共感工房 “ハマスは過激路線になった”

◆ イスラエルは“やぶ蛇”をやらかした。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ハマス新指導者にシンワル氏 対イスラエル「過激路線」強化―ガザ停戦交渉にも影響か ⇒ https://x.gd/jzJTe ■

 イスラム組織ハマスは6日、イランで7月末に殺害された最高指導者ハニヤ氏の後継に、パレスチナ自治区ガザのトップ、ヤヒヤ・シンワル氏を選出したと明らかにした。

 ハマス軍事部門創設にも深く関わったシンワル氏は対イスラエル強硬派の筆頭で、組織として「過激路線を強める」(ロイター通信)姿勢を明確にした形だ。

 シンワル氏はガザ南部ハンユニス出身で、ロイターは現在61歳と伝えている。20年以上イスラエルで収監された経験を持ち、ハニヤ氏の死後、最も有力なハマス幹部の一人と見なされていた。昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲の首謀者とされるが、ガザに潜伏中のもようで、動静は分かっていない。


◆ こりゃもう、どちらが悪い云々の問題ではなくなりました。

 ただひとつはっきりしているのは、イスラエルがイラン訪問中のハマスの最高指導者のハニヤ氏を暗殺した事実

 エタニアフ氏がどんな意図でそうしたのか知りませんが、結果としては、ハマスの穏健派の最高指導者ハニヤ氏を暗殺し、強硬派のシンワル氏を最高指導者に据えてしまった

 しかも、元々ギクシャクしていたイランとイスラエルの関係は最悪の状態になった。イランが怒るのは、当然のこと。

 イランとハマスは同盟国のようなもの。同盟国から重要な客人として招いた指導者を自宅の庭先で殺されたのでは、イランの立場はない。

 イランは、国際的には“笑いもの”にされてしまいました。名誉を重んじるイスラムの国としては、ガマンのしようもありません。[ #笑いものにされた ]

 この際、徹底的にイスラエルを懲らしめるしかイランの名誉を回復することはできません。アメリカもそう考えているのではないでしょうか?


◆ アメリカは、おそらく、ハニヤ氏暗殺には反対していたと思います。でも、イスラエルはやってしまった。

 やってしまったからには、イスラエルの軍事的な同盟国のアメリカも、昔からの同盟国のよしみでイスラエルを保護してやるしかない。

 イスラエルの暴挙を止めることができなかったアメリカは、仕方なく、空母ドワイト・アイゼンハワーを中核とする空母打撃群を東地中海に派遣するよう指示したらしい。[ #空母打撃群 ]

 空母打撃群の任務は、イランから飛んでくるミサイルなどを迎撃することになっているのだと思います。直接イランを攻撃したら、イランとアメリカの戦争になってしまう。

 私なら、そんなわけのわからない任務は、やる気にはなれません。


 参考までに、アメリカにはもう一つ選択肢がありそうです。

 それは、先日イギリスがやりました。つまり、アメリカの公式表明として、“ネタニヤフ氏への逮捕状請求に反対しない”と宣言すればいい。

 そうすれば、世界中がネタニヤフ氏のわがままには辟易しているので、国際司法裁判所からも逮捕状が発行される。そうなれば、ネタニヤフ氏は引退してくれるかも。[ #引退させる ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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