題... 緊急事態宣言を全面解除するらしい
◆ 賢明な判断だと思います。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 新型コロナ緊急事態、25日全面解除 首都圏4都県と北海道―状況改善と判断・政府 ⇒ https://bit.ly/2zuxAtE ■ 政府は24日、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏1都3県と北海道で継続している新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言について、期限の月末を待たず、25日に全面解除する方針を固めた。同日の政府対策本部で決定。安倍晋三首相が記者会見で感染拡大防止と社会経済活動の両立を国民に呼び掛ける見通しだ。
◆ いつまでも“緊急事態宣言”を続けていても、単に、国民が疲弊するだけ。
緊急事態宣言の類の政策は、あくまでも、緊急事態への対応という意味です。通常のやり方では対応できないので、緊急の措置としてやる。
なので、一定の時期が来たら、それはやめるべき。いつまでもそれを続けていたら、それは緊急事態ではなく、それが平常になってしまう。
それではダメ。社会全体が疲弊してしまうし、社会システムが壊れます。
要するに、緊急事態宣言で時間稼ぎをして、その間に新しい秩序を確立することが大切なのです。
◆ 新しい秩序は、新型コロナウイルスに対応するための秩序。
新型コロナウイルスは感染力が強いウイルスということはわかりました。ならば、まずは、みんなが、感染しないようにするための生活習慣を確立すること。
人混みではマスクをするとか手洗いや“ソーシャルディスタンス”の徹底といった基本的態度は、国民に浸透させることができました。この点では、わが国は成功しました。
次に、感染したら、素早く感染を確認するシステム(たとえば、ウイルス検査などで)を確立すること。そして、治療のシステムや予防のシステムを準備しておくこと。
この点は、わが国は道のりの途中。まぁ、ワクチンや特効薬的治療薬の開発は時間がかかるとは思いますが、検査や隔離のシステムは、わが国も、一応は整ってきました。
検査システムや隔離システムが何とか構築できたのなら、そろそろ、“打って出る”ことも大切と思います。[ #打って出る ]
◆ 新型コロナウイルスとの戦いは、戦争にたとえられることが多い。
戦争については、わが国は、ある意味慣れていて、ひどい目に遭った経験もある。かつて、とてつもない多くの人を戦争で死なせてしまいました。[ #病気との戦争 ]
それなりに、学習もしてきました。日本の戦争のやり方は、“奇襲攻撃”。物量に限界がある小国の日本は、それしか勝ち目はありません。
敵の物量作戦に対しては、防空壕などに避難して爆撃が終わるのを待つことで対応しました。“空襲警報”が発令されたら、みんな一目散に防空壕に入りました。[ #防空壕 ]
でも、防空壕に潜んで耐えているだけでは、アメリカのB-29爆撃機などの無尽蔵の物量作戦に対しては勝ち目はありません。
緊急事態宣言的な政策は、防空壕に籠る考え方の政策です。いつまでも続けていても、絶対に勝つことはできません。防空壕から出たら周りが“焼け野が原”では、お先真っ暗。[ #焼け野が原 ]
まぁ、ベトナムがやったようなしつこい“ゲリラ戦”なら、それなりに勝ち目もあるかもしれませんが、それでも、機を見て“テト攻勢”のように打って出ることが大切です。
勝つためには、ある程度の被害はしかたがない。被害がない戦争などありえない … なので、戦争はしないのが最善ですが、病気との戦争はむこうから勝手にやってきます。
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