題... どうやら、人々には“共感欲”というのがありそう
◆ 私も、似たようなことを感じています。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 五輪や万博、盛り上がるフリ 内田樹「共感が暴走」危惧 ⇒ http://bit.ly/2F9JZ6V ■ 昨年、LGBTをめぐる寄稿などで批判を受け、月刊誌「新潮45」が休刊になった。思想家の内田樹さんは自身のブログで、問題の背景に「読者との過剰なまでの共感と結託感」があったと指摘した。他人の幸福を喜んだり、不幸に同情したりする共感は、人間の美徳ではないのか。現在の社会は「共感が暴走している」と危惧する内田さんに聞いた。 ●共感と同意だけが返ってくる環境 ●共感度の高さは大きな快楽 ……有料コラムなので、以下、無料では閲覧できませんでした
◆ ネットを見ていると、それが良くわかります。
ネットでは、多くの人が“イイネ!”をめざして投稿しています。その神経と同じ。
フェイスブックなどのSNSでも、“イイネ!”ねらいの浅はかとも思える投稿が多いし、“イイネ!”を頼むとあからさまに要求してくる人も少なくありません。
“イイネ!”がたくさん集まると、妙に気分が良いのですよね。[#イイネ]
私の場合、天の邪鬼な性格なので、あまり“イイネ!”がたくさん集まると、逆に、“自分の投稿がウケ期待の浅はかなものになってしまったか”と心配になってきます。
でも、“イイネ!”がくると確かに気分はいい。これは、“共感の欲求”と言ってもいいかもしれません。多くの人々は、共感されたがっているのです。
“炎上”もまた、形を変えた“イイネ!”のひとつのパターンだとも感じます。[#炎上]
◆ 昔、アメリカの心理学者のマズロー氏は”欲求5段階説”を唱えていました。
人々は、下位の欲求とされている“生理的欲求”や“安全の欲求”が満たされてくると、次第に、“社会的欲求”や“承認の欲求”をめざすものと言われています。[#欲求5段階説]
“共感の欲求”は、マズローの欲求5段階説で言えば、“社会的欲求”や“承認の欲求”のひとつの現象のような気もします。要するに、日本が平和で安全であるという証。[#共感欲]
私は、何となくそんなことを感じていたので、自分のホームページにも“共感工房”という題をつけていました。共感力は、すごい力を発揮できると思います。
◆ “イイネ!”を発明した人は天才かも知れません。
ついでに、気になっていたことをひとつ。
“イイネ!”は特許なのですかね? 特許なら、このシステムを発明した人は大儲け間違いないと思います。人々の欲求を実に上手についたシステムだと思います。
ちなみに、私は、そのまた上位の欲求に“達観の欲求”とでも言える欲求があるような気がしています。(→ 注1)
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●(注1) “達観”ということについては、2014.1.17のブログ『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2czNfe1 ]