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題... アメリカの大人の判断が大切
◆ 私も同感です。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 独裁者は最後はメンツに執着する──今から「ロシア敗戦後」を想定する意義 ⇒ https://bit.ly/3PEJofe ■
<ウクライナが望む「正義」もロシアの「勝利」もなく、誰にとっても残念な結果に終わる。しかし、それがその他のシナリオよりはマシである理由とは?>
ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻に正義などないことは、火を見るよりも明らかだ。しかし戦争終結に向けた和平交渉で重要になるのは、正義の行方だけでない。終戦後も和平が続くのか、またプーチンが国益と野心のバランスをどう取れるかが鍵となる。
アメリカとNATO諸国は、ロシアの敗北を画策するに当たって終戦後を想定することを忘れてはならない。ウクライナの抗戦を支援する際にも、ロシアをヨーロッパのより大きな安全保障の枠組みに取り込み、ロシアの懸念を考慮しつつ枠組みを再構築する必要がある。
ウクライナのゼレンスキー大統領がしたも同然の妥協、つまりNATOへの加盟を諦めること以外に、ドネツクやルハンスク(ルガンスク)といったロシア系住民が多い地域での和平も必要だ。プーチンがクリミア併合を撤回することはほぼないだろうが、モスクワから黒海に伸びる領土全てを傘下に収める夢を見送ることには合意するかもしれない。
プーチンに対し、適切な戦略的条件と引き換えにこれらの点について妥協させる責任は、第一にアメリカにある。結局のところ、プーチンにとっていま戦っている相手はウクライナだけではなく、アメリカとNATOなのだ。バイデン米大統領がプーチンを追い詰めることの危険性を認識しているのであれば、プーチンのメンツを立てることが可能な出口戦略を提示すべきだ。
そうした申し出は、ウクライナが望むような正義はもたらさない。一方で、ロシアへの勝利ももたらさない。双方にとって不満足な結果で、誰にとっても残念だが、これ以外のシナリオよりはマシだ。
◆ 昔から、この種の争いは“喧嘩両成敗”ということになっています。[ #喧嘩両成敗 ]
プーチン大統領にだけ責任を押し付けてもダメ。もちろん、ゼレンスキー大統領に押し付けてもだめ。
冷静に状況を見極め、双方が納得できる内容で解決をめざすしかない。ただし、当事者たちは頭に血が上ってしまっているので、冷静に判断できる状態ではない。
それを冷静に判断してやれるのは、今の世界情勢では、アメリカくらいしかない。
アメリカは、世界唯一の超軍事大国。核兵器を抜きにした通常戦力でも世界で群を抜いている。何しろ、軍事費では、ロシアの10倍以上の国。他国とは軍事のレベルが違う。
アメリカ兵を送り込むことには差し障りがあっても、武器の提供くらいならいくらでも支援できる。
◆ アメリカが双方に妥協案を提案してやれば、普通はうまくいく。
ところが、そんなアメリカが、一方的にウクライナに肩入れしたのでは具合が悪い。
今の状況は、ウクライナがアメリカの代わりにロシアをやっつけている構図に見える。ウクライナは、アメリカ(イギリスも含め)が提供した武器でロシアと戦っている。
アメリカにとっては、これほど都合が良いことはない。人命の損害はロシアとウクライナだけで、アメリカには何の損害も出ない。まさに“花見コウ”状態。[ #花見コウ ]
私は、アメリカも“覇権主義”の国だと思っています。ただし、アメリカは“専制主義”の国ではないので、それはそれでがまんもできます。[ #覇権主義 ][ #専制主義 ]
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●(注1) アメリカにとっては“花見コウ”ということについては、2022.05.15の『すべてはアメリカの達観力次第だと思います』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3sXhcut ]
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