［95本目］京都初日、弥生時代の末裔からのイトカムトビコ

というわけで、1日遅れで京都に入りました、、、いや、京都は通過して大阪に入ったんだ。新幹線で新大阪を降りるのはいつぶりなんだろう？　調べてみたら2019年3月ぶり、当時追いかけていたバンドの取材だった。とても昔の話に感じる。京都には散々来てたけど、大阪はあまり行かなくなっちゃったからなぁ。

で、初日の行き先は梅田界隈で行われている「夏福2021」、このイベントに来たのは2017年以来。Zeelaでリストバンド交換をして、初めてのハコ「AZYTATE」へ。東梅田の雑居ビルの4Fにあるアコースティックのライブハウス。

めっちゃ狭いのかと思ったら、まあまあの広さで快適空間。で、ソッコービールですよ。ああ、最高だ。大阪に着いた瞬間から凄まじい湿度と東京よりも高い温度で参ったけど、ビールでよみがえった。

ここに来たのはあまり深く考えてなかったけど、「ayaka」という名前を何度も観ていてちょっと気になってたから。いやーー、めっちゃ元気だな、めっちゃパワフルだなぁ。前日が前日で疲れ果てて、大阪についてもなんだか疲れてたのにめっちゃ元気分けてもらったわ。大阪じゃないとなかなか見れないので、初っぱなから貴重なライブを見ることができてよかった。MVチェックしよー。

そして、過去に何度か来たことがある「GANZ toi,toi,toi」へ。ウッディでめっちゃ雰囲気が好きなハコなんだけど、ビルのオーナーが変わって解体されるから移転するんだよね、うーん本当に残念だ。ある意味、今回「夏福」に来た理由の一つに、このハコに来たかったってのもあるんだよね。以前に取材で来たときに控え室で某バンドマン（メジャーデビューした）が、めっちゃひっでえ話してたの鮮明に覚えてるわー（なんだそれ）。

で、見るのは久々の「弥生時代の末裔」です。ドラマーが抜けて、りょうくんがサポートで叩く体制はもちろん初めて。前のドラマーがなんかジャジーで技巧派だっただけに、パワフルな印象のりょうくんになったらどうなるのかと思ったけど、なんかめっちゃよかった。単純にパワフルだけじゃなくて、キレがありつつ緻密でテクニシャンなドラマーでもあるからなぁ。ベーシストのゆうがくんとの相性も抜群で、絶妙なグルーヴを生み出してて本当に素晴らしかった。もう、ぶっちゃけ、そのまま加入して欲しい。

と、いきなりサポートドラマーの話から書いちゃってるけど、1曲目からギターのキヨくんが弦を切っちゃって、ああどうするんだろうと思ったらソッコー楽屋にいってギターを借りてきてサビに間に合わせていた。ギタリストの鏡だな、サビの為に曲の前半を捨てるとは（は？）。まあ、だからこそ、ベースとドラムの良さにソッコー気づいたんだけどな。

で、焼き鳥嬢（Vo.）です、いいと思います、とてもいいと思いますよこれは。配信で見てたら全然分からなかったけど、ハコで聴いたら全体的にパワーアップしてて、彼女の魅力が炸裂してた。てか、可愛くなってね？　相変わらずMCはやりたい放題で妹の逸話を勝手に披露してたけど、曲中のクオリティはさらに進化してた。なんとなく、「わーいバンド楽しいよー、歌うの楽しいよー！」って印象が強かったけど、そういう意味ではちゃんとしてた。成長してるなぁ、バントマンとして。そのあたりはゆうがくんの存在が極めて大きいんだろうな。ベーシストとしてサイコーなんだけど、彼がこのバンドにいることはとても価値がある。

【㊗️2nd mini album発売＆ツアーもしちゃうよ&音源、グッズ通販もﾊｼﾞﾏﾙﾖ㊗️】
本日夏福2021のMCにて発表させていただきましたが…
弥生時代の末裔、2nd mini album を発売することが決定しました！💿
現時点では東名阪+京都で販売させていただく予定です！
時期は、9月中旬を予定しております🌸

— 弥生時代の末裔 (@yayoi_matsuei) July 4, 2021

MCでも色々発表されていたけど、新しいミニアルバムが出てリリースツアーをするそうです。東京にも来るみたいなので、めっちゃ楽しみです。

その後は、Zeelaに戻って「麻痺するポケット」「アポロノーム」「POP ART TOWN」と間違いない3組を観て、ここで時間切れ。阪急で京都に戻りGROWLYに向かいます。

2019年に解散した「イトカムトビコ」が1日限定の復活ライブ。「the seadays」のハコを埋め尽くすサウンドに圧倒されつつ、お客さんがたくさんでああみんなこの日を待ってたんだろうなと。元々4月に行われる予定だったイベントだったけど、アレのせいで7月に延期された。でも、延期されたからこそ自分はここに来ることができたんだよな、なんとも不思議な展開。

2年ぶりの「イトカムトビコ」は、以前と何も変わってなかった。七燈さんの世界感が音楽としてあふれ出す。二度と観ることができないはずの光景を目の当たりにする奇跡。京都まで観に来て本当に良かった。

そう、どうして1回限定で復活したのか謎だったけど、GROWLY店長の安齋さんの提案がきっかけだったとMCで知る。イベントのタイトル「β世界線の夜」は、「シュタインズ・ゲート」という作品（？）から取ったものらしいけど、まさにこの日を表しているタイトルだった。やっぱり、奇跡だったんだよな、この夜は。何回も「イトカムトビコ」の音楽に出会えてよかったと思ったけど、まさかもう一回そう思えることができるとはなあ。

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宿に戻り、東京都議会議員選挙の速報。「ゼロ打ち」（開票前に出口調査の数字で当確する）がもっとたくさんあると思ったんだけど、全然出てない。これは、かなり予想が外れるだろうなと思ってたけど、想定外中の想定外で大変な感じに。京都だから開票速報なんてやらないだろうなと思ったら、NHKでちゃんとやってた。世田谷区で応援していた候補が二人とも当選したから良かったけど、想定より遙かに厳しい選挙だった。世田谷区の最終確定を見届けて轟沈。当選された方おめでとう、落選された方も含め、皆様本当にお疲れ様でした。

あ、トップの写真は新大阪駅に停まっていためっちゃキティな新幹線。JR西日本もいろいろやってるなー。