共感工房 “事前の世論調査が不手際だったらしい”
◆ 私も、そんな印象をもっています。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 米大統領選、世論調査は正確だった? 「接戦」予測もトランプ氏早々勝利 ⇒ https://x.gd/rzZ5c ■
11月5日投開票の米大統領選で、米国の主要な世論調査は、トランプ前大統領とハリス副大統領の支持率が拮抗(きっこう)していたことから「接戦」を予測していた。だが、ふたを開けてみると、トランプ氏が早々と選挙人の過半数(270人)を獲得して勝利。世論調査はどの程度、正確だったのだろうか。
◇焦点は激戦7州
大統領選は、全米50州と首都ワシントンに割り当てられた計538人の「大統領選挙人」の獲得数を競う仕組み。一部を除き、一票でも多く得た候補がその州の選挙人をすべて獲得する「勝者総取り」を採用している。
◇1~2ポイント差
事前の世論調査によると、トランプ氏は西部アリゾナ、南部ジョージア、南部ノースカロライナの3州でリードするケースが多く、ハリス氏は中西部のミシガン、ウィスコンシンの2州で良い数字が出ていた。
◇誤差の範囲内
獲得選挙人は、トランプ氏が312でハリス氏が226。数字上は大差に見えるが、注目されていた一部の激戦州では「紙一重」の勝負だった。
◇では、なぜ事前の支持率動向からトランプ氏の「勢い」を読めなかったのか。
まず、過去の例からも主要メディアを敵視する同氏の支持者は世論調査に応じない点が指摘されている。また、若い世代などは知らない番号からの電話に出ない傾向にあるため、一般的に電話で行われる調査では、バランスの取れた多様な声を集めるのが困難だったようだ。
◆ 要するに、世論調査のサンプリングのやり方が適切ではなかったのです。
世論調査などの社会調査では、サンプリングのやり方でどうにでも結果を操作できる。[ #サンプリング ]
だから、世論調査などでは、“無作為サンプリング”が基本。でも、今回の大統領選挙の世論調査では、結果として、無作為サンプリングではなかったということ。[ #無作為 ]
アメリカでは、第二次世界大戦前から社会調査手法の研究も進んでいました。“潜在構造分析”その他の高度な統計学を使った多変量解析などにまで発展させてきました。
なので、私も、アメリカの調査機関などがそんなトンチンカンな予測をするとは信じ難いのです。でも、結果はそうなった。
ともかく、世論調査というものは、もう少し信頼性と妥当性が高くないと意味がない。気の利いた人々は、調査の結果に基づいてさまざまな戦略を練るものなのです。[ #信頼性 #妥当性 ]
私は、社会調査にも、AI的な手法がとれないものかと考えています。AIなら、大きく的を外すようなことはない。
そもそも、調査はピッタリ当たれば一番いいが、最低限“当たらずとも遠からず”でないとダメ。 “当たるも八卦当たらぬも八卦”では、それは調査ではなく占いなのです。