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題... “持てる国”と“持たざる国”
◆ 私もそんな感じがします。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 対ロ制裁で「欧州経済は息も絶え絶え」 ハンガリー首相 ⇒ https://bit.ly/3aF1Epj ■
ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相は15日、ウクライナ侵攻をめぐる対ロシア制裁で欧州連合(EU)は「自らの肺を撃ち抜き、欧州経済は息も絶え絶えだ」と述べた。
2010年に首相に就任し、EUともたびたび衝突しているナショナリストのオルバン氏は、ロシア産石油に対するEUの禁輸措置に異議を唱えてきた。
「当初われわれは自分の足を撃っただけかと思っていたが、欧州経済は自らの肺を撃ち抜き、息も絶え絶えだ」と皮肉り、「制裁に入れ込んでいる国もあるが、EU指導部は制裁が間違いであり、目的を果たしていないどころか、むしろ逆効果だったと認めなければならない」と主張。
◆ ハンガリーのオルパン首相は正直な人の気がします。
ロシアへの経済制裁は必要なことだったのかもしれませんが、ロシアに経済制裁をすれば、ロシアも同時に経済制裁をしてくる。それは“お互い様”なのです。[ #お互い様 ]
アメリカは、当初は徹底的な経済制裁で相手国に対応するのが、基本的な戦略です。それがうまくいったのが対日本の太平洋戦争だったと思います。
日本には石油がない。石油を止めれば、日本の誇るゼロ戦などの戦闘機も飛べない。何か月分かの備蓄はあっても、長期間は戦争もやっておれない。
日本が負けるのは単に時間の問題だったと思います。アメリカもそう考えていたはずだから、原子爆弾などの非人間的な兵器は使う必然性はなかったと思います。
でも、アメリカも自国兵士の犠牲者が増えるのは嫌だから、ともかく早く戦争を終わらせたかったのでしょうね。
◆ ロシアは、石油やガスや食糧をほぼ自分で賄える国です。
それどころか、周辺国などにそれらを輸出することで外貨を獲得している。周辺国もそれで助かっている。ロシアも、最近では、グローバル経済構造を理解している。
石油や食糧資源は、まぎれもなく“戦略物資”なのです。ドイツなども、ロシアからの石油やガスなどを止められれば、国民の生活が困窮する事情はハンガリーと同じ。
ロシアからの石油やガスなどのエネルギー供給が止まっても困らないのは、自国でそれらを生産できるアメリカやイギリスくらいなものでしょう。
だから、アメリカとイギリスは極端な印象の経済制裁も平気だし、ウクライナに対してロシアを怒らせるくらいの兵器支援もやってしまうのだと思います。
昔から、“持てる国”というのは強引でした。“持たざる国”は、持てる国の言っていることを鵜呑みにしてはいけません。日本は“持たざる国”なのです。[ #持たざる国 ]