天眼流’　＠その日の調子で勝敗が決まるものらしい

◆ 平昌オリンピックの女子カーリングはスウェーデンが金メダル。

　スウェーデンは予選リーグからまずまず好調だったのでいいところまでいける思っていましたが、まさか、金メダルをもぎ取るとは … 正直、少し意外でした。

　私は、カーリングのおもしろさの虜になってしまい、いろいろと調べてみました。

　そうしたら、金メダルのスウェーデンも世界ランキング５位のいわば下位のチームでした。１位はカナダ。２位はスイス。３位はロシア。日本は６位。韓国は８位。

　カナダでは競技人口が約７０万人もいるほどの国民的なレジャースポーツで、日本は約３０００人だとか。[#レジャースポーツ]

　今回のオリンピックでは、世界ランキング上位のチームは総崩れの格好でした。こんなに順位が予想しにくいスリリングな競技もめずらしい。[#スリリング]

◆ でも、メダル順位は、“番狂わせ”でもないと思います。

　私は、数日前のブログで、“カーリングは知略と集中力のゲーム”と指摘しましたが、それが正解。高い集中力を維持するには、不断の技術の鍛錬が前提にあるのは当然です。

　ベスト４に進出したチームは予選リーグと決勝トーナメントで見事に勝敗が入れ替わっています。カーリングの勝敗はその日の調子次第。２連勝できるほどの力の差はない。

　日本は、予選リーグ戦は金メダルのスウェーデンにも銀メダルの韓国にも勝利。でも、予選で負けたイギリスに３位決定戦で勝って銅メダル獲得。韓国は、予選で勝ったスウェーデンに決勝では負けました。

　つまり、カーリングは予想がしにくい微妙で繊細な競技なのですね。駆け引きの火花が飛ぶような真剣勝負がおもしろい。[#駆け引き]

　プロリーグでもはじめてくれれば楽しそう。大騒ぎするのが得意な女子のプロリーグがいいと思います。公的なトトカルチョもやれば、人々は競馬以上に熱狂するかも？