな？　KNOCKOUT FESの時もリハの時に、照明さんにオープニングのオーダーをしてそれをやった上で、すぐに本番で同じ事をやっちゃうのめっちゃすきだわー。この日のしほさんは、いつもに増してツンとした表情で最高。あれって、緊張してるって事なのかな、もうねあの無愛想感マックスの表情が結構ツボで、初めて観たときはちょっとどういうこと？みたいに思ってたけど、あれがいいんだよなー。あの表情が崩れるタイミングを見逃してはならないのです。

この日は騎一さんのノリが半端なくて、もう完全にベースと一体化していた。で、ベースと一体化しているからMCがサッパリ訳分からない感じになってて、それもまた素晴らしい。さきさんもいつも以上ににっこにこだったなー。「ふれる あ ふれる」から「ピコロコ」への流れが、どんどん良くなってる。というか、バンド自体がどんどん良くなってる。出会ってからそろそろ半年だけど、こんなに成長著しいバンドには久しぶりに出会った。本当に来て良かった。

またもや雨に見舞われそうだったので、ソッコーハコを出て自転車で帰宅。まあ、自分のルートからは雨雲がそれたみたいで全く雨は降らなかったけどね。30分ほどで家に戻り、長い1日が終わりました。

大塚と吉祥寺の2カ所のライブハウスを巡ってなんとなく感じたことがあるのですが、アレのせいでライブ活動が制約されている中でもネットを活用してアクティブに活動しているアーティストはたくさんいて、その頑張りの結果としてライブハウスに多くのお客さんが来る流れが生まれています。

女のコのシンガーソングライターなんかはまさにという感じだけど、TikTokとかインスタライブでライトな感じで歌って、そこでファンを着実に増やしているんだよね。想像以上に若いお客さんが多くて、とても新しい感覚を覚えました。SHUFFLEのお客さんはそれとはちょっと違ってるけど、とにかく若いコが多かった。ノリもめっちゃ良かった、ホントならめっちゃ歓声出したくなるよなー。ライブハウス、未だ暗黒な状況が続いていますが、その未来は明るいと確信しました。だから、それまで耐えられるように、頑張って欲しいです。

あー、それにしても疲れた。何キロくらい走ったのかなと思ってルートをGoogleマップに入れてみたら41.2kmだとか。そんなもんなのか、という感じですが都心は意外とアップダウンが激しいんですよねー。まあ、そんな疲れも爽快感という感じで、とてもリフレッシュできた一日でした。素晴らしい歌を聞かせてくれたミュージシャン、そして、一日完全に解放してくれた家族に感謝です。