天眼流’ @首相がアホだと官僚はやってられんのですね
◆ 私も、働いた分の賃金はちゃんと出すことが大切と思います。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 元SEALDsの諏訪原健「裁量労働制反対のデモに参加してわかったこと」 ⇒ http://bit.ly/2BPfLEF ■ 小池書記局長は、「働いた分だけ金を出す、当たり前のことをやる、そういう政治を、みなさん一緒につくろうじゃないですか。」と聴衆に訴えかけた。 不適切なデータ使用については、「単なるミスじゃないと私は思うんです。…厚生労働省がミスをやったっていうだけじゃないんですよ。意識的に、まさに確信犯として、裁量労働制を拡大するためのでっち上げをやったというのが、今回の経過じゃないですか。」と、その問題性を指摘した。
◆ どうしてこんなバカげたことが起きてしまったのですかね?
私は、以前、“ベンチがあほやから野球でけへん!”という名言を残して野球をやめた元阪神のエース江本孟紀氏のことを思い出しました。[#ベンチがあほ]
官僚と江本氏の違いは、指導者がアホでも辞めてしまおうとは思わないところ。官僚はどんなアホ首相でも、彼を“忖度”する習性が身についているのですね、たぶん。
そんな発想は、実は、間違い。首相に逆らって正しいことをしても、身分が保証されている官僚は、いわば左遷されるようなことはあってもクビにはなりません。
官僚は、あくまでも、自分の経験で正しいと信じることを行うしかないのです。首相が代われば、また抜擢されることもあります。
◆ 働き方云々で最も大切なことは、“働いた分だけ金を出してやる”ことです。
わが国は他の先進国と比較しても、時間外賃金の割増率が異常に低い。アメリカや韓国などの半分しかないのです。(→ 注1)
これは、国を挙げて国民に“タダ働き(→ 完全にタダという意味ではなく、不当に安い賃金という意味)”させようとしているとしか考えられません。[#不当に安い賃金]
私は、長年の経営コンサルタントで身につけた直感から、この類の労働組合的な演出は好きではないのですが、今回は彼らの主張に一理ありそうです。
◆ “正規社員”と“非正規社員”の格差も、そんな視点から考えることが大切。
私は、有期雇用の非正規社員の時間当たりの賃金を無期雇用の正規社員よりも高く設定すべきだと思います。そうすれば、すべてがうまくいく。
非正規雇用の位置づけが、労使ともにさらに便利なものになるはずです。
使用者としては事業展開の都合で比較的自由に雇い止めができるし、労働者側も低賃金にあえぐようなこともなくなって、それなりに満足できます。
労使関係の在り方は、そういうものだとの“達観”が必要だと思います。[#達観]
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●(注1) 時間外賃金の割増率については、2018.2.24のブログ 『不自然な長時間労働を防止したいなら発想が間違っている』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2HNyLnt ]