共感工房 “核兵器は実は張り子の虎なのです”

◆ ベラルーシのルカシェンコ大統領は、急に、“時の人”になった印象。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ベラルーシ、ロシア核使用に拒否権保有=ルカシェンコ大統領 ⇒ https://is.gd/5uEihu ■

 ロシアのプーチン大統領は3月、ベラルーシに戦術核兵器を配備すと発表。ルカシェンコ大統領は6月、ロシアから戦術核兵器の搬入が始まったと明らかにした。

 ルカシェンコ氏は記者団に対し、ロシアの戦術核兵器の使用にはプーチン氏が最終的な決定権を持っているものの、ベラルーシはいかなる使用にも拒否権を持つと表明。

 「管理はベラルーシとロシアが共同で完璧に行っている。ロシアが使用を決めた場合、最も近い同盟国であるべラルーシに相談すると確信している」とし、「私自身のほか、ベラルーシ国民、ベラルーシ政府が望まなければ、(核兵器の使用は)起こらない」と述べた。

 その上で、米国や欧州の大国を核兵器で攻撃したいとは誰も思っていないとし、核兵器は防衛のためにのみ存在しているとの考えを表明。ただ、ベラルーシに対するいかなる攻撃にも直ちに対応すると警告した。


◆ 小国の指導者が、そんなことをやりたくなる気持ちは理解できます。

 四の五の屁理屈をならべても、やはり、“核兵器”は小国にとって魅力的なものらしい。[ #核兵器 ]

 まぁ、世界を展望すると、ロシアやアメリカや中国などの“核兵器大国”だけでなく、今では、北朝鮮などの小国も核兵器を持つようになっている現実があります

 それに、核兵器を自分で製造していなくても、たとえばイスラエルなどは、核兵器を所有しているという認識は世界の常識になっています。

 小国としては、“ならば、自分も核兵器を持っておこう”と考えるのも自然な成り行き。要するに、“核兵器さえあれば、他国からなめられることもなくなる”と考える。[ #なめられる ]


◆ 余談ですが、ルカシェンコ氏も強調するように、“核兵器は防衛のためにある”という指摘も、今では世界の現実的な認識と思います。

 私は、そんな発想を一歩進めて考えています。“もし核兵器を攻撃に使ったりすれば、世界中から一斉にとっちめられる”のは確実だと思います。

 なので、私の認識は、それを一歩進めて“核兵器は現実的には使えない兵器”。世界中を敵に回してやりあうほどの国民的なレベルで度胸のある国は、現実にはありません。[ #現実には使えない兵器 ]

 だからこそ、“ならず者国家でさえ、自分の支持者を増やそうと右往左往している”のだと思います。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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