題... 美人投票の理屈とは
◆ 昔、“ケインズ氏”は“株式投資は美人投票”と指摘しました。
私が大好きな“名言”のひとつです。要するに、美人には絶対的な基準はなく、みんなに美人と思われることこそが大切ということなのだと思います。[ #美人投票 ]
どんな人を美人と思うかは、人それぞれ。私の場合、“吉永小百合さん”が永遠の美女。最近では、“広瀬すず”ちゃんもいいのですが、美人というのとはまだ少し違う。
今は単にかわいいレベル。これからいろいろ学んだり経験したりして自分なりの“味”のようなものを身に着けていけば、美人になれそうな気がします。
私は、何かそれなりの味がなければ、美人とは言えないと思っています。
◆ ケインズは経済学者として有名ですが、実は、経済学よりも株式投資の方が好きだったらしい。
いい会社に投資すれば儲かるかと言えば、そうではない。みんなが儲かると思う会社に投資すれば儲かる可能性が高い。一面の真理をついていると思います。[ #一面の真理 ]
なので、私は、最近では株式投資はやめました。デリバティブが主流になってきた昨今の株式市場では、個別の会社に投資して儲けるのは至難の業。[ #デリバティブ ]
まぁ、短期スタンスの人なら儲けることもできるかもしれませんが、長期スタンスの人では儲けることはまず無理というものです。
コンピュータがAI的に短期的売買を繰り返す世界に、昔気質の“株式投資の醍醐味はあくまでも長期スタンスで”の個人投資家が繰り出しても儲かるわけがない。
私の株仲間の友人知人でも、儲かっている人はほとんどいません。
◆ そういう面で言えば、最近のノーベル賞の風潮にも少し違和感を感じます。
ノーベル賞をとやかく言っても仕方がない。でも、私は、“文学賞”や“平和賞”や“経済学賞”には、ノーベル賞本来の“科学技術振興”の精神が感じられません。
それらは、客観的な評価と言うより、“美人投票”的な評価しかできない分野。人それぞれの感性に大きく左右される分野です。[ #人それぞれの感性 ]
私は、小説はほとんど読んだことはありませんが、唯一、“西村寿行さん”の小説だけは全部読みました。西村寿行さんの作品は膨大な量なので、全部読むのは大変です。
でも、私から見れば、西村寿行さんの作品は人や動物の本質のようなものをついているような気がして、一冊読めばまた次のを読みたくなるのです。
しかし、西村寿行さんは、ノーベル賞というガラでもない。まぁ、やると言われればもらったかもしれませんが、何となくしっくりしないものを感じます。
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