共感工房 “日本は文字通りの日の沈む国に”

◆ わが国は、人口減が定着してきた印象。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 日本人、全都道府県で減少 前年比80万人、幅最大―総務省 ⇒ https://is.gd/5QDgo6 ■

 総務省が26日公表した住民基本台帳に基づく1月1日現在の日本人の総人口は、前年比80万523人(0.65%)減の1億2242万3038人だった。14年連続で前年を下回り、減少幅は過去最大。沖縄県が日本に復帰して調査対象に加わって以来初めて、全都道府県が減少となった。

 一方、外国人住民は3年ぶりに増え、28万9498人(10.70%)プラスの299万3839人に。外国人の集計を始めた2013年以降最多で、全都道府県で増えた。新型コロナウイルス感染拡大による入国制限が相当程度緩和され、国外からの転入が本格化したことなどが要因とみられる。


◆ まだまだ、人口減は進むはず。

 人口政策は20~30年先のことを考えて進めなければならないのは考えるまでもないことですが、わが国の人口政策は目先のことしか考えていません

 わが国の場合、子どもを産みたくなる類の政策をやっていません。

 なので、保育所が足りないから保育所を増やすとか補助金を出す類のことしか話題にならない。その程度のことでは、子どもは増やせないと思います。[ #目先の補助金 ]

 それらも一定の効果はあると思いますが、私は、それより、なぜ国民が子どもを産んでくれないのかを考えるのがもっと大切だと考えています。

 目先の補助金ですむ問題ではありません。子どもを一人前に育てるのは、何かと大変なのです。昨今は、理系の専攻などは大学院まで勉強させるのが半ば常識化しています。

 要は、子どもを産んだら、一人前に育てるには大金がかかるのです。


◆ それと、私は、国民の多くが日本経済の将来性を悲観して、あえて子どもを産みたくないのだろうと考えています。

 経済が廃れれば、生活が苦しくなることは自明の理。となれば、子どもは増えない。

 子どもを産んだら、それをきちんと育てあげるのは基本的には親の責任だと考えるのは日本人の基本的考え方。日本人だけではなく、東洋人は基本的にそんなスタンスです。

 なので、日本以上にそんな儒教的な考え方が強い韓国などは、日本以上に子どもが増えない現象が顕著に見られています。[ #儒教的な考え方 ]

 ちなみに、韓国の“特殊出生率”は0.78(日本は、1.26)になっているという。[ #特殊出生率 ]


 そんなことも含めて考えると、長く続けた安倍ー麻生コンビのトンチンカンなアベノミクスを続けてしまったことが、人口問題にまで悪影響を及ぼしていたのだと思います。(→ 注1)

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●(注1)  安倍ー麻生コンビのアベノミクスがトンチンカンな経済政策だったというこについては、2021.11.21の『盛りあがらない立憲民主党代表選』をご覧ください。[→ https://is.gd/2fDiMu ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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