題... “密室談合”が復活してきました
◆ 当然のことですが、良識的な自民党議員たちは党員投票を求めているようです。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 党員投票要求、145人 地方からも相次ぐ―自民 ⇒ https://bit.ly/34Jopmy ■ 自民党の青年局長経験者は31日、党本部で二階俊博幹事長と面会し、安倍晋三首相の後継を決める総裁選で党員投票を実施するよう申し入れた。要望書には下村博文選対委員長を含む党所属国会議員145人と22都府県の地方議員ら約400人が署名。二階氏は「慎重に受け止めて検討したい」と応じるにとどめた。
◆ でも、現実には、実力者(派閥の親分衆?)の談合で、新しい首相になりそう。
私は、安倍首相と麻生財務大臣と菅官房長官は、政治家の業界ではこれまでなかった珍しいタイプの“三人組”だと思っています。
第2次安倍政権の発足以来、この三人組は、長期にわたってずっと同じポストで、それぞれが自分の好き勝手に振舞い、それぞれが、自分の担当分野で“帝国”を築きました。
この三人組は、どんなことがあっても、お互いに他の人の領分を侵さない。
そして、別に、いわゆる“密室で談合”しなくても、何となくお互いがかばい合う態勢が完璧に出来あがっているようです。[ #密室談合 ]
そんな安倍氏と麻生氏が菅氏を支持し、さらには狸親父の二階幹事長までが菅氏を支持するとなると、新首相は菅氏に決まったようなもの。
自民党には、過去にも三人組がいました。YKK(山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎)の三人です。でも、こと首相選びということになると、この三人も意見は異なりました。
◆ “執事首相”の誕生です。
私は昨日のブログでも指摘しましたが、菅氏には、ご自身には政策的なビジョンのようなものは感じられません。この方は、“執事”なのです。[ #執事 ]
何かにつけてご主人様をお助けするのが執事の役割。菅義偉氏は執事としては有能なのでしょうが、自分がトップに立ってもさほど意味のない人だと感じます。
誰かが、後ろで采配を振るうような首相になると思います。もちろん、采配を振るうのは、安倍氏と麻生氏。要するに、ロボット首相です。
まぁ、思ってもみなかった首相のイスが転がり込んでくると言われれば、誰もがその気になってしまうか … 菅氏には、自分の“ぶんをわきまえてほしい”と思います。[ #ぶんをわきまえる ]
ご主人様が国民なら執事首相でも良いのですが、菅氏の場合、ご主人様は安倍氏と麻生氏ということになりそうです。
◆ 何やら、森喜朗首相が誕生した時と状況が似てきました。
あの時には、小渕首相が急死し、時の実力者の“五人組”と称される人々(森喜朗幹事長、青木幹雄内閣官房長官、村上正邦参院議員会長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長)の談合で、森首相が誕生しました。
ところが、森首相は、実力者でも、首相として能力がある人ではなく、失敗ばかり。
そして、そんな状況に嫌気した加藤紘一氏が“加藤の乱”。結果的には加藤の乱は失敗しましたが、私は、あれで国民の政治に対する危機感に火がついたと考えています。
国民の危機感に火がつき、その後の自民党総裁選挙では、“泡沫候補”と揶揄されていた小泉純一郎氏が自民党総裁になりました。党員投票をすれば、そんな可能性もある。
でも、またも、談合で、時の実力者に都合がいいという基準で新しい首相が選ばれそうです。政治家という連中は、“懲りない面々”のようです。[ #懲りない面々 ]
ここはひとつ、小泉純一郎氏におでましいただいて、“カツッ!”を入れてほしい。
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