天眼流’時事放談 @日本には上り坂と下り坂はどっちが多いか
◆ これは、私が小学生の頃にものしりの大人の人が私に出した“なぞなぞ”。
数人で暇つぶしに“なぞなぞ遊び”をしていた時に、聞いたこともないなぞなぞを出されて、私はうろたえてしまいました。[#なぞなぞ]
私は瞬間的にいろんなことが頭の中をかけめぐりました。日本は山国だから上り坂か? もしかしてオランダなら下り坂か?
南から北に向かっていくのか? それとも、北から南に行くのか? まてよ、どの道を行くのか? どのくらいの角度から坂というのだろう? など。[#坂の数]
そんなことを次々に口にしながらヒントをくれと言ったものでしたが、その大人の人はヒントはくれませんでした。
◆ 正解は“同じ”。納得。冷静に考えると、上り坂は反対から行けば下り坂。
私は頭が混乱してしまい、“難しくてわからない”と言うと、その大人の人は正解を教えてくれました。要は、“ひっかけ問題”的ななぞなぞだったのです。[#ひっかけ問題]
私は、その論理にあっけにとられてしまったのと同時に、“してやられた”と思ったものでした。誰が考えたなぞなぞか知りませんが、すいぶんとずる賢いことを考えるものだと感心もしました。
昨日、親父殿とお袋殿がねむる故郷の墓の“墓まつり”の帰りに、小学生の頃のそんなことまで、ふと、思い出しました。よほどの衝撃だったのだと思います。
お遊びなら、それも楽しくていい。でも、真剣になってそんな論理を展開する人は大嫌い。だから、その種の論理を駆使する安倍首相が大嫌い。詭弁なのです。[#詭弁]
◆ 安倍首相の話には、“それとこれとは話が違うだろう”と感じることが多い。
しかも、今回の財務省の大々的な“公文書改ざん騒動”は、直接的にしろ間接的にしろ、何らかの形で自分が影響を与えてしまったのは確実なこと。国民はそう思っている。
行政が起こした大失態は、刑事的にはともかく、トップに立つ首相の責任。責任者たる首相に“自分は関係なかった”と知らんフリをされては、国民は憤懣やるかたない。
そんな人は何をしても信用できない。もう少しは責任感を持って潔く振舞ってもらいたい。自分のことば通り、首相と国会議員をやめるべき時だと思います。[#潔さ]
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